こんにちは。
これでも熟年元病院薬剤師、はなアンニャー(@hanadeso3)です。
寒くなってきましたね~、乾燥していますね~。
ちまたでは、ぽろぽろっとインフルエンザが出始めていると聞いております。
近場で聞いたのは鹿児島県本土でインフルエンザA型が発生したとか。ツイッターでも、熱が出たと思ったらインフルエンザだった!というのを見かけるようになりました。
そこにつけて、インフルエンザワクチンの供給不足!
今年もかよ~!!と聞こえてきそうですが、すでに与論島でも品薄状態。ワクチン打ってない人たくさんいると思います。
ま、ワクチン打っても、インフルエンザウィルスの種類によっては効果がないこともあります。
わたしも、ワクチン打ったのにインフルエンザになって、しんどかったことがあります。
では、ワクチンを打たなくても、インフルエンザにかからないようにするにはどうしたらいいのでしょう???
今回は、家庭でもできる、インフルエンザ予防対策についてまとめてみます。
目次
インフルエンザワクチンは万能ではない
最初に、まず。
インフルエンザワクチンは、予防接種後に長期間にわたって強い感染防御免疫が誘導されるポリオワクチンや麻疹ワクチンと異なり、ウィルスの感染や発症を完全に防ぐことはできません。
さっきも書いたとおり、家族全員、インフルエンザワクチンを摂取していたにも関わらず、一人を除いてみんなインフルエンザにかかりました。
ただ、インフルエンザワクチンに、高齢者や基礎疾患のあるひとのハイリスクなひとたちがインフルエンザにかかったときに、肺炎などの重篤な合併症を起こしたり、入院や死亡などの危険性を軽減する効果があると言われています。
ワクチンは、インフルエンザの重症化を抑えるもので絶対にかからない!というわけではないんです。
でも、予想されたウィルス株と違えば、効果はないということにもなります。
インフルエンザは不活化ワクチンといわれるワクチンで、免疫は時間がたつにつれて弱くなっていきます。インフルエンザワクチンの場合、効果の持続する期間は3ヶ月程度。
毎年、10月頃接種が始まりますが、年が明けた頃には免疫はなくなっているというわけですな・・・
世の中のインフルエンザの流行りは、年末年始あたり。人も集まる時期なので、11月頃に接種しておけばよいとされていますが、ここ最近のワクチン不足で11月にはもう打てなかったりします。なんとも、悲しい話・・・
受験生とか、受験日に合わせてワクチン接種したいだろうに、その頃にはないって、どうなんだ!?
不足する理由は、日本の場合は製造過程の慎重さ、というそれはそれでないと困る理由のようですが・・・
与論島の場合は、あたたかい春頃に流行ったりもするので、正直効果があるのかないのか微妙なところでもあります・・・
新型インフルエンザが流行った年もありましたしねぇ。
本当に、もしものときの予防。
です。
ちなみに、我が家の方針は、インフルエンザワクチンは接種しない!!と決めています。
わたしは、一応、医療従事者なので、義務として毎年接種しておりますが、流行る頃にはワクチンの効果はなくなっているのが現状。
そして、この大きな密室与論島でインフルエンザにかかったのは、13年住んで1回だけ!しかも、インフルエンザのお薬渡し放題で!!
そうなると、ワクチン以外にも予防する方法があるということになりますな。
今からできる習慣化したいインフルエンザ予防対策
与論島は、本当にいつインフルエンザが流行るのか、予想ができません。
冬に流行らなかったのに、湿気のすごい梅雨時期に流行ったこともあるし、本当に年がら年中流行ってる年もあれば、まったく流行らない年もあります。
大体、年末年始で島外からひとが帰ってくるときに流行ることが多く、また修学旅行生がインフルエンザウィルスと一緒に遊びに来ることもよくあります。
大体、侵入経路は島外からです。
年がら年中流行るということは、常日頃から予防策を実行しておかねばならんということ。
では家庭で、無理なくできるインフルエンザ予防をお知らせします。これをやっておけば、他の病気もノーセンキュー!!
ちなみに、インフルエンザは飛沫感染と接触感染と言われる感染経路で感染します。
飛沫感染とは、感染したひとから咳やくしゃみ、会話などでインフルエンザウィルスを含んだ飛沫が飛び散り、それを健康なひとが口や鼻から吸い込むことによってウィルスが体内に入り込み、体内で増殖して発症します。
接触感染とは、感染したひとの咳やくしゃみ、鼻水などがついた手でドアノブやスイッチ、手すりなどにさわり、その後同じ箇所に別の人が触れるころで間接的にウィルスに感染することです。
飛んでるインフルエンザウィルスだけに注意すればいいってわけじゃないんですよ!
そこらじゅう、インフルエンザウィルスだらけだ!!!!
手洗い
ウィルスは、石鹸に弱いので正しいやり方で手を洗いましょう。
これは、インフルエンザが流行していなくても、毎日の習慣にします。外から帰ってきたら、正しい手洗いを。
規則正しい生活
インフルエンザは免疫力が下がっているとなりやすい病気です。
ふだんから、十分な睡眠とバランスの良い食事で、免疫力をあげておきましょう。
適度な湿度
空気が乾燥すると、のどの粘膜の防御機能が低下します。
適切な湿度は50~60%。それ以上になるとカビや細菌が繁殖しやすくなるのでご用心!
人ごみを避ける
用事もないのに人ごみに出てふらふらしないようにしましょう。
これらの対策は、インフルエンザ関係なく、1年間通して習慣化してほしいことです。
インフルエンザウィルス以外にも悪いヤツはたくさんいますからねぇ!!!!
どうして、うちの娘はインフルエンザにならなかったのか
そんなわけで、誰かがインフルエンザにかかったら、一番危険なのは家族です。
だって、飛んでるウィルスも、その辺にくっついてるウィルスもくっつき放題。逃げられない存在。
インフルエンザにかかると高熱、節々の痛みで動くのも大変で、だれかがお世話をしてあげるしかありません。
そばに寄るし、触るし、もう感染したい放題!!
家庭内でインフルエンザ患者が出現した場合、ほっとけば家族全体に広がり、その家は滅んでしまいます。
①かかったひとはさっさと病院へ。早ければ早いほど薬が効きます。
②本人も家族もマスク着用!はずすべからず!!
③できるなら生活エリアを分ける!病人は隔離せよ!!
④おはし、スプーン、コップ等やタオルを一緒に使うべからず
⑤使ったティッシュは密封容器に封印せよ!
⑥こまめに、うがい、手洗い、アルコール消毒
⑦換気、空気清浄、加湿!!乾燥バイバイ、インフルエンザに勝てる加湿器を探せ!
⑧栄養補給!!ビタミンDが効果的!!
家庭内でインフルエンザを流行らせないぞ!!お助けグッズはこちら↓↓↓
昔、我が家でインフルエンザが大流行したことがあって、飛び火してだんなの実家のひとまでインフルエンザで寝込むという、ある意味パンデミックが起こったんですが、このときなぜか娘だけはインフルエンザにならなかったんですよね。
まだ小さかったですし、もう正直、どーせみんななるんだからなっとけ~と思って、寝るのも一緒でべたべたしてたのに。
カノジョは、普段もまったく風邪も引かない健康優良児でもあるんですが。
なぜかな~?と考えてみました。
さっき、書いた家庭内感染予防策はいっさいいたしておりません。なんなら、うつそうとさえしてるくらいです。
娘が他のヒトと違うことと言えば、
くらいです。
不思議だな~。
しかし、笑うと免疫力がアップするといわれています。娘が他と違ったのはこれくらい・・・まだ小さくてストレスもなく・・・
笑いは、『生きる力』を与え、ストレスを解消し、ナチュラルキラー細胞を活性化させて免疫力をアップするという効果があると言われています。
1日100回笑うことが、15分間エアロバイクをこぐのと同じ運動量になるそうですよ!!
笑うと、ダイエットにもなる!!
さぁ、みんな、毎日笑いがあふれる暮らしを目指しましょう!!
インフルエンザ、なったら休め!!とにかく仕事は休みなさい!!
インフルエンザかな?と思ったら、すぐ休みましょう。
かな?でですよ。大体、熱が出てるなら、仕事は休みなさい!!
熱があるのに、仕事に行かねばならない職場は、ブラック企業です!!!
そうすれば、職場のひとに感染する確率はどーーーーんと下がります。
自分がいなくても、誰かほかのひとに仕事をまかしてしまいましょう。そういう仕事の仕方をしておくのが大事。
インフルエンザが完治するまで1週間くらいかかりますが、この期間は本当にゆっくり養生してください。それも職場や学校にインフルエンザを流行らせないための、立派なお仕事ですよ。