こんにちは。
与論島移住体験者、はなアンニャー(@hanadeso3)です。
朝活として、スマホニュースを流し読みしていたところ、気になる記事を見つけました。
『憧れの「田舎暮らし」なんて真っ赤な嘘 女性が直面する“移住地獄”とは』
これは、見逃せないタイトル・・・
今は読めなくなってしまった記事ですが、
今、地方移住をしたいと考えているひとが増えているなか、移住する場所を自分の目で見て、きちんと選ぶことの大切さがわかる話でした。
実際、そこに住んでみないとわからない、ということももちろんあるのですが。
与論島に移住したというひとは、けっこう独身女性が多い気がするんですよねー。
そして、与論島がどんだけ、移住者にとって住みやすい場所であるかも再確認です。
目次
田舎暮らしは本当に女性に厳しいのか?
会社勤めに疲れた男性が地方移住を考えている。というのもよく聞く話です。
どちらかといえば、都会暮らしに慣れている奥さんがついてきてくれるかが問題のよう。
与論島は、自分もそうだったんですが
女性が単身移住してくる人が多いのが特徴的です。不思議です。
記事を読むと、あまりにも女性に対する仕打ちがひどすぎて、イラッとします。
この記事に出てくる場所は、異常に感じました。
移住者に対するお金に対する暴言もすごいですが、女性移住者に対するセクハラもむかつきます。
男女同じ場所での集団検診もありえない。
ヨソモノを受け入れない保守的な姿勢。特に、女性に対する差別はヒドイ。
それでも、そこで暮らさないといけないのはつらすぎますね・・・
コメントを見ても、けっこう共感コメントが多くて驚きます。
コレを読んだら、田舎移住なんてしたくない!!って思う人が続出しそう。
でもでもでも!!!!
でも、田舎はこんな場所ばっかりじゃないんですよ!!
与論島の田舎暮らしの実態は?
与論島もですが、田舎では現在でも『男社会』がけっこう強い。男尊女卑ってヤツですな。
都会から嫁が来て、女が強くなってきているとは思いますが、毎日の家事全般、宴会や冠婚葬祭のときはほとんど女性が準備を行い、男性はお酒を飲んで座っているのが当たり前。
わたしも、昔、お祝いを実家でやったときに感じました。女の人も当たり前のように働いている。
自分の実家では、そんな家に親戚や近所の人が集まってくることはなかったので違和感でした。
イベント以外の普段生活のなかでも、
「女だから、こうしないといけない」
「女のくせに」
は、いまだによく言われますがね。
もう、そんなセリフは聞き飽きたのでシカトしています。
確かに、他人に干渉されることはけっこうあります。
しかも、毎回同じことばっかり聞かれるし、言われる。
ごめんなさい、ぶっちゃけ、聞き流しています。得意技なので。
でも、正直、気になることはありません。
機嫌悪いときには、
くらいは思っていますけど。
あと、出る杭は打つ的なところはあります。
田舎って、けっこう多いですよね。
みんな同じ歩幅で進まないといけない的な。
気になっちゃうんですよね~、目立つ人が。
うちの山口の実家も、昔から住んでるのに、少しでも目立つとグダグダ言ってくる人は必ずいます。
家を建てれば、変なあだ名をつけられたりとか。
うちは、かーちゃんが公務員して、かーちゃんのお金で建てた家なのに、とーちゃんがネギの水耕栽培で成功していたから、『ネギ御殿』て言われて、かーちゃんが怒ってました。わたしが建てた家なのにって。
かーちゃんは論点がずれていますが、問題はそこじゃない。
家建てたからって、ダサいあだ名をつけるやつらがオカシイ。
それ、最近聞いた話で、あんな平和そうな山奥でもそんなことあるんだなぁ~って、田舎暮らしについて再確認させられました。
住んでて、そんな言われてるの気付かなかったわ。
ちなみに、御殿でもまったくありません。築1年目から雨漏りした欠陥住宅です。
こんな風に、ちょこちょこは田舎あるあるな場面には遭遇します。
が、住みづらさを感じることは13年間、特にありませんでした。
都会から来ると、人が、損得なしに好意を持って自然と寄ってくる感覚には最初は違和感があるかもしれません。
好意と言いましたが、
過干渉してくるひとは、嫌ってそうしてるのではなく、ものすごい気になってるから干渉してくるんですよ。
その人に合う合わないもあるのかもしれませんが、与論島は移住者の気持ちの受け入れもよく、住みやすい田舎です。
島人から寄ってきてくれるんですから。
今までイジワルで、追い出そうとするひとには会ったことがないです、わたしは。
あとはもう少し、移住者の住宅事情が整うと、よりいい田舎になりますがね~。
田舎暮らしを失敗しないために
記事のなかで、入念に調べてから移住した。
と書いてありましたが、正直、役所を通じて調べても、表向き、事務的なことばかりで、実際の暮らしのことはわかりません。
男の人にされたイジメのような仕打ちを、そこに住んでいる女性はどのように思っているのかも気になりました。
田舎移住を考えるときは、、まず。
その土地の、自分と同年代の友人を作って、いろいろ話を聞きながら、移住するとけっこうスムーズに進みます。
同年代ってところがポイントです。田舎は横のつながりが強い気がします。
そうすれば、暮らしやすい環境はすぐに整えられます。
その場所に詳しいひとと、公的ではなく、私的に仲良しになっておくことは、田舎暮らしの第一歩だと思います。
自分は、何度も与論島に来ていて、助けてくれる友達ができてから移住したことは、自分グッジョブ!とすごい思いました。
何も考えずに、ほいほい来ていたら、今、ここにはいないかも。
あとは、その土地を何度も訪れてみることもすすめます。
最近はいきなり、与論島移住!でうまくいっている人も多いですが、わたしのように人見知り、変人は、根回し必要です。
田舎暮らしの真っ赤な嘘とは?
『田舎暮らしはいいよ~』
は、まったくの嘘なのか。
それに対しては、自分はノーと答えます。
田舎でも、楽しく暮らせている移住者はたくさんいます。
わたしだって、記事のような田舎なら、すぐ出て行きますよ。
そんな田舎もあるのだから、田舎移住する際は、その土地柄、住民柄をしっかり理解してから実行しましょうね!
実際の体験者が念を押します。
都会では、田舎とは真逆で、他人に無関心という話もよく聞きます。
田舎暮らしに憧れる人は、それがさみしく感じて、あたたかみのある田舎に憧れるのもあるかもしれません。
確かにかまってくれるし、こちらからも近づきやすいので、人間関係は田舎は濃いかもなぁ・・・
そこらへんのおじいちゃんおばあちゃんは、まるで自分のおじいちゃんおばあちゃんのように感じることもあります。
気になる点は、探せばいくらでも出てきますが、わたしは与論島はとても住みやすい田舎だと思っています。
人と関わりたくなければ、関わらなくても暮らしていけます。
干渉はされますが、そんなに気になるものではありません。
たまに、ものすごい嘘のウワサも流れていますが、そうじゃないと自信を持っていれば、そのウワサはすぐ消えます。
出る杭は打つ。というところも見られますが、打たれてもまた、出てくればいい。
打たれてもそれでも出る杭なら、みんな認めざるを得ません。
我を通せば、いずれ、変わった人として認識されます。
最近思いますが、田舎で暮らすために必要なのは、すべてを受け止めてしまう寛容な心ではなく、ちょっとのことは気にしない、じゃなくて気にならない、鈍感力じゃないかと思うんです。
すべてを受け止めると、何もかも認められなくなってしまいます。
田舎が完璧でもないし、都会が完璧でもない。
自分の理想にぴったりの場所を見つけるのは人生の目的のひとつ、なのかもしれませんな。