こんにちは。
はなアンニャー(@hanadeso3)です。
与論島は人口5000人あまりの小さい島ですが、こどもえんが4つ、小学校が3つ、中学校と高校が1つずつある、子育てに優しい島です。
小さいのに子供のための施設が充実しているのはかーちゃんとしてはありがたい話です。
そして、与論島は神社もけっこうたくさんあって、旅人も訪れる人気の観光スポットらしいのです。
住んでいると忘れてしまっていたけど、シマノマさんでもらってきた『tane』で神社特集を見つけて、
と思って、ひとりで神社まわってみました。
『tane』はシマノマさん、くじらカフェ、海岸通り、メーダフユイ、与論空港など与論島のいたる場所に置いてあるフリー情報誌です。
なかなか、普段忘れがちな穴場スポットのことも書いてあって、おもしろいので、与論島にお越しの際はぜひぜひ探して集めてみてください!!
さて、茶花から与論島神社めぐりの始まり始まり~。
目次
舵引き丘ハジピキパンタ
ハジピキパンタは、与論高校のすぐそばにある観光スポットです。
わたしが移住してきたばかりの頃は、こんなところなかったような気がするんですが、いつのまにハジピキパンタがきれいに整備されたのかわかりません・・・
ハジピキパンタは、神社というわけではないですが、島産みの神話が残る場所といわれています。
島が誕生した場所なのです。
はるか昔、シニグとアマミクという2人の神が漁に出かけて、舟の舵が浅瀬にかかり降り立ってみると、珊瑚礁がムクムクと盛り上がって島が生まれたという神話です。
シニグ祭りの拝所、聖地でもあります。
ハジピキパンタからは、名前のとおり、丘になっているので、360度見渡せます。
南に沖縄本島、伊江島、西には伊平屋島、伊是名島を望むことができ、北側には沖永良部島、そのはるか先に徳之島まで見えるときもあります。
ここは、朝日を迎え、夕日も愛でることができ、琉球と大和、神々とを結ぶ神聖な場所なのです。
天気がいい日はとてもいい眺めですので、ぜひ行ってみてください。
いすとテーブルがあるので、お弁当を持って出かけてみるのもおすすめですよ!!
少し、風が強いのでそこは気をつけて~。
高千穂神社
高千穂神社は、与論中学校の近くにある小さな神社です。
明治政府の神仏分離令により奄美各地に高千穂神社が建てられたうちのひとつです。
天祖天照大神の御神勅を畏み戴き三種の神器を捧持して高千穂峯に天降り、天壌無窮 の皇基を建てられた我が国肇国の祖神天津日高彦火瓊々杵尊を奉斎する由緒正しい神社。
静かで、普段は誰もいません。
お社の奥からの眺めもいい感じです。
与論島のパワースポットと言われていますので、ここに来て元気をもらおう!!
按司根津栄(アジニッチェー)神社
按司根津栄(アジニッチェー)神社は、朝戸集落の中にあります。とても漢字が難しい、これは読めるひとは、ほとんどいないのではないでしょうか?
与論島の英雄を祀ってある、島人に愛される神社です。
英雄と言うのは、琉球統治以前に与論島を治めた按司根津栄(アジニッチェー)というひとのことで、その名前がそのまま神社の名前になっています。
アジニッチェーは、子供の頃から武術に長けていたため琉球王に気に入られ、与論島を治める按司(アジ)という位を与えられ、根津栄(ニッチェー)という場所で生まれたことから、按司根津栄(アジニッチェー)と名を授けられ、琉球王のそばで仕えていました。
しかし、与論島に帰りたいと申し出ると、琉球王と対立してしまい、命を落としてしまったという伝説が残っています。
今も境内に頭蓋や遺品が奉納されているそうです。
災厄削除お守りは木札の半分に災厄を移して割り、災のほうはその場にある災い箱に置いていき、片側半分をお守りとして持ち帰ることができます。
与論島のカタチをした絵馬や、星砂守りもあり、人気です。
入り組んだところにありますが、親切な看板がしっかり案内してくれますよ。
御朱印も書いていただけます。
琴平神社と地主神社
与論町城という地区に、同じ敷地内に、二つの神社がある場所があります。
サザンクロスセンターのお隣で、与論城跡でもあります。
こちらでも、御朱印を書いてもらえます。
与論城跡は、14~15世紀頃、琉球の北山王の三男であるオーシャンが与論世之主(島主)として島を治めていました。オーシャンが与論城を築城中に、尚巴志により北山王朝が滅亡したため、築城が中止され、未完成のまま今に残っています。建物はなく、サンゴで作られた石垣は、地面に身を伏せて島を守る龍の姿をかたどって造られたといわれています。
与論島の神社のなかでいちばん大きな神社です。
十五夜踊り、奉納相撲などの行事がここで行われます。
与論島でも高い場所にある神社なので、見晴らし最高です。沖縄もしっかりくっきり見えます。
ここから夕日を見るのが、とてもおすすめです。
こちらは琴平神社になります。
みなさんがおみくじを引く場所です。
おみくじは、吉凶の運試しではなく、書かれてある内容が大事。書かれてある内容を教訓として持ち帰って、何度も見直しながら日々の暮らしを見つめ直すものなので、大凶が出ても落ち込まなくても大丈夫です。逆に、大吉だからといって、何もしなければいいことはないです。
琴平神社は、文政7年、金毘羅大権現「大物主之尊」を勧請し、天保6年に石仁の厳島神社と朝戸の菅原神社を合祀し、明治42年に現在の場所に建立されました。
こちらが地主神社です。
与論の原始信仰である拝所(ウガン)の神々を合祀し、明治3年、城跡にある辺後地拝所の傍らに小祠を建て、島の産土「大地主(おおことぬし)」神を祀った神社。
与論島、神社の旅まとめ
与論島の拝み方は、2礼 2拍手 1礼。
あまり思いきりぱんぱんとは手をたたきません。優しく手を合わすように拍手します。
お正月やお盆、お墓参りやお葬式のときなど、与論島のひとはすっと手をあわせます。
そのとき、ご先祖様に対して、家主が感謝の気持ちを述べます。
家庭では、お正月やお盆に、この光景がよく見られます。
与論島の神社はどこも駐車場があるので、ドライブに最適です。
その神社も、気持ちのいい雰囲気で、与論島のパワースポット感満載です。
元気がないとき、落ち込んでいるときに、神社めぐりをしてみると元気になれそうです。心がすーっとします。
与論島の誕生を想いながら、神社を巡ってみるとまた新しい与論島が見つかるかも!?
島に来ると必ず、神社におまいりするひともけっこういるようですよ。
神社をめぐる与論島の旅、今度の旅の計画に入れてみてはいかがでしょう?
雨の日は、神社めぐりもおもしろいですね。