こんにちは。
すでに与論島に移住してしまっている、はなアンニャー(@hanadeso3)です。
わたしが移住を考えはじめた約18年くらい前は、与論島はすでに移住ブームだったにも関わらず、ほとんど移住に関する情報がない状態でした。
なので、実際に何度も与論島に通って、友達を作り、自分で情報収集するしかありませんでした。
さて、わたしの最近の(ブログネタを探すための)お気に入りスポットである観光協会で、『ヨロン島移住ガイド』というものを見つけました。
今日は、そんな『与論島移住ガイド』を紹介します。
かなり親切に書かれていますが、ちょっとだけ、移住体験者が付け加えます。
この与論島ブログも、『与論島』『移住』で検索されることが、けっこうあります。
たまに、移住相談を受けることもありますが・・・自分がわかる範囲内ではお答えできますが、イチ個人では限界があります。
ぶっちゃけ、移住に関しては行政が動いてくれたほうが、移住する人にとってはありがたいです。
きちんとした移住相談先がある自治体には、移住者が増えて行くはずです。
福井県の南越前町という町では、町役場がオンライン移住相談をしているそうですよ。
【オンライン移住相談始めます】
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こういう相談って
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都市部にある移住支援施設しかほぼできないですよね。
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— カンタ / 田舎暮らし広報担当 (@inabigi) 2019年3月14日
こんなのがあると、移住希望するひとはとってもありがたいですよねぇ!!!
アフターコロナは、地方移住者が増えると言われています。
目次
与論島への行き方、自然について
与論島は、沖縄県だと思っているひとも多いようですが、じつは鹿児島県です。
奄美群島でも最南端の島で、鹿児島本土から580km、沖縄本島最北端の辺戸岬から23kmの位置にあります。
沖縄から近いのもありますが、1600年頃まで琉球国に属しており、文化的には沖縄の色が濃く、沖縄の原風景がみられる場所とも言われています。
面積は、20.8km2
周囲は、23.7km
最高標高が97m(誰かが勝手に盛り上げて100mとのウワサもあり)の平坦な隆起珊瑚礁の島です。
島の周りには、リーフが広がっています。
1年中、半そででも生きていけそうな亜熱帯気候の島です。実際に、子供たちは年がら年中、半そで短パンです。
まぁ、大体、5月~10月はほぼ半そでで大丈夫ですが、わたしは紫外線防止のため、夏こそ長そでの着用を強くすすめます。
それと、冬は、それなりに寒いですから、あったかめの上着は必要です。ひょうが降ったときもありました。
冬は北風が強いので、気温以上に寒く感じるので注意です。
7月~10月にかけては、台風が発生します。そりゃーもう、直撃したりもします。
台風が発生したら、与論島に来る!と覚悟を決めたほうがいいでしょう。
わたしも移住1年目に、台風なめてて、大変な目にあいました。
与論島民は台風に慣れているので、万全な準備をしています。台風のときは、外には出ず、家にこもって宴会したりしています。
近年は、だんだん台風も凶暴化して、家の屋根が飛んだりと被害が出ることもありますが、台風自体によるけが人が出ることはほとんどありません。
最近は、台風が発生する時期が早まり春先から発生することも・・・そして、けっこう冬時期近くまで発生するようになりました。
そんな与論島に来るには、鹿児島、奄美大島、那覇からの飛行機という手段があります。
または、鹿児島、奄美大島、那覇からのフェリーでの移動になります。
与論島は沖縄県がすぐそこなので、病院でも買い物でも沖縄に行く人が多いんですが、沖縄県ではなく鹿児島県なので、乗り物に乗るときの離島割引は鹿児島県内のみしか適用されないのが納得いかないところです。
だから、与論島はガソリン代も超高いんですよね。日本一高いという話も聞きました・・・送料かかるからしかたないのですが。
ガソリンは税金がかかるので、鹿児島県から送られてくるのです。
もう、どうしようもないので、いちいちガソリンのリッターあたりの値段を見るのも辞めてしまいました。
距離も走らないので燃費も悪くなります。
わたしは1ヶ月に1回か2回、ガソリン入れています。けっこう、走ってるほうです。
一応、離島割引されているようですが、それでも高いのだから大変です。
沖縄県は、ガソリンが減税されています。
わたしが与論島に移住してきた13年前は、日本でもガソリン代が安いと有名で、与論島のひとは沖縄に車で行って、ガソリンを満タンにして帰ってくるという話を聞いていたんですが、現在は沖縄県にあった製油所が閉鎖され、どーーんとガソリン代が上がっているそうです。時代が流れていますね・・・
そんな与論島の概要まとめでございます。
与論島は小さい
与論島といえば、百合ヶ浜
与論島は台風がけっこう来る、こわい
与論島の人口、産業、暮らしについて
与論町は9つの集落で構成されています。
人口は約5000人。超高齢化がすすんでいます。
主な産業は、農業と観光業。
島の内側を剣道623号線が走り、与論島の市街地茶花と空港と港をつなぐ形で県道631号線が走っています。
島民のほとんどがマイカーを利用しています。
島を1周する路線バスもありますが、本数も少なく、はっきり言って、自動車がないととても不便です。
ちなみに、バスは島を時計回りするルートと、反時計回りのルートがあり、県道623号線を回ります。1周40分で、料金は一律200円。
バス停以外での昇降も可能です。
バイク、電動アシスト自転車でも暮らせなくはないですが、天候が変わりやすい与論島です。台風もあります。
ただ小回りがきくので、最初のうちはバイクだけでもじゅうぶん生きていけます。
長く住んでいると、どうしても生活範囲が広がるので、自動車は必需品です。
24時間営業のコンビ二、ファミレス、ファーストフードのお店はありません。
ですが、エーコープやトップなどの大きなスーパーマーケットやオーシャンマーケットもありますし、最近は大きなホームセンターもでき、生活に必要な大概のものは島内で手に入るようになりました。
送料のことを考えると、ネットではなく島内で購入したほうがお得の場合も多々あります。
大きな家電の場合、離島だと送ってもらえないときもかなりあるのでご注意を!
ネット通販は、到着するのに数日かかることがあり、送料も商品代以上にかかる場合が多いのが悩みの種です。
車をフェリーに乗せて、沖縄に買い物に行く人も多いです。
病院は、大きな病院がひとつ、診療所がふたつあります。
小さい島にしては、医療体制は整っています。
与論島旅行の最重要お役立ち情報3選!!病院、銀行、交通の悩みをまとめて解決!!
皮膚科や産婦人科、整形外科などの専門医は島に常駐しておらず、1月に何回か来島します。その場合、多くは予約が必要です。
移住する前に、多目にお薬をもらってきましょう。
鹿児島県立大島病院が奄美群島をカバーするドクターヘリを運航していますが、症状によっては沖縄に搬送されることもあります。
出産や大きな手術は島内では基本的にはできませんので、島外で行うことになります。
携帯電話は、島全体で使えます。インターネットは光回線が標準。
下水は、茶花の一部で集落共同浄化槽が敷設されています。
与論島の仕事は?
与論島の仕事探しは、コネが主になりますが、ハローワークや役場の求人案内チラシ、新聞の折込、店舗での張り紙等で仕事を探します。
でも、けっこう古い情報も掲載されていることがあるので、直接よく聞いて判断しましょう。
医療や介護サービス、観光業に関する職場が多いです。
あまり、求人情報は多くありませんが、じつはどこも人手不足なのが現実です。
求人が出ていなくても、興味があるときは声をかけてみよう!!
賃金は、都会とくらべるとかなり低いです!!
50%の仕事が、15万円未満です。
地元の人は、いい仕事が紹介されることが多いですが、知り合いがいない移住者の場合は、なかなかいい求人には出会えません。
まずは、信頼できる島の知り合いを作ることが重要です!!!
島だから、お金がなくてもなんとかなるさ~
と安易に考えて移住したら、なんとかならなかったひともたくさんいます。
賃金が安い割に、家賃が高かったりも・・・
いくらか、たくわえを持って移住することをすすめます!!!!
わたしは、無一文で来てしまい、しばらくもらいものと柿ピーで過ごすことになりました。
与論島に来るまでに作った借金の話。地方移住する前に、ちょっとは貯金しておくことのすすめ。
島人目線ではなく、旅人目線で、今の与論島に必要なものを見定めて、新しいことにチャレンジしてみてはどうでしょう??
最近では、リモートワークも主流になって来ていますので、本土でやっていた仕事をそのまま与論島でできる可能性もありますよ。
与論島に移住したい!地方移住するときの仕事の選び方~リモートワークってどんな働き方?~
わずらわしい人間関係もなくなるし。
補助金制度もおおいに活用しよう!!!!
世の中、副業解禁ブームですが、与論島は元から、サラリーマンをやりながら、家でサトウキビや牛を育てたりしている人がたくさんいます!!
冬だけ、サトウキビに関する仕事につく人も多いです。
せっかく移住したのに、移住しなければよかった・・・となりませんように。
与論島の住宅事情
与論島で家を探すのは、これまた至難の技です。
もう土地を探して自分で建てたほうが早いんではないかと言う人もいます。
不動産会社がひとつありますが、仲介物件は転勤者対象で家賃が高い物件が多い。
どちらかといえば、家主さんと直接契約するカタチが主流になっています。なので、その家の人が引っ越すという話を聞いたときにはすでに、次の入居者が決まっています。
これもまた、コネがあるひとが強い!!ということなのです。
しばらく、あまり希望に沿わない家でも見つかれば、とりあえずは住んでみて、ゆっくりと希望の物件を探すとよいでしょう。
しかし、不動産屋さんを介さない契約は、ほんとに突然出て行くように言われたり、家の修理費用が自腹になったりと、トラブルもあるようです。
できれば、不動産屋さんを介したほうがいいなというのが経験者の感想です。
空き家は大体、元々古い物件が多いのですが、ここ最近の大きな台風により、さらに数が減っています。
とても古くなっている場合は、自分たちでリフォームする必要性もあります。
期限2年間の移住定住促進住宅もありますが、いつも満室となっています。
問い合わせ先→与論町役場総務企画課 0997-97-3111
また、住む場所によって集落というのがあります。
集落ごとに、女性部、青年部、壮年部、老人クラブなど、年齢や性別によって所属する組織があり、参加を促されます。参加は強制ではありませんが、断るのもなかなか難しいです。
1年に1回、集落運営費を集めています。
集落によって、活動が盛んなところもあるので、近所のひとに話を聞いてみましょう。
与論島移住ガイド
与論島移住ガイドを見ていると、コンビニもない、仕事もない、家もない、なんともないないずくしじゃないか!!!
と思ったわけですが、まぁ何もないところか生み出すヨロコビが・・・・・
いやいや、そんなのは言ってられません。
移住するには、行政の手助けは絶対必要ですが、実際に役立つ情報をくれるのは現地の友達です。
わたしも、友達のおかげで、本当に助かりました。
仕事も住宅もすべてコネで見つけました。
でも今まで、相談窓口が分からなかったのが、こうやって目に見えるようになってきました。
まだまだこれからもっと、具体的になっていくのを期待してます。
わたしもできる限り、お手伝いします。気になることがあれば、どんどん相談してください。
いまや、どこでも生きていける時代です。自分の好きな場所で生きてみてはどうでしょう?
人生は1回きりで、そして、とても短いのだから。
さぁ、与論島移住に興味のある人は行動あるのみ!!
奄美群島への移住支援サイトがありますので、こちらも参考にしてみてくださいね。