こんにちは。
はなアンニャー(@hanadeso3)です。
みなさん、ハーブには興味ありますか?
わたしはけっこう前から興味ありました。
わたしはこれでも薬剤師のはしくれなんですが、薬に頼らない暮らしを目指しています。
そのときに、お役に立ちそうなのがハーブ。
世の中には、メディカルハーブと呼ばれる分野もあるのです。
薬ではなく、植物の力で病気をコントロールする植物療法のことです。
あわよくば、病気を予防できれば、こんな素敵なことはないとも思ってます。
で、何年か前からハーブの本を買ってはみたもの・・・・・
買って満足、読んでもよく意味がわからない。
ほんとにわからんのです。
実際に見てみないと、実感がわかないのです。
と思っていたら、与論島でもハーブ体験ができる!!との情報をキャッチ。
さっそく、ハーブ好きな仲間を集めて行ってきました。
目次
ハバシャイヨロンで精油づくり体験inヨロン島
与論島のハーブ体験は、くじらカフェのすぐ近く、マンマ浜の隣にある与論電子さんの工場で体験できます。
ちょっとわかりにくいですが、『ハーブ体験』と書かれた看板があるので、注意して見てみてください。
要予約で、
連絡先は、メールか電話 050-6870-3205 玄さんまで。
当日予約でもOKの場合が多いようです。
Aコースを希望の場合は、畑から植物を収穫するところから始まりますので、よごれてもいい恰好で来てください。
サンダルよりもスニーカー、できれば長靴のほうがいいです。
ひっつきもんつきがめっちゃつきます。
あとは、特に用意するものはありません。
その場所に行くだけで、ハーブ体験ができるのです。
実際に与論島に生えた植物を使って、ハーブ体験工程
さて、実際にハーブ体験してみました。
今回は、Aコースを仲間4人で体験。
やってみた感想としては、4人くらいでやるのがちょうどいいと思いました。
少ない人数だと、待ち時間が大変だし、多すぎるともらえる精油等の量が極端に少なくなりますが、4人だとちょうどよかったです。
料金も、1組8000円なので、4人で行けば2000円です。
①収穫
Aコースだと、植物の収穫から始まります。
植物はローズゼラニウム、ヨモギ、月桃、レモングラス、バジル、パルマローザのなかから選べますが。今回は、精油が多く採れるパルマローザをチョイス。
それぞれ工場とは少し離れた場所にある畑に行って、収穫します。
1回の体験で必要な植物は4kg。
日頃、土や草に触れることがないひとには、けっこう興奮する嬉しい体験のようです。
ハサミや鎌、ビーバーで刈ったりします。
けっこう、車いっぱいに植物を積み込みます。この時点で、かなりいい香りでした。
収穫は春先がおすすめだそうで、そのほうが採油率もあがります。
味の濃い、香りの強いものができるのだそうですよ。
ちなみに、土がやせている土地のほうがいいハーブが育つそうです。
②粉砕
収穫した植物を3センチくらいずつに裁断していきます。
固い部分は、粉砕機に入れて粉砕します。
粉砕すると、さらにいい匂いがしてきました。
今回は、5キロ分のパルマローザを使って、精油を作ることになりました。
これを蒸留するための鍋にうつします。
③蒸留
精油の製造法には、蒸留法と圧搾法、溶剤抽出法がありますが、今回は蒸留法で行います。
一番メジャーなやりかたです。
ハーブを入れた鍋が沸騰すると、ハーブの精油成分を含んだ水蒸気が連結管を通って、鍋の上にある冷却装置に入ります。
そこで、水蒸気が液体になり、左側にある分液ロートに落ちます。
この過程が約1時間半かかるので、その間、お茶を飲んだり、工場の説明を聞いたり、すぐ隣にあるマンマ浜を見たり、ゆったり過ごします。
もともと、与論電子さんは、精密機械を作る専門なので、自分たちが日ごろ使っている便利なものをたくさん自分で作っていらっしゃいます。
それを見るのも、話を聞くのもおもしろいですよ。
④できあがり
出来上がると、分液ロートには上部分は精油、下部分はハーブウォーターに分離しています。
下のバルブを開け、ハーブウォーターを入れ物に取ります。
残りが精油となります。
そして、それをそれぞれの専用容器に詰めます。
植物が5キロあったので、けっこうな量が採れたように感じます。
パルマローザは、比較的、精油が採れやすい植物だからかもしれません。
ヨモギや月桃は、あまり量が採れないんだそう。
でも、与論島らしい植物なので興味ありますよね。
手前の茶色の小瓶が精油、奥のパックに入ったのがハーブウォーターです。
Aコースは、精油とハーブウォーター、そしてハーブを乾燥させたドライハーブまでもらって帰れますが、B・Cコースは、持って帰れるのは精油のみになります。
与論島の精油、ハーブウォーター、ドライハーブはどうやって使うの?
さて、もらったのはいいですが、実際、この精油などはどうやって使うのでしょう?
精油は、香りをかぐだけでも効果があると言われます。
肌につけても大丈夫ですが、最初に少しつけてみて、肌荒れしないかを確かめてから使います。
なかには、レモングラスなどの皮膚刺激のある精油もあります。
お子様のいる家庭では、子どもの手の届かない場所に保管します。
ハーブ(植物)の状態よりも、精油になった状態のほうが作用が強くなります。
ベテランになると精油を使って、マッサージオイルなどを作ったりもできます。
湿布にして使っているひともいるそうですよ。
ハーブウォーターのほうは、お風呂に入れたり、アロマディフューザーに入れたりして使います。
ここで作ったハーブウォーターは、空気中の酸素から取り出した水を使うようにしているそうで、与論島の水道水ではありません。
なので、ディフューザーがつまることもない!!!
これはうれしい。
与論島はどうしても、水道水を使うといろんなものが詰まってしまう問題がありますからねー。
精油と、ハーブウォーターのほかにドライハーブももらえるのですが、ドライハーブとは、収穫後のハーブをすぐに風に当てて乾燥させたものです。
乾燥室はにおいがめちゃくちゃ強かった。
ドライハーブは、お茶っ葉 を入れるパックに詰めて、入浴剤として使うとよいそうです。
これは、今度、風呂釜にお湯をためる時が楽しみです。
ドライハーブは、パルマローザのほかにヨモギとレモングラスもいただきました。
ヨモギは、ヨロンマラソンの後のマッサージなんかでも使われていますね。
ハーブは、紫外線に当たると成分の分解や変化を起こすため、遮光することが大事。
温度上昇も揮発性成分の減少を招きます。湿気もダメです。
密閉容器に入れて、冷暗所で保管してください。
精油は、ふたを開けなければ1年以上はもつそうです。
オーシャンマーケットのはなアンニャーの紹介で来ました!と言ってくれたら、いいことあるかも?
与論島にはえている植物の可能性は無限大
与論電子さんの隣にある畑には、いろいろなハーブが植えられていました。
これから、需要が増えていけば、これらのハーブをたくさん収穫できるようにしていきたいそうです。
今、いろいろな植物から精油を取り出す実験をされています。
香りが強めの植物から最初にやってみているとのことでした。
これから、シークワーサーや島みかんなどで試したりもしたいとのこと。
柑橘系の香りはぜひ欲しいところです!!
ここでは、白髪染めに使われるヘナやタマヌ油、スクワランオイルなども作られています。
普段、畑いじりはしないので、田舎に住んでますが、かなり新鮮で楽しい体験ができました。
アロマテラピーに興味のある友達は大興奮していました。
多分、これから通いつめる勢い・・・・
わたしは、オリジナルブレンドの精油を作りたいので、これから実験してみたいと思います。
興味があって、本で読んでみても、イマイチわからなかったのが体験することで現実味が出てくると、さらに楽しいですね!!
自分で植物も育てたいし、自分オリジナルの精油も作りたい。
植物には、無限の可能性があります。
これから大事な予防医療に欠かせないものです。
薬剤師だからこそ、病院をやめて無職だからこそできる何かがあると思います。
これから楽しみになってきましたねー。
今度は、
早速、このハーブを使ったマッサージを受けて来たいと思います。