こんにちは。
はなアンニャー(@hanadeso3)です。
与論島に来て、ぜひ会いたいのがウミガメさん。
住んでるわたしでさえも、海に行けばウミガメに会いたくて探してしまいます。
夏になると、与論島のきれいな砂浜の上のほうに、白い立て札がささってるのをよく見かけるようになります。
これは、お墓・・・・
ではなく、ウミガメが産卵していった目印です。
立て札には、産卵した日付が書いてあります。
与論島はウミガメの産卵地でもあるのです。
目次
与論島は海で泳いだり眺めたりしていれば、どこかでウミガメに会える島!?
与論島の海は全部つながっているので、ウミガメはどこにでもいるはずです。
とゆーか、実際に、
けっこうどこに行ってもウミガメに出会えるイメージです。
特に、グラスボートで百合ヶ浜に行くときに、ウミガメに遭遇しなかったことはないくらい、必ず出会える気がします・・・
他にも、赤碕漁港でもウミガメいました。しかも、飼い慣らされてる風でした。漁師さんからえさもらってたし。
街中から程近い、ウドノスビーチでも、遠泳大会のときウミガメがいたと聞きました。シュノーケリングの途中に見かけたひともたくさんいます。
なんと、ほんとに街中にある、茶花海岸でも、堤防からぼーっと海を見ていると、ちょこちょこウミガメが顔を出します。
ダイビングしていても、ウミガメに会えるととても嬉しかったですね~。
皆田海岸には、めっちゃ大きなたろうさんというウミガメがいて、人気者です。
なんと、与論島を含む鹿児島県は、『ウミガメの上陸数全国1位』なんだそうな。
与論島はウミガメの通り道なんですって。
だから、釣りをしていても、シュノーケリングをしていても、当たり前のようにウミガメに会えちゃう島なのです。
そのくらい、身近なウミガメ。
昔は、裕福さの象徴として、大きなカメの甲羅を床の間に飾っていました。
今でも、飾ってあるお家ありますよね。
こちらは、サザンクロスセンターに飾ってあるウミガメさんです。
大きいですよねぇ。
与論島、ウミガメの産卵はいつ頃?
最初に書いたとおり、与論島はウミガメの産卵地でもあります。
産卵の目印の立て札は、大体5月頃から見かけるようになります。
ウミガメが上陸する時間のピークは一般的に22時から24時頃で、ピンポン球くらいの卵を2時間ほどで100こくらい産むそうです。1個体でひと夏で4~5回産卵します。
産卵した直後には、砂浜にこのようなウミガメが歩いて海から上がってきた跡が見られます。
ウミガメに会えずとも、コレだけでも、ちょっと感動的・・・・
そして、45日~75日ほどすると孵化し、子ガメが海に帰っていきます。
砂浜で、ウミガメの産卵の立て札を見かけても、あまり近づかないようにしましょう。
また、立て札がなくても、砂を掘り起こして、また埋めたような形跡は、産卵の跡の可能性があるので、注意してください。
絶対に掘り起こしたりしないようにしてください。
昔は食べたりもしていたらしいけど、やめましょうね!!
巣穴のまわりを歩いて、踏み固めてしまうと、出られなくなることもあるので、立て札の周辺は歩かないようにしましょう。
ウミガメの産卵観察の注意点
好奇心旺盛な方は、ウミガメが産卵している真っ最中を見たい!!
と思う人もたくさんいると思います。
わたしも見たことないので、ぜひ一度見てみたい願望ありです。
こないだ、星空観察ツアーがてら探してみましたが、その日は残念ながらウミガメを見つけることできませんでした。
さて、ウミガメの産卵観察ですが、ウミガメのご迷惑にならないように注意することがあります。
①海岸では静かに
②海岸ではむやみに懐中電灯を照らさない(スマホももちろんダメ)
③ウミガメに近寄りすぎず、後方の離れたところから見守る
④カメラのフラッシュ、ストロボは禁止。照明を使ってのビデオ撮影も禁止。
⑤ウミガメにさわらない
⑥ウミガメも卵も捕獲禁止
以上のことが守られない場合、警戒心が強い親ウミガメは、せっかく砂浜に上陸したのに産卵せずに海に帰ってしまいます。
夜の砂浜に車で近づく際もライトで照らすのを極力さけてください。
ウミガメは光に敏感。わずかな光でも、上陸してせっかくしていた穴掘りをやめたり、産卵しはじめたばかりなら、それさえもやめて海に帰ってしまうことも。
月明かりを頼りに、探すのがいいですが、暗い場合はライトに赤いセロハンをを貼って使うといいそうです。
奄美大島の一部の地域では、海岸沿いの街頭が赤いのだそうです。
ウミガメは白色や青色の光によく反応しますが、赤い光には鈍感だからです。
赤いライトは人間にとっては不便ですが、地域のひとが協力して毎年、街頭に赤いカバーをかけているんだとか。費用もその集落でまかなっています。
ウミガメへの愛を感じますな。
また、
ウミガメに触ろうとして驚かせてしまうと噛み付かれて大怪我をすることもあります。特にアカウミガメはアゴが発達しているので危険。
子ガメが海に帰るのも命がけ!!
子ガメが海に帰る季節は大体8月頃。
卵から孵化するのに45日~75日かかり、さらに、孵化して地表に脱出するのに7日~10日かかります。
生まれたときから、命がけです。
孵化して海に帰るまで多くの困難があります。
人間はそれを邪魔しないようにしましょう。
子ガメは光に向かう習性があるので、光を照らすとそちらに向かって歩き出します。
砂浜にある巣穴やウミガメを探し回ることで巣穴が踏み潰されたり、スマホや懐中電灯などの光で海の方向を見失うこともあるそうです。
海にたどり着けず、体力を消耗して死んでしまうことも・・・
孵化した子ガメを見たい!と砂浜にいくひともいますが、子ガメは簡単には見つけられず、間違って踏み潰してしまうこともあります。
子ガメが海に帰るのは、命がけなのです。
ウミガメが大人になれる確率は、詳しくはわかっていませんが、1/5000と言われています。
ウミガメについてもっと知ろう!
ウミガメの産卵を観察するときは、
静かに、
光は禁物、
遠くからあたたかく見守る。
が大事だということをよく守ってから、観察するようにしましょう。
せっかく、与論島の砂浜を選んでやってきてくれるんですから、こちらもウミガメの期待にこたえてあげましょう。
来なくなってしまうと悲しいですからね。
できれば、ウミガメのことをよく知るベテランと行くのがベスト。
屋久島などでは、ウミガメの産卵観察ツアーもあるようです。与論島でもあるとありがたいですね。
きちんと事前に注意事項をしっかり理解して、行くことが大事です。
ウミガメについてもっとくわしく知りたい人は、