こんにちは。
与論島在住、はなアンニャー(@hanadeso3)です。
今回、久しぶりに大きな台風が与論島を襲いました。
電線が切れたり、電柱が倒れたり、家の屋根が飛んでいったり・・・・6年前の台風のときと同じく、竜巻ができたようで、通り道のものを全部吹っ飛ばして行ったようです・・・
台風が去った後、数日は与論島のみなさんもその惨状にボーゼンとしていました。
わたしも、見るのが怖かった。直後は、怖くて写真を撮ることもできませんでした。
電気もつかない、電話も通じない。
だけど、すぐに島のみなさんは台風の後片付けを始めました。落ち込んでいると思いますが、落ちこんでばかりもいられません。
あまり、テレビなどで情報が伝わらず、与論島旅行を考えているひと、もうすでに旅行を予約しているひともいると思います。
与論島が好きで毎年、来てくださっているひとも、与論島がどうなっているのか気になっていると思います。
正直なことを書くと、与論島に住んでいても、与論島全体の様子、観光業などがどんなことになっているのかイマイチわからないのが現状です。
それでも、気になってくれている方々、与論島に来たいと思ってくれている方々がいるかもしれないので、今日は、台風のあとの与論島の様子をわたし目線ですが、ブログでお知らせしたいと思います。
目次
電気、電話、ネットは順調に回復中です
直後は、電気、電話、ネットがつながらず、連絡がとりづらい状況が続いていました。
私のうちは、固定電話がなく、スマホしかないのですが、電話が使えなくなり、山口の実家のとーちゃんかーちゃんと連絡が取れず、心配させてしまいました。
さらに、我が家は電気もなかなか復活せず、しばらく暗闇生活を送ることになりました。
でも、夜遅くまで九州電力のみなさんが作業をしてくださったおかげで、無事電気がついたときは家族みんな大喜びでしたね。
本当に、真っ暗になっても作業してくれてたんですぅー!!!感動しました。
電話も、つい最近、つながるようになりました。ネットも徐々に復活しています。
直後、ホテルなどと連絡が取れなかったかもしれませんが、今なら復活しているかもしれませんので、連絡してみてください。
電気や電話が使えないというのは、本当に暮らしに大きな影響が出ます。
電気がないのは、昼間のうちに仕事を終わらせて、暗くなったら寝るといった暮らしをすれば、なんとかなります。
が、電話が使えない、ネットが使えない。誰かと連絡が取れないといった状況は、本当に怖かったです。
電話、ないならないでいいいやって前は思ってましたが、もしもの場合、救急車を呼ぶにも、警察を呼ぶにも手段がないというのは、いざその状況になったときを考えると、早く復旧できてよかったと、すごく思いました。
今日もまだ、電柱に登って作業をされている方がいたので、完全復活にはもう少しかかるようです。
怪我しないように、気をつけてくださいね!!
物流は復活しました!食糧難も回避!!
台風が続いたため、与論島に荷物が届かない期間が長くありました。今までにない、食糧難でした。
与論島には、冬瓜とかぼちゃしかないという事態に・・・
しかも、その間に運動会というビッグイベントまで・・・
ですが、ようやく船もいつもどーり、与論島に来てくれるようになりました。
オーシャンマーケットにも、やっとこさ活気が戻ってきましたよ。
入荷したらすぐに売り切れていたヒロヤさんのパンも、余裕が出てきました。ヒロヤさんは、台風直後からパンを焼いて持ってきてくださって、この食糧難のなか、とても助かりました。
ほんとうに、与論島のみなさん、台風直後なのに弁当を作って持ってきてくれる人、刺身を作ってきてくれる人・・・商売根性すばらしいといえばそうですが、自分の家の片付けも大変だろう時に、誰かのためになる自分の仕事をする!!というところがかっこよかった。
誰かが、当たり前のことを当たり前のように仕事として、こなしてくれているから、自分たちが暮らせているのがよく分かりました。
台風が去ったら弁当屋さんもパン屋さんも、魚屋さんもみんな仕事始める。
みんな、大変だろうに仕事してる。
電気屋さんも電話屋さんもみんなありがとうございます。
おかげで暮らせてます。
いつも、当たり前なことも誰かがやってくれてることがたくさんあるんやなーって、台風が来てやっときづく— はなアンニャー@バックに守護霊を110体つけ、時速300kmの風速で島にやってきた高エネルギー体 (@hanadeso3) 2018年10月5日
風景はちょっと変わってしまったところ、変わらないところ・・・いろいろあります
今回の台風で、家の屋根が飛んだり、電柱が倒れたり、ガジュマルの木が根元からひっこ抜かれてたり、多きなガラスが何枚も割れたり・・・などの建物の被害がけっこうめだっていました。
その他にも、自然の風景にも影響がありました。
道路まで、砂が巻き上げられて来ていて、アスファルトが砂だらけのところ。
葉っぱがほとんど飛んでいって、ほぼ枝だけになった木々。
緑だった葉っぱが、茶色になったり。
あんなに元気に育っていた、サトウキビが茶色くなってやせ細って、老け込んだ感じになったり。
せっかくなっていたフルーツの木も倒れてしまい、フルーツがダメになったり。
今日、久しぶりに、ちょっとだけ、ドライブしてみたのですが、海もまだ少しにごってる感じがします・・・このとき、波も荒かったんですが。
でも、夕焼けはあいかわらずキレイで、ここは何も変わっていなかった。
変わってしまった風景、変わらない風景いろいろある与論島です。
この台風が過ぎてから、一気に涼しくなって、エアコンを使わなくなりました。朝は、寒いくらいです。いつもより、秋の訪れが早いように感じています。
まだ、海で泳げるのかなー?でも、海水温度は、2~3ヶ月前の気温ということですから、海水温度はそんなに冷たくはないはず。ただ海から出たときが少し寒いかもしれませんね。
ダイビングなどは、まだまだシーズンです。
ちょっと、本日は波があって今日は海に足をつっこめませんでした。
今度、リベンジしてきますね!!
与論島の人は、台風にも負けずに元気です!!
さて、与論島の人たちですが・・・・
台風直後から、いつものとーりに仕事されています。
電気、電話、ネットが使えなくて、支障は出ていたと思いますが、どうにかやっていたようです。
屋根の飛んだところの修繕も始まっています。いろんなところからトントンカンカンと大工仕事の音がします。
本当に、いつもどーり・・・・とまではいかないかもしれませんが、みなさん、元気に暮らしています。
落ち込んでるかもしれません、本当は元気がないのかもしれません。
だけど、みなさん、がんばっているのは確かです。
島の人が気にしているのは、主な収入源だった観光業がどうなるかというところ。
与論空港も大被害だったようです。なかなか電気も通じなかったようですし。
かなりダメージを受けてしまったホテルもあります。
それでも、みんな何もしないのではなく、また復活するために動いています。
今までの与論島とは、ちょっと違う風景かもしれません。
今までできていたことができなくなっているかもしれません。
でも、与論島のひとはそのままです。
与論島に旅行に来る目的ってなんだろう?て、よく話題になります?が、与論島の人間に会いに来る、雰囲気を感じに来るみたいなひと、けっこういるんじゃないですか?
わたしもそうでした。
与論島のひと、流れる雰囲気は変わってないです。変わったのは、島の見た目。
私事ですが、
山口のとーちゃんかーちゃんが、こないだ台風で来れなかったので、近々、また与論島に遊びに来てくれることになりました。
そういえば、6年前の台風で与論島の風景が変わってしまった直後も来てくれました。あんときは、島の様子見て、ショック受けてましたね・・・また、今回も同じくショック受けちゃうかもしれない。
でも、こんなときに、来てくれるのは正直言って嬉しいです。
今までも、大きな台風に何度もぶち当たってきた与論島です。
自然にやられたことは、文句も言えません。誰かが悪いわけでもない。どーにもならない。
でもこうやって、サイクルしていって、だんだんいいものに生まれ変わっていくのかもしれません。
ここはふんばりどころだな!!
とゆーわけで、はなアンニャー目線でお送りした台風の後の与論島の様子レポートはここまで。
本当に、島全体の様子は、わたしには分かりません。
ふつうに生活がまわっているように見えているだけかもしれません。
でも、これが台風といつも背中合わせ?で暮らしている、与論島の姿でもあるんじゃないかなと思います。
与論島、いまがんばってる真っ最中!!!