日本高齢化社会問題の最先端!?与論島、高齢者の悩み相談室

こんにちは。

シニアサポート始めました、はなアンニャー(@hanadeso3)です。

与論島は、子だくさんの家が多い印象。そして、親を大切にしている人が多いイメージ。

病院に入院しているお父さんお母さんに、家族が交代でご飯を食べさせたりする姿をよく見ていました。

都会では、なかなか見られない光景です。

 

与論島は、昔ながらの風習とゆーのか、長男が島に帰ってきて、親と一緒に暮らしてサポートするのが多いようです。

が、仕事の都合上、家族の事情等などでどうしても島に帰ってこれないひとも少なからずいます。

こんな人をお手伝いするのが、シニアサポートなのです。

 

今、おひとりのおばあちゃんのサポートをしているんですが、与論島ならではの高齢者社会の悩みがちらっと見えてきました。

 

目次

自分はまだまだ大丈夫じゃ!

 

与論島は、けっこう年齢が高いお年寄りもしっかりしていて、しゃんしゃん歩きます。

90歳近くても、車やバイクを運転しているひともいます。

それをおりたら、シニアカーで爆走しています。

てゆーか、与論島って、自動車免許を持っている高齢者が多すぎるんです!!

うちの実家のじーちゃんばーちゃんは、父方も母方も誰も免許は持っていませんでした。生きていたら、90歳くらいだと思います。

そして、シニアカー人口も多すぎます。

これは、けっこう危ない乗り物ですよ。

だって、自分たち若者が、シニアカーについて知らなさすぎるから。

カーってついてますけど、日本の法律ではこれは歩行者なので、歩道を通るものなのです。

はなアンニャー
なんて、まぎらわしい!

でも、この

乗り物に乗れる

という動作は、お年寄りにとって、自分に自信を持てる動作なのです。

だから、歳を取って、どんなに危険だから辞めてくれと言われても辞められないのです。

そして、乗り物を手放すことで、移動手段がなくなり、他人に迷惑をかけてしまうんじゃないか。という気持ちもあるんです。

自分はちゃんと運転できる自信があるのに、みんなに止められるのはとても悔しいようです。

そして、車を運転するのが好きなお年寄りは、それが生きがいだったりするのです。自分が元気なうちは自分で運転したい・・・・

 

乗り続けたい気持ちも、乗るのをやめてほしい気持ちもすごいよく分かります。

 

今までは、自分だけの気持ちで、めっちゃ怖いから運転やめてほしい・・とだけ思っていましたが、お年寄りにはお年寄りのプライドってもんがあるんです。そのプライドを傷つけると怒らせてしまうし、一気に元気がなくなるのではないかという心配もあります。

 

自動車免許は80歳で無効!

って言う法律を作っちゃえばこんな問題は起こらないのに!!!

法律で決まっていれば、お年よりも文句は言えません。

70歳以上は3年ごとの更新だそうですが、1年ごとでもいいのではないかと・・・・

はなアンニャー
与論島のお年寄りは、与論島だから乗れているというのはありますね。

最近の高齢者の交通事故の多さを見ると、与論島でもいつ起きてもおかしくはないと思います。

 

子供には好きな道を行ってほしい・・・けど、帰ってきてほしい

 

与論島は離島です。

小さな島です。仕事も限られています。

人口も少ないし、これからますます減っていく、しかも若者が減って高齢者は増えていくという、ちょっと大変そうな、未来予想図です。

どうしても、与論島に帰ってくるには仕事が必要。

今まで、都会でやってきた仕事と同じような仕事はないかもしれません。

実家を継ぐ、となっても、今までバリバリのエリートサラリーマンだった人が農業や漁業をイチから始めるのは至難の技でしかありません。

そして、なかには自分の好きな道を進んで成功した子供さんもいるでしょう。

お年寄りは、成功している自分の子供は自慢です。

当たり前です。

だから、与論島に帰ってくればその成功した仕事を続けられない、だから親のことは気にせずがんばれ!と子供に伝えます。

わたしがばーちゃんになってもそうします。

 

が、心の中ではそばにおってほしい。

 

これが本心なのは間違いない。

この、心裏腹な感じがもどかしいぃぃぃぃぃ!!!

 

子供も気になってしかたない

 

うちの実家の近くに90歳を軽く越えた一人暮らしのおばあちゃんがいました。←親戚

そのおばあちゃんは、しっかりもので、90歳過ぎても畑仕事をしていました。与論島まで栗を送ってくれたりと、とてもいいばーちゃん。

ですが、体はやっぱり歳相応に衰えるわけです。

息子さんが県内にいたんですが、けっこうはなれた場所に家を建てて暮らしています。

この息子さんが週末に様子を見に来ているようでした。

ですが、90歳のばーちゃんの息子といえば、プレ高齢者みたいなもの。

毎週はきつい。

息子さんは心配だから施設に入れようとしました。

しかし、ばーちゃんはそれを断固拒否!!!!

「わたしは死ぬまでこの家で暮らす!!!!!」

 

どっちの気持ちもわかるぅぅぅぅぅ!!!

てゆーか、与論島でもよく見る光景です。

違いがあるとすれば、遠くはなれすぎているところ。

毎週毎週、与論島に通うとかできない・・・・・

かーちゃんのためならえんやーどっと~な人いますか?

現実問題、仕事をしている人は無理ですよね。

 

高齢者問題は、親と子の意見がどうしてもすれ違う・・・・

 

まとめますが、与論島だけではなく、高齢者問題というのは今から深刻になってくることはまちがいないです。

高齢者が入れる施設も、人手不足などの問題が山積みです。

今は高齢者多いですが、いつかぱっといなくなるときが来ます。

すると、今度は施設があまります。

日本全体見ても大変そうですが、ほんの小さな家族というコミュニティーだけ見ても大変なんです。

そんなん、日本全体大変なのは当たり前ですよ。

 

まだほんの少しの家族しか見たことはありませんが、どこも同じようなすれ違いが起きています。

親と子、お互い望むことが違う。

だけど、お互いのことを思っている。

なんともどかしいことか・・・

それをすごい感じます。

 

自分は、与論島に移住してしまったから、最後の10年間は、自分のばーちゃんを亡くなるまでほったらかしにしてしまいました。

最後は老人ホームに入って、最後は病院で亡くなりました。うちは同居していましたが、両親共働きで、日中家にはばーちゃんしかいませんでした。

認知症が進んで、ガスをつけっぱなしにしてなくしたり、お風呂に薪をくべすぎて風呂のお湯を沸騰させたりしちゃったもんで、危ないので施設に入れたんです。ばーちゃんは料理上手の働き者でした。

もし、自分が山口に残っていたら、ばーちゃんは最後まで家にいられたんじゃないかって、ふと思うときがあります。

 

お年寄りも、家族の役に立ちたいんですよね。

って、シニアサポートをしていると昔のことを思い出してしまいました。

お年寄りも、そしてそれを気にかける子供さんも、どちらも満足できるシニアサポートめざします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

【人見知り与論島全力案内人】 22歳、初めて訪れた与論島に運命を感じて、26歳で山口県から与論島に移住→そのまま、結婚してかーちゃんになっちゃった!! ワイン大好きぴちぴちのアラフォー薬剤師。 与論島の旅行や移住、田舎暮らしについてブログで全力発信中。 ツイッター、インスタグラムもやっています。