わたしは、関西の神戸にある大学に行ったのですが、このとき心に決めたことがありました。
関西弁には染まらない!!
いるんですよね~こんなヤツ。ウチ、絶対よその方言には染まりたくないっちゃ!だって、なんかすぐそこの方言しゃべったら軽い感じするやん。みたいな。わたしもこんなヤツの最前線でして、関西弁の嵐のなか、かたくなに、必死に山口弁を守り通そうと奮闘した事を思い出します・・・・あまり、友達いなかったのはこのせいか?(ちがうと思う)
そんなこんなで守り通した山口弁の操。
関西弁はかなりむかついたときに、どばっと巻き舌で出る程度の影響で済み、4年間、神戸で山口から来た田舎者として青春を謳歌したのであります。
そして、山口に帰れば、守り通した山口弁を炸裂させて、職場ではベテランのおばちゃん以上の山口弁をふるいまくり、じーちゃんばーちゃんのアイドル(自称)となっていったのでした。
それもこれも、一番仲良しの友達が山口弁マスターだったからだと思う。
ワタシタチ二人は、若いのに方言すごいねレベルの山口弁の使い手として、暮らしておりました。
目次
与論島の方言はすごい!
10年与論島に住んでいます。神戸時代よりも、ずいぶん長くなってしまった。
こないだ、突然、職場から10年勤続の賞状もらいました。全然知らなくて、自分でもビックリしました。10年同じところで働くのは初めての経験・・・
本当にいつの間にか、長い長い年月がたちました。
わたしは最初、与論島でも、誓いをたてて暮らしていました。
与論語には染まらない!!
染まる前に、なに言ってるかもようわからん与論語。これは、山口県民のプライドにかけて、山口弁は守りぬく!!!と、妙な使命感に燃えていました。
いまでも、山口弁をフル活用しているわたしです。
職場でも、疲れてくると山口弁全開になっているなとふと今日気づいたんです。
「じゃけーね、うん、そうしちょってーや」
おっしゃ、わたし、山口県民のプライド守れてる!!
なのに、次の瞬間、
・・・・あ。染まっちゃってる・・・
10年の月日は、わたしを変えてしまった・・・・・
与論語ユンヌフトゥバと山口弁の妙な共通点
山口弁では、最後に『~ちゃ』ってつけるのが、主流なんです。『ちゃ』て書いたらかわいいけど、言ってみると怒ってるように聞こえるらしいので、少し優しく言うのがコツです。本当に怒ってるときは、気持ちが伝わっていいんですけどね。
アラレちゃんの使い方は山口弁ではありませんので、ご注意ください。うる星やつらのラムちゃんは、似てますが山口県出身ではないと思われます。
そしたら、与論島ですよ。語尾が、
『~ちょ』
だって!!なにこれ、デジャヴってやつ??
わたしがすんなり、与論島の暮らしにとけこめたのは、まさかこの『ちょ』のおかげなんじゃなかろうかと最近しゃべってると思うちょ。
ほら、他のことばは、かたくなにおぼえられないのに『ちょ』だけは違和感を感じないのです。
与論島から山口県に移住??したひともいるし、実はけっこう昔から与論島と山口県は縁があるのかもしれないですね~。調べてみると、意外な発見があるかもしれない!!!
って、似ているのここだけなんですけどね。
でも、ここだけでもわたしにとってはすごい親近感なので、最近は『ちょ』の使い手になってしまいました。
ただ、里帰りすると、一気に純粋無垢な山口弁に戻りますので、与論島の家族が困っています・・・。子供にもすぐうつるので、息子は変なしゃべり方になります。
最近は里帰りしてないから、山口弁の能力が落ちてるかもしれんな・・・そろそろパワーを補充しなければならんですばい。
与論島会話に入っていっていいものか、悩む
わたし、よくだんなさんの実家に行くんですけど、実家もお店をしているので、お客さんもたまにいるんです。たまにです。
すると、オーシャンマーケットとは違って、お客さん層がゆんぬんちゅしかいないので、必然的に与論語での会話になるのです。
わたし、すぐそこにいるのに。
最初のうちは、雰囲気で誰かの悪口とか言ってるんだろうなぁ~と勝手に妄想して、会話をシャットアウトして、聞かないようにしていました。相手も、わたしなんかいないものとして話を続けていたのでまぁいっかという感じでした。まぁ、8割がた、悪口言ってるのは当たってたと思うんですけど。
しかし、
最近、どうもおかしいんです。
いつもどおり、聞かないようにしてぼーっとしていたら、
「ねぇ、そう思うでしょ!?」
・・・・え?なにが???
あれ?わたしも会話に巻き込まれているのか????
確かに、最近は悪口じゃなさげな雰囲気の会話も方言でしているような、気もする。
10年も住んだら、方言分かるだろ?的な扱いなのでしょうか?
すいません。わかんないっす。
雰囲気だけで生きてる女っす。
は?って言ったら、標準語で最初から説明してくれるので、どうやら会話の輪に入れてもらえているらしい。ありがとうございます。
与論語の会話、自分からは、いまだに入っていけねーーーーーー!!!とゆーか、自分からは入っていくつもりもないですケド。わたし、染まらないオンナなので。
呼ばれたら、ホイホイいきます。
染まり方がよくわからないオンナなのです。
与論島に染まる、それもいいんじゃないの??
与論島にはまってしまって、与論島に住んで10年。
かたくなに山口県から来オンナを守り抜いてきた10年間でした。
だけど、もういいです!!
『ちゃ』でも『ちょ』でもどっちでも使える女になります!!
でも、ほかの移住民が『とーとぅがなし』を使いこなせているのを、実はスゴイと思っているのです。発音とかよくわからないし、ちょっと、山口県民の分際で、よくわかりもしてないのに言うのは恥ずかしいなと思うところもまだありまして・・・・まぁ人の名前もよう呼ばん(ひとの名前を呼べない)オンナなもんで、『ちょ』以外は、10年たってもまだまだ敷居が高いのでございます。単に、恥ずかしがりやさんなだけです。
あ。わいたんでぃは別格。この言葉だけは、山口弁が見当たらない。
もう、方言というより固有のことばとして、頻繁に使用しております。
だって、
我が家が、忙しくて、騒々しくて、わいたんDay な毎日なものですから。
これからも、ぼちぼち与論島に染まりながらも、山口県の事は忘れず、暮らしていこうと思う2017年の終わりなのでした。
こんにちは。
いつも楽しく拝見させていただいております。
以前にもちょこっとおじゃまさせていただいたんですが
島人で今は、はなアンニャーさんのご出身の山口県と同じ、
ゆんぬんちゅにはかなり馴染みの薄い岡山県に暮らしているはるっちょと申します。
わい、たんでー
ちょっと笑ってしまいました。
でも、わいたんでーが自然に出てくるなんて
黒帯級ではないでしょうか?
うちの主人は大阪出身で
与論をこよなく愛していますが
なかなか、わいたんでーまでは口をついて出ないと申しております。
ちなみに主人は
「しーばい」「ぱんちかしょー」「かまらしょー」などは
割と自然に使いこなせている感じです。
逆に私のほうは
大学進学に伴って岡山に出てきましたが
「そうだちょ」と言っているのを友人が聞いて
名門与論高校では「はるっち」と呼ばれていたのに
こちらでのあだ名は「はるっちょ」になりました。
岡山に住み始めたころは
「わしが○○なんじゃ~」と話す子どもたちを見て
みんな、事情があっておじいちゃんと暮らしているんだろうかと本気で思っていましたが
私もこちらに来て10年以上たち
相槌も「そうなんじゃ」となってしまいました。
長くなりましたが
与論のことをこんなに愛してくれる方が
お嫁に来てくださって、本当に嬉しく思っています。
いつもありがとうございます。
だんなさんも殿堂入りレベルです!!
ぱんちかしょー
かまらしょー
はレベル高すぎです。ぱんちかしょーはわたしにもわかりません。
与論島のひとは早口のひとが多いような気がするので、なんて言ってるか聞き取るのもむずかしいときがあるので、
わいたんでーくらいの短い言葉はみょーに心に残るんですな。
そうなんじゃーは今でも現役で使いますが、最近は何が方言でなにが標準語かもわからんので、ブログを書いていてもあれ?ってなります。
そういえば、
岡山、デニムの有名なところがありますよね。そこのキャピタルというお店の服が好きなので、いっぺん行ってみたい場所です。
温泉もあるし、いいですな~。
今年もよろしくお願いいたします!!