与論島、たったひとりで出産した自分と島民が見守る牛のお産

今回も、与論島のお産の話になりますが、

みなさん、出産に立ち会ったことってありますか?

ちなみに、わたしは出産に立ち会ってもらったことが一度もありません。一人目は突然はやくうまれすぎて、もうひとりはつるっとうまれすぎて、誰も間に合ってくれませんでした。二人目のときなんか、申し送りがあるからとしばらく看護師さんに放置されました( ゚A゚ )

 

でも、わたし、人様の出産には立ち会ったことがあるんです~(*´▽`)v

わたしが、二人目を出産するとき、一ヶ月前から沖縄の病院に入院していたのですが、そこには与論島出身の妊婦さんもいました。その人が知り合いで、お母さんも知り合いで、たまたまわたしがそこにいたので、お母さんと一緒に出産立ち会った、とゆーか分娩室の窓からじ~っと見て応援していただけなんですが、立ち会ったんです!!窓の外から!!!

 

目次

与論島民のつながりに触れる

 

わたしがみた感じ、与論島のひとは沖縄の産婦人科医院で出産するひとが多いのですが、子宮頚管無力症で早産の経験があるわたしの場合は、NICU がある病院じゃないと不安なので大きな総合病院で出産することにしていました。

そんなわけで、自分が入院していた病院で出産する与論島民はあまりいないのですが、そのときはたまたまいてくれて、しかも妊婦さんは同い年。その人のお母さんもうちのだんなのかーちゃんと近所で友達でした。そのお母さんは、わたしを借りているマンションに連れて行って焼肉を作って食べさせてくれたり、話してくれたり、付き添いも友達も誰もいなかったわたしにはとても心強い存在でした。与論島のひとは優しい。

一人目で入院しているときも、どこからかわたしが切迫早産で入院しているのを聞きつけて、何人か与論島のヒトが沖縄に来たついでにお見舞いに来てくれたりして、与論島のひとは優しい。と思ったのです。

つながりがめんどくさいときもあるけど、必要なときにはとても頼りになる与論島のヒトとヒトとのつながりです。忘れていたけど、これ書いたら思い出しました。あの時はとても嬉しかったです。ありがとうございました。

 

と、まぁこんなかんじで、その与論島妊婦さんの出産に立ち会ったというわけですが、ひとが赤ちゃん生んでるところ初めて見ました。貴重な経験。

 

しかし、その親子は先に退院していったので、結局、わたしはひとりになってしまい、陣痛来て、与論島から家族を呼んだけど誰も間に合わず、ひとりで出産しましたよ( ;∀;)もう、ひとのに立ち会ったからいっかな・・・

 

ちなみに、

このときの出産はVBACという、一回目の出産を帝王切開でした後に自然分娩で生むという出産方法でした。VBAC は、子宮破裂の危険性があり、病院によってはやらない病院も多いようです。たしかに、与論島に来る産婦人科の先生にはやめたほうがいんじゃない?と言われました。だけど、このときは若かったし、どうしても自然分娩で産みたい!!みたいなのがあったんですよね。

その病院も確かにリスクについて説明されましたが、総合病院であり、NICU もあるから何かあったら対応できるよ!!とちゃんと説明してくれたので思い切って挑戦することに決めました。これは、帝王切開のときの麻酔の副作用がキツかったせいもあります。帝王切開はあとがキツイ。結果的に何事もなく出産できたので結果オーライでしたが、心配性のお母さんにはオススメできません。やっぱり、なにかあったらどうしようと考えてしまって、神経質になります。お母さんにもよろしくないし、お母さんが神経質になると、子供も神経質になるような気がしてます。リラ~ックス。

 

わたしも、最近『コウノドリ』で、VBACは危険だと議論しているのを見て、またネットでいろいろ調べてしまって、もし、今だったらどうするだろうか・・・と考えてしまいました。

お産に絶対はないし、帝王切開も自然分娩も同じお産に変わりない。お母さんと赤ちゃんが無事であることが大事。うん、そのとおりです。

 

あの頃は若かった、怖いものはなかったなぁ・・・

お産に関しては、いろいろと経験豊富なんです。

 

 

与論島民の優しさで生まれた子

 

話は変わりますが、今年のお正月。

親戚のおじさんがいきなり腸閉塞で入院しました。わたしらが、おじさんちにお年玉をせびりに行った直後に救急車で運ばれたそうです。

ちっとも気づかなかったけど、そういえば、なんか顔が丸いな~と思ってたんです。太ったのか、むくんでんのか??と。毎日見てるわけじゃないからようわからんなと思ってそのままにしていたら、そのまま入院です。

今はもう元気になって、病院でわいわいしてるようですが、このおじさんが入院している真っ最中に、このおじさんの家のかーちゃん牛がお産することになりまして、うちのじーさんたちが急遽出動していったのであります。正月の早朝です。

わたしもいっぺん牛の出産に立ち会ってみたいと常々思っていたので行きたかったのですが、この日はオーシャンマーケットの店番があり、さらに2日前からガソリンランプが光っていて無駄な遠出ができないのに、正月でガソリンやさんも閉まっている状態。泣く泣く牛の出産の立会いをあきらめたのです。

しかたがないので、立ち会った親戚のねーさんに写真を送ってもらいました。

 

ねーさんのラインレポートによると、

初産で、一次破水、二次破水の、あと、に、陣痛らしく、立ったり座ったり、

尻尾か、立ち上がり直角に曲がるなどしたあと、二本のあしと舌が少し見えた。しばらくしたら、足に、紐をかけ、ゆっくりと引っ張り出す。

黒いぶったい、あざらしみたいでした。雄のダイバンでした。

もう、レポートの意味がわからんのでそのまんま書きましたが、とりあえず興奮しているようでした。ちっくしょーーーーーー!!!次こそは立会いたい!!!!

ダイバンてなんだ??

うまれた赤ちゃん牛は男の子だったようで、かーちゃん牛がなかなかなめようとしなかったらしいが、最後は親子感動のなめなめ。

動物は生まれてすぐに、立って歩けるのに人間はなんで1年もかかるのだろうか?頭が重たいからなのか??

 

だけど、肝心要の牛の飼い主不在のなか、お正月にもかかわらず、親戚や友達がどーっと集まって、安定の連携プレーで無事、赤ちゃん牛が誕生したのはお正月から、とってもおめでたい話であります。今年はいいことがありそうです。

飼い主は、入院してるんだけども。

今は、おじさんのお友達が一生懸命、牛のお世話をしてくれているらしく、与論島のヒトってやっぱり優しいなぁと、何もしていないけど、なんでか自分もチームの一員になったかのような気分。

やっぱ、チームって響きいいよね~。ひとりじゃないって~。

 

だけど、こんなに身近に牛を飼っているヒトも与論島以外ではなかなかいないので、赤ちゃん牛誕生の瞬間を見られる(まだ、見てない)のは、とてもすばらしい経験であります。名前はなんにするんだろう。

 

次回は、必ずやこの目で!!しかと見届けたい!!

 

 

経験は財産なり。

 

 

今年は、他人に優しいひとになりたい。

 

いつも、自分のことばっかりで、ちゅーか自分のことでいっぱいいっぱいで、他人のことまで心がまわらないわたしですが、

お正月の赤ちゃん牛誕生の連携プレーの話を聞いて、自分もひとに優しくありたいものだと、しみじみ思った今回の牛さんのお話でした。

 

与論島、小さくて何もないようで、実はいろいろな経験できます。

そして、いろいろな人間にも出会えます。変なヒトほど、じつはすごい人間だったりするからおもしろい。

 

今年は、もう少し視野を広げていこうじゃないか。

視野が広ければ、与論島が小さいとかそんなん関係ねぇ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

【人見知り与論島全力案内人】 22歳、初めて訪れた与論島に運命を感じて、26歳で山口県から与論島に移住→そのまま、結婚してかーちゃんになっちゃった!! ワイン大好きぴちぴちのアラフォー薬剤師。 与論島の旅行や移住、田舎暮らしについてブログで全力発信中。 ツイッター、インスタグラムもやっています。