薬剤師がおすすめする、風邪を病院に行かず薬も飲まずに治す方法

こんにちは。

12月になりまして、いきなり風邪をひきました、はなアンニャー(@hanadeso3)です。

こう寒暖の差が激しいとどうしても体調が悪くなってしまいます。

わたしの場合、主な症状は今のところ鼻水だけです。

世の中には、風邪をひいてしまったな・・・・と感じるとすぐに病院に行って薬を処方してもらいたがる人がいます。

定期的にもらっている薬をもらうときに、ついでに風邪薬も欲しいという人もけっこういます。

でも、ちょっと待って!!その薬、本当に必要ですか?

じつは、風邪っていう病気はそもそもないんです。さまざまな病原体が鼻やのどにくっついて生じる各症状をまとめて「風邪」と呼びます。

病名というより、症状ですね。

 

目次

風邪薬は、この世に存在しません。

 

みなさんが気軽に、病院でもらっている風邪薬は、風邪を治す薬ではありません。

それは、みなさんの風邪の症状を緩和するだけのものです。

本当の意味の風邪薬を発明したら、ノーベル医学賞がもらえるぞ!と大学のとき教わりました。

総合感冒薬と言われる、いろいろな種類の薬が配合された薬がよく処方されますが、これには風邪の諸症状に効くありとあらゆる種類の薬が一袋につまっているんです。でも、寄せ集めても風邪の症状を改善するだけ、風邪を治すわけではありません。

これ以外にも

咳を止める薬、痰を出しやすくする薬、のどの痛みを抑える薬、熱を下げる薬、鼻水を止める薬の各症状につき1種類ずつ出される場合もあります。

ただの風邪で薬をもらいに来ただけなのに、、こんなにたくさん飲まないといけないの!?

と言われる方、たくさんいます。

そして、結局飲まなかったりするんですよね~。1日3回薬を飲むのって、じつは若い人ほどめんどくさすぎる行為だと思います。

それが何種類もあるのは、とてもきつい。そして、意外とただの風邪薬がめっちゃ大きくて飲みずらかったり、1種類を1回に2個ずつ、3個ずつ飲まないといけないとか当たり前にあるんです。

そんなん、まじめに飲めますか?

他にも毎食後に飲まないといけない薬のある高齢者のみなさんは負担でしかないんじゃないでしょうか?

そして、風邪だから抗生剤をください。と言ってくる患者さんがいます。

風邪の原因はほとんどがウィルスによるものなので、抗生剤は効きません。

抗生剤が効くのは、もっと症状が重い場合、血液検査をして炎症反応という数値が高いときだけです。そのときは、細菌に感染している状態なので抗生剤は効果があることがあります。

細菌性を疑う症状

①のどの痛みが強く、のどに牛乳のかすのようなものがついている場合

②39度前後の発熱が3日以上続く

③舌に赤い斑点

④熱が39度~37度あたりを上がったり下がったりする場合

⑤耳の痛み、聴力低下

⑥風邪の症状の後に、咳が止まらなくなった場合

 

また、ただの風邪で病院に来ただけなのに、何時間も待たされてしまう場合もあります。

これも、体に負担がとても大きいですね。家で寝ていたほうが、よっぽどよかったんじゃないかと思うときよくありました。

病院というところは、いろいろな病気のひとが来る場所でもあります。風邪を引いて免疫力が下がっているところに、病院に行けばさらに体調が悪くなるということも無きにしも非ずです。

ちなみに、風邪の症状の多くは、自分の身体が自然治癒力で治そうとしているために起きているので、無理して止める必要はないかと思います。

発熱もそうですよね。

子供が発熱したときの対処法はこちら→与論島、子供が突然発熱したら、おかあさんはどうするの?

 

風邪のひきはじめに、自分でできる対処法

 

わたしは、家族が風邪症状が出てもすぐには病院には絶対行きません。

ズバリ、家で寝ていたほうが身体が楽だからです。

外に出るのもつらいです。特に冬なんか寒くてしょうがないです。でも病院に行くためにわざわざ着替えたりするのもしんどいと思うので、つらそうな症状を和らげる工夫をするようにしています。

そんなわけで、風邪のひき始めに病院に行かず、薬を使わない家庭でもできる対処法を書いてみました。

適切な栄養

脂肪分の多い食べ物は、免疫機能を低下させるので、風邪を悪化させます。

代わりに必要なのはたっぷりの水分と栄養のある食べ物。

温かいスープと、新鮮なフルーツ、ビタミン豊富な野菜が効果的です。

休養

もう、寝てしまうこと。これが一番大事です。

睡眠は、免疫機能に大きな影響を与えます。

8時間は寝ましょう。風邪を引いていて、熱があっても眠れるのなら大丈夫だとわたしはいつも判断しています。

ストレスを減らせ

ストレスもまた免疫力を弱くします。

熱が出たら、何も問題なく休める職場に勤めたいものです。

タバコやめろ

タバコは元々元気なひとでもやめるべきものですが、ウィルスと闘っているときはさらに良くないんだそうです。

喫煙も免疫機能を弱めます。喫煙によって体内にフリーラジカルというものが増えるので、抗酸化物質がウィルスを撃退する力を弱めてしまいます。

ビタミンCとれ

我が家も、少し風邪症状が出ると、ビタミンCを大量に摂るという、メガビタミン療法を行っています。一度に大量にとるのではなく、少しずつを何度もとるようにします。

ビタミンCをとることで、風邪症状の期間が短縮するといわれています。

また、抗ヒスタミン作用や抗炎症作用もあるので鼻水や頭痛にも効果があります。

ビタミンCはキウイやブロッコリー、トマトなどに多く含まれますが、料理はしている余裕はないと思うので、サプリメントを用意しておきましょう。

亜鉛をとれ

亜鉛も風邪症状の期間を短縮します。

亜鉛は風邪の原因となるウィルスを抑制するといわれます。

亜鉛などのミネラルは、牛肉や鶏肉、栄養価の高いシリアル、ヨーグルト、牛乳から摂取できます。

サプリメントもおすすめ。

ニンニクをとれ

誰もあなたの息を気にするひとはいないので、ニンニクを食べましょう。

ニンニクには、ウィルスやバクテリアを殺菌する力があります。

生のままが一番効果があるようですが、さすがに生はきついのでサプリメントですね!

トレーニングはさける

これはしんどかったら、やらないとは思いますが、ストイックな人は体調がちょっと悪いくらいだったらしてしまうのかもしれません。

休むことで回復を早めます。

 

まぁ、風邪をひいたら、とりあえず休んで規則正しい生活と栄養をとって、ひたすら寝る!!

これが、一番の風邪の治療法です。

 

風邪をひく前に予防しよう

 

風邪が流行ってくる時期ですので、風邪を引く前に予防しましょう。

手洗い・うがい

インフルエンザでも風邪でも一緒。

手洗い・うがいは基本です。

もう、これは予防するためとか関係なく、ライフワークとして習慣化するようにしましょう。

水分補給

体内の水分バランスを整えておきましょう。

こまめに水分をとることでのどをうるおし、ウィルスなどののどからの侵入をガードします。

栄養

バランスのとれた食事をこころがけましょう。

睡眠

早起き早寝!!

リラックス

ストレスのない暮らしをしたいものですな。

保温・保湿

湯冷めは禁物です。汗をかいたら身体が冷えるので、こまめに着替えましょう。

部屋の換気をしたり加湿するようにしましょう。マスクは、鼻やのどの加湿効果ありますよ。

 

もう、簡単に言えば規則正しい生活をしておけば、風邪はひかないわけです。

ですが、年末年始は飲み会がいっぱいです。体もしんどければ、心もけっこう疲れます。こんなときに風邪をひくんですよ!

できることなら、行きたくない飲み会にはどうにかして行かないようにしてみてはいかがでしょうか?

 

風邪をひいてしまったら・・・・

 

ひき始めは、家庭でも十分対処できますので、ゆっくりと休みましょう。

頼れるひとがいるなら、思いきり頼ってください。

意外と、頼られると嬉しいものですよ。

そして、本人はマスクをするなどの対応をし、他のひとにうつさない努力をすることが重要です。

だから、しっかり仕事は休んでください!!

休めない仕事って、本当はあったらいかんのです。

 

はなアンニャー
風邪引いたら、とにかく寝る!!!

 

ほんとにできる人は、風邪など引かないそうですよ。

一流のひとは、誰よりも健康に気を使っています。なぜなら、健康でないと仕事ができないことを誰よりも知っているからです。

 

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【人見知り与論島全力案内人】 22歳、初めて訪れた与論島に運命を感じて、26歳で山口県から与論島に移住→そのまま、結婚してかーちゃんになっちゃった!! ワイン大好きぴちぴちのアラフォー薬剤師。 与論島の旅行や移住、田舎暮らしについてブログで全力発信中。 ツイッター、インスタグラムもやっています。