こんにちは。
はなアンニャー(@hanadeso3)です。
しばらく、ブログから離れてぼーっとしてましたが、復活したいと思います。
さて、なにげなく離島について調べていた今日この頃・・・・
『離島の暮らしの満足度調査』というものが、国土交通省国土政策局離島振興課で行われていることを発見しました!!
与論島での暮らしの満足度は、いろいろと、このブログで書いてきました。
が、実際、他の離島はどうなんだろう・・・という疑問がわいてきたので、この調査について、わたしなりの考察で、勝手にまとめてみましたぞ!
目次
調査概要と回答者の属性
調査概要
調査対象は、離島振興法対象離島在住の島民。
ちなみに、こちらには沖縄、奄美、小笠原諸島はなぜか含まれていないようです。
なので、与論島は対象外。
ですが、南国の離島とそうではない、本土から身近な離島を比較するいい機会ではないかと思われます。
調査対象
調査対象は、半分以上が男性。
75パーセントは、その島出身。
40代~80代が全体の90パーセントを占めています。
そして80パーセント以上のひとが、今の島に10年以上住んでいると回答しています。
これは選んでこうなったわけではなく、離島に住む人の割合がこんな感じで、島自体は過疎化の高齢化社会ということなんでしょう。
島に残る男性が多いということかな?あと、与論島と比べると、他の地域からの移住者が少ないのかもしれない。
与論島は人口的には、女性が多いですが、あとはほぼ似たような感じですね。
離島の暮らしの満足度
満足、やや満足が45パーセント。
どちらでもないが30パーセント。
やや不満、不満が25パーセント。
と、満足しているひとが多いという結果です。
ちなみに、わたしは与論島の暮らしはけっこう満足しています。
たしかに不便な点もたくさんありますが、それも与論島の一部だと思えば、どーってことはないように感じます。
とか、言いながらしっかり困ったことはコチラに書いてあるので参考にしてください。
まぁ、高齢者は住み慣れた自分が育った場所で、最期まで暮らしたいというのがあるでしょうから、そこに住んでいられるのは満足度が高くなるのでしょうね。
若者は、少し不便を感じると思いますが。
そして、離島暮らしをしている60パーセントのひとが暮らしのなかにゆとりの時間があると答えています。
都会とくらべると、のんびり過ごせるってことかな?
日常生活で、充実感、満足感を感じるのは、趣味やスポーツに熱中したり、ゆったりと休養したり、家族団らん、友達とのおしゃべりの時間という結果に。
仕事に打ち込んでいるときも充実感を感じる、という答えもけっこう多いですが、勉強する時間、と答えたひとはちょこっとだけ。
離島で暮らす人は、けっこうプライベートが充実している印象を受けました。
離島の暮らしで悩みや不安を感じること
みなさんが知りたいことはココでしょう!!
わたしも他の島のお悩み、興味あります。
離島で暮らすって、やっぱり島によってずいぶん変わるのではないかな~っというのが、この調査を見る前のわたしの意見です。
では、離島の暮らしの悩みや不安、ベスト5を紹介します!!
第一位 島の人口減少や産業の衰退
これは、与論島と同じですね。
与論島は赤ちゃんの出生率は高いですが、人口はだんだん減ってきています。何年か後には3000人になるという予想も!?
これから、ますます高齢化社会、そして若者が減っていくでしょうから、産業の衰退も心配です。
わたしたちの世代ががんばらんばいけんのです!!
第二位 老後の生活設計
これは、都会も離島も関係ないですよね。
わたしも老後は心配です。
コレと言った趣味もなく、友達も少なくて、いろんなことにチャレンジしようと思っても続かず・・・を繰り返してきましたが、最近ようやく見つけたわたしのイキガイ、『よろんワイン部』の活動、がんばっていきたいと思います。
年金ももらえないかもしれないし、お金のことも心配です。
ほんとに、今、がんばるしかない。
第三位 自分の健康
たしかに、もうすぐ40歳になるので健康面は心配ですよね。
体が言う事をきかなくなってくる頃です・・・・
島に40代以上が多いので、こういった結果になるのも仕方ないですよね。
第四位 家族の健康
自分だけ元気でも、家族が病気になるのも困ります。
介護も大変。
離島だと、やっぱり大きな病院が島にないところも多いと思います。
その点、与論島や沖縄の離島には島の割には、医療施設が充実している印象を受けます。
それでも、健康面の不安は消えませんよね・・・・
このままでは、将来、老老介護は当たり前になって来るでしょう。
ピンピンコロリめざすしかないですよね。
第五位 今後の収入や資産の見通し
歳をとってくると、今までのように満足して働けなくなってきます。
わたしも、フルタイム勤務はきつくなりつつありました・・・
離島の仕事といえば、観光業、漁業、農業など、体力勝負のようなところがあります。
与論島も2018年の巨大な台風のあとは、観光客さんがどーーーんと減ってしまっている気配がします。
それまでは絶好調だったのに・・・観光業は特に自然との戦いみたいなところがあるので、どうしてもこんな状況があります。
漁業、農業も自然によって、大きな影響を受けます。
離島で自然と共存して生きる、というのは聞こえがいいですが、島民にとっては大問題なのです。
やっぱり、今のうちにがんばるしかない・・・
離島のお悩みの結論。
離島は人口減少や仕事、健康面での不安が大きいです。
これ、離島だからではなく、日本全体の不安でもあるかもしれませんが・・・・
離島の暮らしでもっとも重要なもの
さて、離島の暮らしで島に住む人が、もっとも重要だと思うものはなんでしょう?
第一位 所得、収入
ダントツでお金です。
お金がないと、いくら離島でも暮らしていけません。
大きな病気などになると、島を離れて入院することになる島も少なくないでしょう。
今、必要じゃなくても、将来、いつ必要になるかわからないから不安なのです。
第二位 就業環境
確かに、離島は仕事が限られています。
与論島は、幸い、大きな病院があるので、医療職の人なんかは重宝されます。
若者も島に来ても、やりたいことがなければ、また去ってしまうことも・・・
まぁ、仕事は自分で生み出したほうがいいんじゃないかと思うんですけどね。
第三位 医療環境
もう死ぬまで、今まで住んでいた島で過ごしたい!というひとは多いでしょう。
与論島も、島から出たくない。なんなら、家からも出たくない、施設には入りたくない!という高齢者さん多いです。
高齢者になると、船や飛行機に乗って、島から出たり入ったりするのも大変です。
子育て世代も、田舎暮らしの心配事は医療環境です。
第四位 交通
与論島も飛行機やフェリーがなければ、とても不便です。
というか、なかったら、誰も移住してこないかもしれません。
沖縄、奄美の離島はけっこう交通の便が整っている印象を受けますが、それでも不便だと感じるときがあります。
それ以外の離島は、わたしの予想だと、本土とは船でつながっているイメージが・・・・
医療と交通は、離島にとっては重大な問題です。
そして、多くの離島の住民が都市との間の交流、連携が必要であると答えています。
島外の人に期待することは、新たな産業の展開、若い世代の子育て、元々ある産業への就業、離島の特産品を活かした加工・販売などの支援など。
特に、産業の発展について、どうにかしてほしいと思っているようです。
今住んでる離島が好きですか?
さて、いろいろと離島での暮らしに対する不安や悩みを見てきました。
与論島とほとんど変わらない悩みです。
そして、けっこうは死活問題ばかり・・・・これは、このまま、離島に住み続けることにメリットがあるのか???
と、思われるかもしれません。
が、70パーセントのひとが、このまま離島に住み続けたい!!と言っています。
まぁ、生まれ故郷ということもあるでしょう。住み心地もいいんでしょうね、長く住んでいると。
わたしは与論島出身じゃないけど、与論島好きです。山口も好きですけど。
このまま与論島に住み続けたいと思っています。
確かに、医療や交通の面では不安もあります。病気にはなりたくありません。
だけど、なにかしら離島に魅力を感じているひともたくさんいるのも事実。
自分たちの世代が、これからもっと頑張って、離島を盛り上げていかねばならんのであります!!!!
さぁ、何をしようかな?
というわけで、離島の満足度調査を終わります。