こんにちは。
台風24号のいきおいを止めることができず、結局、とーちゃんんかーちゃんの与論島上陸の夢はもろくも崩れ去った、
はなアンニャー(@hanadeso3)です。
こうなったら、台風まっただなか、ヤケ酒におぼれます。(2018年の話ですけど・・・)
まだ木曜日の時点で日曜日の運動会の延期を大決定してくれた小学校には、感謝です。弁当やら、なんやらの心配しなくてもいいし、きっぱりあきらめもつきました。
こーゆーところ、島の決断力いいですねぇ、台風時は自宅待機!!これが基本ですよ。
さて、忘れられているかもしれませんが、わたしは午前中は病院で薬剤師をしています。(昔の話ね・・・)
じつは、ココ最近、あれ??と感じることがありまして。
めまいや頭痛で病院に来る患者さんが、いつにも増して、妙に多いのです。
元々、与論島ってめまいがひどい人が多いな~とは、前々から感じてはいたんですけどね。
と思い、その対策を調べてまとめてみました。
目次
そのめまい、頭痛、台風のせいなの?
台風前に限らず、雨の日に頭痛がしたり、吐き気がする人はけっこういるのではないでしょうか?
そんなわたしも、そのひとりです。雨の日は、天然パーマも爆発するし、頭もずんずん痛くなるので憂鬱でしかありません。
じつは、日本人は半分以上のひとが、気圧の低下による体調不良を訴えているそうです。
台風時は、ぐーーーーんと気圧が下がります。
気圧の低下によって起こる症状には、
頭痛、腰痛、肩こり、めまい、耳鳴り、吐き気
などがあげられます。また関節や古傷が痛むひともいるようです。
これは、まるで幽霊にとりつかれたかのような、しんどい症状ですね。
このような気象状況によって引き起こされるので、『気象病』とも呼ばれています。
特に、女性が多くかかり、身体的な不調以外にも精神面でも不調が現れ、イライラしたりヒステリーになったりもするようです。
台風前の奥さんのイライラは、台風のせいにしてしまうと、旦那さんも気が楽になるかもしれませんよ?
自分の体調の変化で、台風が近づいているのが分かることもあるくらい、気圧による低調変化は顕著にあらわれることがあります。
こんな症状が起こるのは、気圧が下がるから・・・なのですが、気圧が下がるとどうなるのか?
それは、空気の酸素の量が減ってしまいます。
交感神経の働きが制限され、逆に副交感神経の働きが優位になってしまうことで、自律神経のバランスが崩れてしまうのです。そのため、頭痛、倦怠感、食欲不振などの症状に悩まされることになります。これは、急激な気圧の低下によって、血管が拡張して、神経を圧迫する事によって起こるようです。
また、漢方医学では、湿気の影響で身体に水分が溜まりやすくなっていると考えられています。
頭、肩、胃腸などに必要以上に水分が溜まってしまうことで、その箇所が適切に機能しなくなって、めまいのような症状が現れるのです。
台風時は、気圧の変化が急激な上、移動スピードが速いので、一番つらい時間だという人が多いそうで、今、病院に来ているひとが多いのも納得できます。
気象病にかかるのはどんなひと?
耳が敏感なひとがなりやすいと言われています。
確かに、うちのじーさんは気圧が下がるとすごい頭痛に悩まされていますが、すごい地獄耳です。
どうやら耳のなかの器官に、気圧の変化を感じ取るセンサーがあるようです。
そこが、敏感で過剰反応をしてしまうことで、自律神経がおかしくなってしまうのです。
また、乗り物酔いするひとも要注意。これも、じーさんはすごい乗り物酔いオトコですわ。人が運転する乗り物には、断固乗りません。
すべて、あてはまってる・・・
台風前の体調不良、対処法はあるの?
わたしは薬剤師ですが薬は苦手なので、薬で治すことよりも、いつもの暮らしの中でできる対処法を調べてみました。
どうしても、気になる人はひどくなる前に病院に行って、お薬もらってください。めまい、吐き気、頭痛時の病院の待ち時間ほどツライものはありませんよ!!!
まず、血液中の酸素濃度を上げましょう。
深呼吸して、新鮮な酸素を思いきり身体に取り入れます。
ゆっくり、お風呂につかると交感神経が正常に働くようになります。
また、かんきつ類やお酢などのすっぱいものも効果があるそうですので、ぜひ試してみてください。
漢方医学的に考えると、体の水分を外に出す事が重要になります。
じつは病院で処方される漢方薬も、身体から水分を排出する役割のものです。むくみなどにも使われます。
水分代謝の効率が悪くなっているということなので、その水分代謝を促進させるために、常温の水かお茶をこまめにとるようにします。水分をとることにより、おしっことして身体にたまった古い水分を排出できます。血行も良くなります。
水分を多く含む、ウリ科の野菜や豆類、きのこ類、根菜類を積極的にとることも効果があります。
ただし、ウリ科の野菜は身体を冷やす働きもあるので、酢の物にしたり、スープにしたりして摂取すると効果的。豆類やきのこ類は水分循環を促す働きがあります。
また、こんなときこそ、運動や半身浴をして、汗をかくことも古い水分を排出するのに効果的です。足腰を動かすことでも、水分代謝は活性化されますので、軽く身体を動かしてみましょう。気分転換にもなるし、一石二鳥です。
最近のひとは、エアコンのある快適な環境に慣れすぎて、あまり汗をかかないひとも増えているようです。日頃から、軽い運動をして汗を流しておくといいですね。
水分は、足に溜まりやすく、むくみも足に現れやすいです。足裏マッサージをして水はけをよくします。湧泉(ゆうせん)と言われるツボを押すのもいいようです。
このような対処法をする際に、身体を冷やさないようにすることも大事です。冷えると、よけいに身体が水分をためこんでしまい、むくみの原因となってしまいます。
特に、おなか、首、腰、足首はしっかり温めます。
冷たい食べ物や飲み物も控えましょう。
気圧の変化によるめまい、頭痛は予防できる?
耳が敏感だから、気象病にかかりやすい・・・というひとは
耳のマッサージが有効です。
薬が嫌いと言いながらも・・・・症状が乗り物酔いと似ている人は、市販の酔い止め薬でも効果があるといわれています。ただし、効果は商品やその人の体質によっても異なりますので、医師や薬剤師に相談して、服用するようにしましょう。
気圧が下がりそうだなと感じる前に、身体の水分代謝をあげておくと、体調不良の予防になります。
お風呂にゆったり入って汗をかくとか、ハトムギ茶やコーン茶などの利尿作用のあるお茶を飲んで、体内の水分循環をとくしておくのもいいです。
さっきのウリ科の野菜のスープ、酢の物を前もって食べるのも予防になります。
毎日、足裏マッサージするのも突然の気圧低下にも対処できそうです。
気圧が下がると、具合が悪くなるんだよね~・・と、自分で気づいているなら、今からでも予防対策しておくと、いつもよりラクチンに台風を過ごせるかもしれませんよ!!!
みんなで、めちゃでかい台風をのりきろう!!
こんなときこそ、我慢せずに休むの大事ですよー。