与論島、夏休みウミガメ活動日誌

こんにちは。

はなアンニャー(@hanadeso3)です。

2020年の夏休みは、コロナの影響で、ガイドの仕事もなく、オーシャンマーケットも忙しくなく、子どもたちも引きこもりなので、必然的に子どもたちと過ごす時間が多くなった夏休みでした。

それはそれで、よかったと思うこともたくさんありました。

でも、それでまず、考えたのが、外に出て友達と遊べない子どもたちがストレスをためこまないためにはどうしたらいいか。

なので、とりあえず、密にならないように、なるべく外に連れ出すことにしました。

そんなわけで、夕方は、毎日のように海に泳ぎに行きました。

考えることはみなさん同じなようで、ウドノスビーチは、日頃見ないくらい、与論島のひとであふれている、という不思議な光景が。

そして、海活動のほかに、カメ活動もしました。

与論島に住んで15年、ウミガメが泳ぐ姿は何度も見たことがありますが、陸に上がって産卵するところ、そこから子ガメが孵化するところ、見たい見たいとはずっと思っていました。

だけど、なかなかきっかけがないし、忙しいし、で今までやってなかったのですが、今年、この、ありあまった?時間をフル活用して、かめ活しました!!

今年は、本当にウミガメの産卵跡が多い年で、見れるかも!?と淡い期待を抱きながら、

でも、けっこう夜な夜な海岸に通いました。

正直、夜の与論島は怖いので、自分と子どもだけでは不安なのです。今回は、一緒にかめ活してくれる大人が数人いてくれたのもラッキーでした。

そして、見れました!!

産卵と孵化!!!!

今回は、そのレポートです。

 

目次

与論島のウミガメ事情

 

与論島にいると、わりとどこでもウミガメを見つけることができます。

市街から近い茶花海岸でも、ウドノスビーチでも、百合ヶ浜に行く途中でも、どこでも海を眺めているとひょこと顔を出してくれます。

でも、ウミガメって、何回見かけても、飽きないし、なんか嬉しくなりますよね。不思議な生き物です。

特に、2020年は、あまり人がいなかったからか、海岸からものすごい近い場所でも何度も見かけました。

こんなにウミガメを目撃したことは、今までありません。

砂浜を見ても、今年はウミガメの産卵した跡を示す立て札が、いつもより多いようです。

じつは、与論島を含む鹿児島県は、ウミガメの上陸数が全国一位なのです!

与論島は、ウミガメたちの通り道になっているんでしょうね。

日本でよく見られるウミガメは、アオウミガメ、アカウミガメ、タイマイの3種類です。

与論島では、初夏から夏ごろにかけて、産卵するために上陸し、約2ヶ月で孵化した子ガメが海に帰っていきます。

前から、産卵するところや、孵化するところ見てみたかったのですが、ひとりではどうしていいかわからなかったし、夜は怖いので、ずっと見に行けずにいました。

それに、ウミガメはとても敏感です。

邪魔にならないように、そっと見守る感じでいかないといけません。

与論島はウミガメの楽園!?ウミガメの産卵を見るときの注意点

海に行けば、必ず見ることができるわけでもないので、どうしても見たい場合は根気も必要になってきます。

 

ウミガメの産卵を目撃しました!

海から上がってきたときは、カメラのシャッターや懐中電灯の光を向けると、ウミガメはびっくりしてしまいます。

なので、そっと遠くから見守るのですす。

最初は、暗闇に大きな岩があるかと思っていたら、もそもそ動いていて、よく見たら、ウミガメでした。

ウミガメは海からあがってくると、産卵する場所を探します。

見た感じ、できるだけ波打ち際から遠い場所に産卵しているようです。

そして、ものすごいいきおいで、砂を掘り始めます。

ものすごい砂が飛んでいるので、ビックリします。

暗闇なので、カメはあんまり見えないのですが、飛んでる砂が白くて、すごい目立ちます。いきおいがすごいです。

そして、そこに産卵します。

ウミガメは1年に1回産卵するのかと思いきや、じつは、2週間おきに2~4回ほど産卵するそうです。

1度に100個もの卵を産みます。

産卵は、2~4年間隔で行うので、今年産卵したウミガメたちは、来年はお休みなのです。

ウミガメが産卵するとき、涙を流すといわれますが、本当に涙を流します。

でも、じつはこれは涙ではなく、ウミガメは産卵のとき以外も常に、濾された塩水が粘液として常に排出されていて、それが涙のように見えるようです。

これで眼球が乾燥するのを防ぐ役割もあるのです。

卵を全部、産み終わると穴を埋めます。

約1時間~2時間ほどかけて、ウミガメは海に帰っていきます。

 

上陸している最中が、一番警戒しているので、遠くから見守ることが大事です。

警戒心が強いウミガメは、波打ち際で本当に安全な場所かどうか確認してから上陸します。

ウミガメの産卵を見かけたのは、この1回だけでしたが、とても感動しました。

 

子ガメの孵化はめちゃくちゃかわいい!!

子ガメの孵化するのも見たい!と、いろいろ調べて、満潮のときがいいだの、満月のときがいいだの、何度か見に行きました。

見つけることができたのは、満潮時間。

最初、もうだいぶ前い孵化してしまったのだけど、途中で息絶えてしまった子ガメが何匹も発見して、それをたどっていくと、砂のなかで埋もれたまま亡くなってしまっている子ガメが・・・・

本当にかわいそうで。

今年の暑さも影響しているのかもしれません。

干からびてしまってる感じでした。

でも、亡くなった子ガメのいるところが、なんかもぞもぞしたような感じがして、木の枝でほじっくてみたんです。

そしたら、ビックリ。

ぴょこっと1匹の子ガメが。

はなアンニャー
か、かわいい!!!

が、そこから、子ガメが1匹、また1匹と・・・!!

もう最終的にはうじゃうじゃ!!!

はなアンニャー
気持ち悪っ・・・

最初はかわいいと思ったけど、こんなにうじゃうじゃ出てくるとは思わず、思わず、

はなアンニャー
気持ち悪っ

て言ってしまいました。

すみません。

砂から出てくると、ぴょこぴょこと、そりゃーもう、めちゃくちゃかわいく、海へと走っていくのです。

それがまた、めちゃくちゃかわいい!!

どうやら、波の音や光を頼りに、歩いているようなのですが、見ていると、あっち行ったりこっち行ったり・・・岩を登り始めてみたり・・・

きっと、変な方向に進んでしまって、海に行けない子もいるんだろうと思います。

砂から出てくるのは大変ですが、そこからはものすごく早くて。

波打ち際まで行くと、波に乗って流されて行きました。

もう、みんなでものすごい応援してました。

自然と、がんばれがんばれ!!て言ってしまうほど、健気な姿でした。

翌日も、海に帰る途中の子ガメに遭遇しまして、今年は、カメ運がめちゃくちゃよかったみたいです。

みんな元気に育ってほしいです。

ほんとに、お母さん、というか、おばあちゃんの気分になりました。

 

今年は、ほんとにリアルあつ森生活送ってます

今年は、前回も書いたように、リアルあつ森生活を送っています。

カメはカメでもカメではない、ハマガメ釣りも初体験でした。

見た目、でかいダニですが、やってみるとはまるし、食べたらおいしいし、これからもはまりそうです。

今年の夏は、与論島リアルあつ森生活!ハマガメ釣りして晩ごはんゲット!!

ものすごい、自然と触れ合う生活でした。

子どもも喜びますし、コロナのおかげ・・・というのはシャクにさわりますが、意外と楽しく暮らすことができています。

今までも、ふつうに起きていたことなのかもしれませんが、きっと、見過ごしてきたんですよね。

バッタの脱皮とかカナヘビとか、今までもいただろうに、気付きもしませんでした。

見ようとしてなかったんですよね。

今年は、本当に、いろいろなことを体験することができました。

これも、田舎暮らしの醍醐味であるなーと、しみじみ感じます。

自分も子供に戻った気分で過ごした夏休みで、とても貴重な時間になりました。

来年は、息子氏も中学生になるので、こんなにも一緒に遊んでくれないかもなぁ・・・・

 

 

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

【人見知り与論島全力案内人】 22歳、初めて訪れた与論島に運命を感じて、26歳で山口県から与論島に移住→そのまま、結婚してかーちゃんになっちゃった!! ワイン大好きぴちぴちのアラフォー薬剤師。 与論島の旅行や移住、田舎暮らしについてブログで全力発信中。 ツイッター、インスタグラムもやっています。