こんにちは。
はなアンニャー(@hanadeso3)です。
本日は、2019年の海開きの日について書きたいと思います。
そして、気が早いですが2020年の浜下りはいつかな?も調べてみました。
今年は、日曜日だから海に行く人、いつもより多かった気がしますねー。
だでど、平日なら浜下りでも仕事が休みにはならない病院などの職場では休みの取り合いが行われますので。
我が家にも親戚にも、今年は赤ちゃんがいないので、ひたすら海で遊んだ浜下りになりました。
いや、しかし、島中で盛大な大宴会が行われたんですよ!
目次
与論島の浜下りと沖縄の浜下りの違い
与論島の浜下りは、
新生児の健やかな成長を願う儀式として、赤ちゃんの足を海水にひたします。これを『パマクマシュン(浜踏まし)』というそうな。
男の子には、ぞうりをはかせ、女の子にはザルを持たせて行います。
このぞうりとザル、これが作れるひとがあまりいなくて、オーシャンマーケットでもすぐに売り切れに・・・
2020年は、入荷も未定なのです。
そして、老若男女みんな海岸に出て、潮干狩りをしたり、浜辺で弁当を広げて宴会を開いたりと思い思いに楽しむ。
今年はちょうど日曜日でしたが、ほとんどのお店が昼からお休み。
平日でも、ほとんどのお店が臨時休業です。学校も昼から休みになるのがすごい・・・
それだけ、島民にとって大事な日。
だけど、お隣の沖縄にも浜下りというものはあって、読み方がハマウリとなったりしています。
そして、沖縄の浜下りが与論島の浜下りと違うところは、
沖縄の浜下りは、赤ちゃんではなく、女のひとのための行事であるということ。
沖縄の浜下りでは、その日は女性がメインで休んだり遊んだりする、女性のためのもの。
赤ちゃんではなく、女性が手足を海水にひたして身を清め、健康や幸せを祈願するのです。
特に、その年に生まれた女の赤ちゃんは、この浜下りで健康に育つように願いをこめます。
まぁ、こめる願いは少しずつ違ってはいますが、
どちらも、男女、年齢関係なく、海に出かけて、潮干狩りをしたり、リーフに渡って釣りをしたり、それぞれが楽しみながら、食糧を調達し、それを料理でして、みんなでどんちゃんしながら、お酒を飲むのが最近の浜下りです。
同じ沖縄でも、石垣島は海開きが早かったりするので、不思議ですね。
与論島の浜下りの風景
今年は、そんなに潮がひいてなかったらしいですが、それでもけっこう沖のほうまで歩いていけたと思います。
午前中はとてもいいお天気だったのが、昼からあいにくの天気となり残念でした。
それでも、みなさん、海に出て一生懸命がんばっていました。
今回、わたしは娘とトゥマイビーチと寺崎海岸に遊びに行ってみたのですが、たくさんひとが集まっていました。
こっそりと、宴会のために集められた食糧を写真撮影させてもらったのがこちら!
潮がひくので、日頃とれない貝も、ほれこんなにたくさん。これはティダラ(マガキガイ)という貝で、塩茹でしただけでもおいしいですが、味噌いため、バターいため、ニラいため、味噌汁の具などいろいろな調理法が楽しめます。
子どもたちが大好きな貝です。
クーラーボックスの中は魚でいっぱいでした。おかあさんたちがその場でうろこを取ったり、内臓をとったりして、お父さんたちがそれを豪快に焼いていました。
正直、魚の名前はわかりません。
南国っぽい魚もたくさんいました。
我が家も、浜下り前後の日は、魚や貝などもらいものがたくさんで、食卓が潤いました。
沖のほうから、島の写真を撮るなんて、なかなかできません。
もちろん、海開きでもあるので泳いでいるひと(特に子供たち)もたくさんいましたよ。
ちなみに、茶花海岸では、午前中に海開き神事が行われ、、町長さんや与論町のえらいひとたちが集まって、1年の海の安全祈願をしました。
うちの娘もはりきって、スクール水着で行きました。海は天気も悪かったし、まだまだ冷たかったですが、入れなくもない温度です。
わたしも太ももあたりまでは海に入ってみましたが、これならゴールデンウィークあたりは普通に泳げそうだな・・・というのが第一印象。
やっぱり、昔より、泳げる時期が早まっていると感じる今日この頃です。
昔は、ゴー津デンウィークなんて、とても泳げませんでした。
この日は、娘は肩までつかってばちゃばちゃしてました。
浜に近い、取り残された水溜りみたいなところは、とてもぬくもってまるで温泉のよう。
夕方になると、また晴れてきたので、宴会は盛大に行われたことでしょう。
2020年オリンピックイヤーの浜下りはいつ?
さて、気が早すぎますが、2020年来年の浜下りはいつでしょう??
この日を目標に与論島に遊びに来るのもいいかもしれませんね。与論島の暮らしを垣間見ることができます。
仲良くなって、海遊びや宴会の仲間入りをしてみると楽しくてまた、与論島に帰ってきたくなること間違いなし!!
逆に、何も知らずに与論島に来た方は、日曜日にほとんどのお店が閉まっている与論島ってどうなん!?と思われたかもしれません・・・・
来年の旧暦の3月3日ですが。
3月26日の木曜日
になります。
オリンピックがあるので、うるう年ですね。
2020年、与論島じゅうのお店が閉まり、島人が海に集まり宴会をする、不思議な日は3月26日です。
3月のうちに海開きなんですね。早い!!!
浜下りの日の我が家の食卓
さて、我が家の浜下りの収穫は・・・・
わたしと娘はただ泳ぎに行っただけ。
とーちゃんは、家で休憩。
唯一、息子だけが友達のおじーちゃんの船に乗せてもらって釣りに出かけました。
帰ってきて大興奮で教えてくれました。
あまりにも楽しそうなので、来年はぜひわたしと娘も獲物をとりに行くことを決めました。
こちらが、息子が持って帰ってきたものです。
味噌汁の具にします。
シャコ貝は生きていると、超危険な生き物です。
貝にはさまれると、指がちぎれちゃいます。
なので、細心の注意を払って、処理しましょう。
旅行に来て、浜下りに参加する場合は、誰か島のひとにやってもらうほうがよいです。採る時も注意しないといけないけど・・・
わたしは、そのまま食べるのが好きですねぇ!!!!素材の味!!
なんと、食べた後の殻、再利用できます。海岸通りでは、パフェのお皿に、家では灰皿なんかにも使われるおしゃれ貝です。
なんと、ネットで販売も!!
シャコ貝に植物を植えてもかわいいですし、使い道多いです。もう少し、大きければよかったな・・・
あとは、アオサや小さい魚なんかもありました。全部、味噌汁にしちゃいました。
そして、前日もらったシビマグロをガーリックバターソテーにしました。
これ、子供たちに大人気メニュー。
この日は、珍しく食卓にまったく肉がない、シーフード三昧の夕食となったのでした。
と、こんな風に与論島の浜下りの1日は終わりました。
特に、条例とかで決まってるわけでもないのに、旧暦の3月3日の浜下りだからって、お店が全部休みになって、ほとんどの島人が海に繰り出し、魚介類をとって、その場で宴会を始めるイベントがある与論島。すごい団結力。