こんにちは。
だんなさんをほったらかして、3年分の夏休みくらい遊び狂った、はなアンニャー(@hanadeso3)です。
このせいで、遊びにめざめてしまったので、今日からどんどん、だんなをほったらかして遊びに出たいと思います!!!
さて、本日は雨の日の与論島の過ごし方、パート2『大島紬館いっちゅう』さんに初潜入レポートです。
ほんと、意外と雨の日も楽しいぞよ~、与論島。
与論島に移住して12年、初めて足を踏み入れました!!
これが意外とはまります!!!うそだと思うなら、行ってみそ。
目次
与論島で大島紬を体験するなら、大島紬館いっちゅうさんへ
昔は、福家さんがあったところにあった、いっちゅうさんですが、今は中央公民館の2階に移動しています。
名前のとおり、いっちゅうさんは、大島紬の織元さんです。
大島紬とは??
大島紬とは、フランスのゴブラン織り、ペルシャ絨毯と並ぶ、世界三大織物のひとつです。
奄美大島を発祥の地とする絹織物で着物の女王と呼ばれており、約1300年もの歴史があります。
与論島は、奄美群島の中でも有数の大島紬の島で、昔から紬織りは重要な産業です。
①絹100%
②先染め手織り
*先染め・・・糸に直接色を染め付けた後に織り上げる染色技法で、大島紬が先染めの代表格
③平織り
④締機(しめばた)で手作業によりタテ、ヨコ絣の加工をしたもの
*絣(かすり)・・・糸または、布面に染まった部分とくくられて染まらない部分の模様の名前
⑤手機(てばた)でタテ、ヨコ絣をカスリ合わせて織り上げたもの
大島紬の柄は、自然の草花が主体となっています。
☆龍郷柄 奄美を代表する古典柄で女性用として奄美に自生するソテツをデザインしたもの。ソテツの葉と実を幾何学模様で表現したもの
☆亀甲柄 男物の小付け模様の代表で亀甲の形が縁起がよく男性の風格を一段と引き立てます。男性用の模様には、西郷柄、有馬柄、伝優柄、白雲柄、花ん華柄などがあります。
女性用の模様には、古典模様、幾何学模様、草花模様、更紗模様、モダンアートなど大変豊富です。
今回は、サザンクロスセンターの与論島お土産コーナーで、大島紬を見た友達のかーちゃんが、ひと目で大島紬のバッグを気に入って買おうとしたところ、『いっちゅう』さんをすすめられたので、行ってみることにしました。
わたしも、大島紬は好きです。とゆーか昔は、着物大好きで借金までしたことがあります。
今だから笑って話せる、はなアンニャー痛恨の借金の話~移住するときはいくらか貯金があると安心です~
じつは自分の結婚式のとき、だんなさんのお母さんから大島紬を借りて着ましたよ。
着物や大島紬に興味があるひとは、必見の場所です。
機織り体験できます!!
さて、いっちゅうさんですが、数名の織り師さんたちが、機織りをしています。
少しですが、大島紬を加工したバッグや小物類の販売もありました。
わたしは工場見学と商品の販売しかないかと思っていたのですが、なんと機織体験もできることが判明しました!!
12年住んでて、初めて知りました。
自分の好きな色の糸を何種類か選んで、元々織り機にタテ絣がセットされているものに、自分で選んだ色の糸をヨコ絣として織っていきます。
色と色の組み合わせになるので、自分で織り込んでみないと、どんな色になるか分かりません。
写真の左手に持っている道具は、ひじきという道具で、横糸を通すときに使います。
このひじきをタテ絣の間をすべらせて、糸を通します。
ひじきで糸を通しては、足元のペダルを踏みます。この動作を繰り返すんです。
そうすると、不思議な事にどんどん布が織れて行きます。
最初は、不器用すぎて、なかなか進まず、3人がかりでやっていましたが、しばらくすると慣れてきます。
リズムがつかめると、しゃんしゃんできるようになり、楽しくなってきます。
途中で、違う糸に代えることもできるので、自分の好きな模様を織ることもできます。
わたしは力が強すぎて、何回も糸が切れました・・・が、何度でも簡単に織り始めることができます。
本当に、最初は
と思って、娘がやるのをずっと見てた(子供でもできます)んですが、娘が飽きてしまったので、しかたなく自分やってみるとこれがまた、おもしろい!!!!
わたしはこう見えて、書道が好きなんですが、それとよく似た感覚で、やり始めたら止まらなくなる。
正直、これ本気でやってみたいと思いました。
できることなら、修行させてもらいたい・・・
自分で織り上げた大島紬で、いっちゅうさんがブックカバーやコースターに加工してくれますので、とてもいい記念になります。
夏休みの自由研究で、自分で織った大島紬で作ったものを提出する小学生も多いそうです。それはいい考えですね。
娘も、自由研究の宿題があったら、大島紬にしようと思います。
ノルマは30センチでしたが、時間がなくて途中棄権・・・だけど、ブックカバーにはできるとのことで、出来上がりが楽しみです。
自分で織った大島紬のブックカバーは、世界でたったひとつなので、とてもいい思い出になります。ぜひ、織物体験してみてください!!
かなり、おすすめです。
所要時間:1時間
大島紬館いっちゅうさんのまとめ
与論島は海の青さがメインかと思いきや、じつは他にもキレイなものがたくさんあることが判明中です。
こういった体験型の場所には、夏は雨の日にしか目が向かないので、雨の日もけっこう貴重ですよ。
所在地 鹿児島県大島郡与論町茶花1015
℡番号 0997-97-3188
営業時間 9:00~17:30
定休日 年中無休
料金 大人 2000円(織り体験2000円/時間 加工料 コースター300円、ブックカバー1500円、巾着1500円)
出来上がり次第、送ってもらえます。
*料金は2017年のものです。
本気で織り子修行したいと思うくらい、じつはのめりこんでしまいました。
この作業は、人によっては、とても精神を安定させる効果があるらしい。わかる気がする・・・
織り子さんの最年少は、50代の方だそうです。
マジで、思ってます。あれを織り上げたら、どんなに快感だろうか・・・・
すごい、心が揺さぶられる大島紬館いっちゅうさんでの、織物体験でした。
与論島へお越しの際は、ぜひ大島紬に触れてみましょう。