与論島へ移住してくるときの、薬剤師お悩み相談室

こんにちは~。

正直、薬剤師には見えないとよく言われる、はなアンニャー(@hanadeso3)です。

どうも、だめな人に見えるらしく、本当にだめな人なですけど。実は薬剤師だよと言うと、疑われます。

どうやら、この挙動不審ぶりがいかんらしい。

若者相手はダメなんですよ。言葉は出てこないのに、汗がめっちゃ出てくるんです。

おじいちゃんおばあちゃんなら、受け入れオッケーです。

今回は、与論島に移住するひと、与論島に遊びに来たひとからよく受ける相談について、ちらっと書いておきます。

4月で移住してくるひとも増えているし、ゴールデンウィークで長期滞在するひとも多いし、この問い合わせ増えてるんですよ。

そんなわけで、たまには薬剤師してみっか、ちゅーことで、

これから、与論島や他の離島へ、移住を考えているひとや旅行に行ったときに薬を飲んでいるひとのお役にたてればいいかと思います。

 

目次

相談① 自分が服用している薬は、与論島で手に入りますか?

 

これが一番多いお悩みですね。

ご本人からの相談もありますが、与論島から他の病院に転院して薬をもらうことになり、与論島に帰島する際には、その病院の薬剤師さんから相談の電話がかかってくることがあります。

みなさん、与論島が離島でど田舎だとご承知のようです。

で・す・が。

わりと、いろいろ薬はそろっておりますのよ、与論島。

だけど、

まったく同じ薬がなければ、同じ系統の薬に変更したり、どうしても必要な薬だったら、それを注文して取り寄せることもできます。

必要かどうかは、お医者さんと相談してからになりますが。

だけど、やっぱり与論島は離島なんです。

荷物が届くのに、何日もかかります。フェリーが欠航すれば、荷物は届きません。もちろん、薬も届きません。

台風のときなんか、4、5日荷物が来ないときもあります。

もしも、最寄の薬の問屋さんにも在庫がない薬であった場合、またどこかから取り寄せてもらう必要があり、さらに時間がかかります。

電話の相談では、ちゃんとした薬の量などが把握できないし、結局、お医者さんの診察を受けないと薬は処方されませんので、薬がなくなる最低でも1週間前くらいには、受診してもらえると助かります。

そして、飲んでいるお薬の飲み方が書いた説明書や、お薬手帳を持ってきてもらえると、スムーズに話が進んでいきます。

病院のネックは、待ち時間が長いことです。初診の人は、なおさら長くなりがちです。

自分の情報は、自分で上手にお医者さんに伝えたほうがうまくいきます。

 

 

相談② お医者さんの診察を受けなくても、お薬もらえませんか??

 

→無理です。

こればっかりは無理です。

昔は確かに、もう定期的に薬を飲んでいて、体調に変化もなく、どうしても診察受ける時間がないとか、他の薬は60日分出せるけど30日分しか出せない決まりのある睡眠剤を残りの30日分追加で出してほしいとかのときは、薬剤師がお医者さんに確認して処方する・・・みたいなことをしていた病院もありました。

大昔の話なので、今はどうかわかりませんが、

与論島の病院では、そんなことは一切できません。

必ず、お医者さんの診察が必要になります。

もしかしたら、必要のない薬を飲んでいるかもしれないし、いつもと違うお医者さんに診てもらうことで、新しい発見があるかもしれません。

ずっと、ながらく病院に通っていると、ずーーーーーーっと同じ薬を飲み続けている人がたくさんいます。

ほんとに、それ必要なの??ってひともたくさんいます。

薬は減らしてほしいけど、ずっと飲んでた薬をやめるのも怖い。と、ある意味、中毒症状のような人いっぱいです。ないとまた具合が悪くなると思い込んでいるものだから、その薬をやめると、その薬とは全然関係ない症状なのに、薬をやめたせいだ!!って、言ってくる人がちょこちょこ出てきます。

なんで、その薬を飲んでいるのかまったく知らないで、離島の病院に来るのは、あんまりオススメできませんな。

 

相談③ 旅行にきたら、薬が足らなくなりました。どうしたらいいですか?

 

これは、ほぼ、移住してくるときに相談される内容と同じです。

が、もうすでに不足しているという状況です。

まさかの、飛行機欠航で、与論島から出られなくなり、持っていた薬が足らなくなることもあると思います。まさか、帰れなくなるなんて誰も思ってから旅行には来ません。

なので、旅行時は少し旅行期間より多目の薬を持ってくると安心できます。

薬を飲み慣れているひとは、薬を薬の袋からだして、裸薬?で保管している事があります。だけど、この状態では飲み方がさっぱりわかりません。

薬がなくなったから病院に来る人は、自分ではわかっているかもしれませんが、もしも薬を出してもらうとき、イチから飲み方をお医者さんに伝えないといけません。

この際も、お薬手帳や情報提供書があれば、苦労しないので、旅行先にはぜひ、お薬手帳と保険証を持参するようにしましょう。

それさえ、あればなんとかなります。

もしも、飲んでいる薬とまったく同じ薬がないとき、同じ系統のお薬は処方できますが、万が一身体に合わないということも出てくるかもしれません。なので、必要最低限の薬だけしか処方されないと思います。たくさんもらって、合わなくて、捨てることになったらもったいないですから。

なので、旅行から帰ったら、すぐにかかりつけの病院に行って、いつものお医者さんに診てもらいましょう。

もしかしたら、旅行に来ているときは、楽しすぎて興奮しすぎて、血圧が上がりまくっているなんてこともあるかもしれませぞ!!

 

 

と、よくある相談はこの3つでした。

わたしも、今まで自分が勤める病院以外はあまり受診したことがないので、知らない病院に行くのはちょろっと怖いです。

受付のシステムもわからないし、正直、院外薬局とかどこに行けばいいのかわかりません。

だけど、とりあえず、保険証とアナタの情報があれば、あとは病院のひとが上手に導いてくれます。

病院だって、知ってるひとだけを受け入れる場所ではないです。

いろんなひとが来ますよ。旅のひとが来ると緊張しますけどね。

特に、普段薬なんか飲んでなさそうな若者が、単に風邪薬とかをもらいにきたときも緊張します。だって、まったく薬とか飲んだ事ないひともいるかもしれんし。

口から吸い込む薬を、

「思いきり吸い込んでくださ~い!!」

と説明すると、鼻から吸い込もうとされたときは、めっちゃあせりまくりました。

知らん人は、まったくわからんですよね・・・うん。

 

とゆーわけで、たまにはこんな悩み相談もやっていきたいと思います。

 

 

 

 

 

与論島や離島で、薬剤師したいひといませんか??離島には、薬剤師が必要な病院なんてないんじゃないの??と思われがちです。が、離島こそ、薬剤師募集してるところ多いですよ!!

わたしも、結婚していなかったら、別の離島にも行って働いてみたかったです・・・





看護師さんも、離島では大募集しています。のんびりとした南国で、海を満喫しながら仕事するって、いいですよ~。

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ABOUTこの記事をかいた人

【人見知り与論島全力案内人】 22歳、初めて訪れた与論島に運命を感じて、26歳で山口県から与論島に移住→そのまま、結婚してかーちゃんになっちゃった!! ワイン大好きぴちぴちのアラフォー薬剤師。 与論島の旅行や移住、田舎暮らしについてブログで全力発信中。 ツイッター、インスタグラムもやっています。