与論島、お隣さんとの距離感~人間関係の光と闇~

与論島は、人情厚いヒトが多く、一度訪れると、必ずまた来たくなる。そんな島です。

 

与論島に、一度遊びに来ると、なぜか与論島を気に入ってしまって、また何回も来てしまうという人、今までたくさん見てきました。

自分もその中の一人なんですが、また来たくなる理由は人それぞれいろいろあると思います。

与論島の海が好きだったり、与論島ののんびりした雰囲気や風景が好きだったり。

なかには、与論島に住む人の人情味に惚れて、また与論島に来てしまう、というヒトも多いんではないでしょうか???

いろいろな島に行ってみるとわかりますが、与論島は特殊です。

私が感じたのは、与論島のひとは旅人に対して、壁をつくらない。ということ。

他の島に行くと、どうしても、どんなに隠していても、なにかしら、人間同士の壁を感じるのです。お互いをうかがっているような、まぁ普通の初対面のときの雰囲気です。

それなのに。

与論島の場合は、最初からウェルカム状態。何回も書いてるんですが、本当に旅人に対して壁を感じなかったのです。少なくとも、わたしが初めて与論島に来たときはそうでした。

こんな人見知りのわたしでも、すんなり入り込めたので、そりゃあもう来た時は、与論島民みな友達!!な雰囲気でした。

その雰囲気に流されて、とうとう遠い遠い山口県からはるばる与論島まで移住してきてしまったのでした・・・・・。

 

目次

与論島での田舎暮らし、島民と打ち解けるまで

 

とりあえず、一緒にお酒飲んだら、すぐ打ち解けます!!けっこうすぐに、仲良しになれます。ひとりと仲良くなれば、ねずみ講のように友達の輪が広がっていきます。

特に与論島を気に入って、何度も来るようになれば、島民とはちょいちょい顔見知りになります。

 

女子で一人旅で来ても、与論島なら大丈夫。みたいな妙な安心感がありました。

本当に、逆に、実家に帰ってきている気分になります。

 

都会での人間関係に疲れて、田舎暮らしに憧れるひとも多いと思います。心が疲れているときに、こうやって与論島のひとにあたたかく迎えられると、ついフラッと与論島に移住したくなるのもわかります。

 

与論島での田舎暮らし、人間関係の光と闇

タイトルの与論島のお隣さんというのは、お家のお隣さんではありません。

ちなみに、お家のお隣さんとは仲良しです。隣人トラブルはございません。ニワトリが勝手にお隣さんちの庭に侵入して卵をんだり、うんこをしたりするくらいです。(都会だったら、大トラブルかもしれませんが、うちのお隣さんは寛大なのです!!)

 

都会では、隣にいる人のほとんどが他人で、一生誰か知らないまま過ごすことのほうが多いと思います。東京に行ったときも、どこか別の場所で出会って仲良くなった人とばかり集まって遊んで、その場で誰かと仲良くなるなんて奇跡は起こりませんでした。ちなみに与論島で出会って、東京で再会してお酒飲んだ友達もいます!!今は二人とも与論島民。

都会は、偶然とかではなく、頑張らないと出会いはないってかんじ?

だけど、

田舎の、しかも離島の与論島では島民全員がお隣さんみたいなものです。なにかしら、いつのまにか知り合いになってる。そして、実際に遠い親戚だったりすること(かなり)多し。

島民の家族のような関係が、暖かくて心地よいと感じるひとも多いと思います。

寂しがりやさんには、夢のような島です。すぐそこに、望めば誰かがいてくれるんです。

いつも誰かと一緒にいないと安心できないヒトって、けっこういるんじゃないですか??

オンナの人で、心の穴を埋めてくれるのはオンナ友達じゃなくて、オトコ友達だという話もよく聞きます。とゆーか、漫画で読みました・・・すみません、そんな女の子っぽい友達いなくて、直接聞いたことはありません。

それも、与論島なら心の穴を埋めてくれるひと、すぐ見つかりそうです。

 

いつも、誰かと一緒にいたいと人には最適な島だと思います。与論島の人は優しいです。きっと、集まろうと言えば集まってくれるはずです。あなたを受け入れてくれます。

他にも、与論島の人間関係のいいところをあげてみます。

・困っているひとがいたら、親身に話を聞いてくれたり、助けてくれたりします。

・家で採れた野菜を分けてくれたり、お土産をもらったり嬉しいことがあります。

・見れば、誰かすぐわかるので、情報を共有してなにかあっても対処できます。

・都会では結構めんどくさい雑務も、簡単にできるときがあります。

他にもいろりいろありそうですが、思い出せないので省略しますが、まとめると、濃い人間関係のおかげでいろんな意味で安心感があるってことでしょうかね。

 

 

だけど、それがいきすぎると、今度は人間関係がめんどくさくなってくるのです。

 

 

与論島は小さい島なので、少し活発に活動しているヒトのことなら、なんとなく

「あっ、あのヒトね」

と分かります。

ウワサもすぐに広まります。ほんとかウソかよくわからない小さいこともすぐに広まります。

結構、年上の人が私が知らない、なんなら誰かも分からない若者の恋愛事情を知っていたりします。ほんとによく知っている。

あの人は、誰々の兄弟で、腹違いで~・・もはや、すでに誰のことを言っているかわからないレベルなので聞いてません。

 

わたしはよく

「アンタ、与論のひとより与論の人のこと知ってるよね??」

と、言われますが、わたしが知っているのは病院に来るじーちゃんばーちゃんだけです。

若者はわたしの範囲外となってます。

 

わたし病院で働いているので、だんなさんの実家に行くと、

「今日は、病院でなんかあったか?」「救急車は誰だった??」

とか、いろんな病院情報の事情聴取をされます。が、守秘義務があるのと、めんどくさいのとでいつも

「知りません」

って答えてるんです。こんなん、うちのじーさんだけだろうと思って、同じ病院で働いている友達に聞いてみると、

「うちもそうだよ!!だから、最初に聞かれても絶対答えないってこと、ちゃんと伝えてある」

んだそうです。あ~どこもそうなのか~と妙に納得。

島が小さいもんで、救急車の音がどこにいても聞こえてしまうから気になっちゃうんですよね(;∀; )

確かに、他人のことは気になります。ましてや、与論島は島全体が家族みたいなもんな雰囲気なのでなおさら気になるのでしょう。

わたしもウワサ話はわりと好きです。でも、あまり友達いないんで情報回ってこないんですが、たまに有力情報をゲットしてはしゃいでみると、いつもだんなさんに馬鹿じゃないの??と怒られてしょぼんとします。確かに、他人のウワサ話なんて、正直どうでもいいんです。

 

わたしは、移住してきた頃はじゃんじゃん飲み会に参加して、いや、与論島に来る前からじゃんじゃん飲み会に参加しておりましたが、結婚してピタッと夜遊びはやめました。

もう、家から出るのがめんどくさくなりました。

最近、ちょこっと出るようになりましたが、昔に比べて人見知りと挙動不審ぶりがひどくなったので、仲良しのひとじゃないと一緒にいられないようになってしまいました。

でも、これが一番楽チンです。

 

与論島での田舎暮らし、人間関係がうまくいくためのコツ

 

このような、濃厚な家族的な人間関係が生まれるのは、与論島だけではないと思います。田舎で暮らすということは、昔ながらのその地域の暮らしが残っている場所で暮らすということです。田舎は結構その地区ごとの決まりがたくさんあったりします。都会のように、ほとんど一人で暮らしが成り立ち、周りはほとんどが他人という暮らしとはちがいます。

田舎には田舎のルールがあります。

それに合わせられるひとは、田舎暮らしが向いていると思います。

ただ、ゆっくりのんびり暮らす事を夢見て、田舎暮らしを始めるひともいると思います。

が、実は、単にマイペースには暮らしてはいけないかもしれない。

 

やっぱり、ここまで人間関係が濃くなると、人間の他のヒトと一緒じゃないといけない的な感情もうまれてくるんじゃないかな?少し、違う事をするとすぐウワサになったりする小さなコミュニティーですから、自分だけ別行動するのも勇気がいります。

 

そんな人にオススメなのは、

一人の時間を確保することです。

やっぱり、人間だもの。

一人で考えたり、ボーっとする時間も必要です。いつも誰かがいないと無理って人も、ちょっとでいいから冷静に一人になってみること。

 

あとは、行きたくないときやお酒を飲みたくないときは、きちんと断る勇気が必要です。

 

 

 

移住してきた最初お頃ははお客さんとして迎えられ、チヤホヤされるかもしれませんが、いつまでも甘えてばかりではいけません。

ずっと一緒にいれば、その人の人となりもどんどんバレてきます。

そして、今度は誰かを迎える側になったことを自覚しなければいけません。主役から卒業です。いつまでも、お客さん気分で甘えてばかりいるとみんな離れていくのでご注意を!!!

 

やっぱり、どこに住んだとしても、自分の立ち位置をしっかり理解して、相手に思いやりを忘れずに暮らしていけば、人間関係、万事うまくいくのではないでしょうか??

 

強い心を持つのです。人として、自立することが大事!!

 

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

【人見知り与論島全力案内人】 22歳、初めて訪れた与論島に運命を感じて、26歳で山口県から与論島に移住→そのまま、結婚してかーちゃんになっちゃった!! ワイン大好きぴちぴちのアラフォー薬剤師。 与論島の旅行や移住、田舎暮らしについてブログで全力発信中。 ツイッター、インスタグラムもやっています。