与論島一番の秘境?ハミゴー遊びの今と昔。

こんにちは。

与論島のことをまだまだ知らない、はなアンニャー(@hanadeso3)です。

与論島には、自然がいっぱい。それが与論島の魅力です。

その自然によって、素晴らしい風景がわたしたちを楽しませてくれます・・・・

さて、わたくし、13年ぶりに『ハミゴー』という、与論島で一番の秘境だと思われる場所にお友達に連れて行ってもらいました。

ほんとに超久しぶり。

入り口までは何度か行ったことがあるけれど・・・・

移住して、すぐのときに1回行ったっきりです。

そのときは、サンダルで行ってしまって、泥まみれになり、大変な目に合いました。

さぁ、あなたもハミゴー探検にでかけましょう!!

 

目次

ハミゴーとは?

 

ハミゴーというのは、与論島の南岸にある切り立った奇石、怪岩の場所のことです。

崖には、岩窟葬や風葬跡があり、あるところには何体もの頭蓋骨や体の骨が積まれているところがあります。

それは、昔、風土病にかかった人たちがここに来て、死を待った場所。

与論島には、けっこうそういった場所があるのですが、みなさん海の方向を向いているのが印象的。

わたしは、そんなに怖いと感じたことはありません。霊感とかもないけど・・・

そして、このハミゴー。

実は、昔、今で言う合コンスポットでもありました。

与論島では戦後しばらく、夜遊び(ヤユー)という、文字そのまんま夜遊びの風習があったそうです。

お年頃の男子が、お目当ての女子の家に訪れ、三線を弾きながら恋の歌を歌うのです。

はなアンニャー
今でも、歌のうまい男子はモテますよねぇ。

そして、ぽっかりと開いた洞窟である、ハミゴーは恋と歌の舞台。

1年に1度の、『ハミゴー遊び』と言われる、おじいちゃんおばあちゃんの甘酸っぱい思い出なのです。

なんと、300~400人もの若者が大集合していたとか!

はなアンニャー
イマドキの若者もがんばれよ・・・

男子が三線を弾き、女子はそれに合わせて手拍子、互いに歌いあったり、踊ったりで、想像するだけでも楽しすぎる・・・とゆーか、ヤバイ。

やっぱり、三線がうまい男子、歌がうまい女子はモテモテ。

うまくいったカップルは、他の洞窟へ・・・・

なんとも、ドキドキしてしまう、昔のハミゴー遊び。

今では、その風習はなくなってしまい、ハミゴーは合コンスポットから探検スポットへと変貌をとげています。

ですが、昔はこんなことをして楽しんでいたんだなぁ・・・と想像しながら、行ってみると、また感じ方が変わってくると思います。

こんな記事を見つけましたよ。

与論町城で「ハミゴーアシビ」南海日日新聞

こういった行事はどんどんやったらいい。

おじいちゃんおばあちゃんももっと元気になれそう!!!

 

ハミゴーってどこにあるの?

とりあえず、地図だけのせてみました。

地図だけではなんともわからないです。必ずわかる人に連れて行ってもらいましょう。

ハミゴーは、とっても神聖な場所。荒らされてはいけません。

特に何も目印はありません。

いるのは、畑とやぎさんだけ。

どうにかしてたどり着いた入り口は、『きけん』と書かれたガードレールで道をふさがれて・・・・

はなアンニャー
アレ?ガードレールが壊れてる・・・

こちらがハミゴーの入り口です。

どーりで、今まで見つけられなかったわけですな。草がボーボーで、何かの入り口だとは到底思えません・・・・

この草むらをかきわけて行くのです。

頼りないロープをつかみながら、進め進め!!

はなアンニャー
まじで道なき道を行きます。これでも、昔よりはマシだとか・・・

これは、大昔の記憶がよみがえってきました。

足場は泥なので、雨の日の次に行くと、靴は大変なことになります。もちろん、滑ります。けっこう急な坂を下っていきます。

そして、ここがたどり着くまでの最大の難関ポイントであり、最大の興奮ポイント!!

小さな洞窟を通ります。ここがけっこう小さくて、真っ暗で怖い。気をつけないと、頭を打ちます。

トンネルを抜けて後ろを振り返ると、冒険を繰り広げてきた感がスゴイ。

そして、そして・・・

たどり着いたのが、ハミゴー!!!

けっこう広めのスペース。

ここで、盛大に歌って踊って、合コンパーティーが繰り広げられたのです。

崖の向こうは絶壁。岩に囲まれていて、船に乗らないと、向こう側からは見えません。

まわりの崖には、洞窟がたくさん見られます。

与論島はサンゴでできた島ですが、ここだけが別世界のような不思議な場所。

でも、特に怖いとは感じませんでした。

来るのに、少々苦労しましたが、これは来てよかった!!

ハミゴーから見る夕日がとてもきれいだそうなので、次回はぜひ夕方に来てみたいもんです。

 

ハミゴーに行くときの注意点

 

先ほども書きましたが、ハミゴーへの道は道なき道を行きます。

頼りないロープだけが頼り。ロープを結んである棒も、正直言ってグラグラして頼りないです・・・

もしも、ハミゴーに行くときの注意点です。

サンダルは厳禁!!靴で行きましょう

地面は、完全に泥。

サンダルで行くと、かなり危険です。

わたし、一度だけ行ったとき、何も知らないでサンダルで行って、大変な目に合いました。

サンダルは、使えなくなりました・・・・

長そで、長ズボン着用で

ハミゴーまでの道は(だから、道はない)草がすごいことになっています。

夏は、蚊が大量発生するそうです。

長そで長ズボン着用で、虫除けもしっかりしておきましょう。

できれば、帽子もあったほうが・・・洞窟を通るときに頭をぶつけそうです。

電灯がないと、マジで真っ暗な洞窟をとおるので、電灯も準備!

雨の日の次の日は避けよう

雨が降ると、ハミゴーまでの道はぐちゃぐちゃになります。

わたしが体験者です。

すべります。うまります。サンダルが大変なことになります。

そんなことより、危険です!!やめなさい!!!

絶対、ひとりで行くな!!

ケガをしたり、道がわからなくなると大変です。

海に身を乗り出して、海に落ちてしまう可能性も無きにしも非ず。

携帯電話の電波も悪い場所ですし、行くのも大変な場所。

必ず、ふたり以上で行きましょう。

そして、ハミゴーのことをよく知っているひとと行ってください!!!

神聖な場所です。荒らさないで。

ハミゴーのあたりは、風葬跡などもけっこうあります。

興味本位で荒らしたりしないでください。

 

ハミゴー遊びに思うこと

 

もう10年以上前に行った場所なので、ほとんどおぼえてなかったです。

こんなに行くのが大変だとは・・・

うちの子供たちはよくハミゴーに行くんです。

わたしではなく、彼らのおじさんに連れられて。

そのとき、けっこう軽いノリでハミゴー行った!!て教えてくれていたので、

はなアンニャー
子供でも行ける楽な道・・・

と思っていたら、ところがどっこい。

子供は身軽で、あーいった冒険は楽しくてしかたがないのですな。

まぁ、たしかに40歳間近のおばちゃんも楽しかったです。久しぶりに冒険しましたねー。

 

昔の人は、わざわざあんなところに行って、飲んだり歌ったりしていたんだなぁ・・と思いにふけってみました。

イマドキの若者もがんばれ!!

 

 

 

 

 

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

【人見知り与論島全力案内人】 22歳、初めて訪れた与論島に運命を感じて、26歳で山口県から与論島に移住→そのまま、結婚してかーちゃんになっちゃった!! ワイン大好きぴちぴちのアラフォー薬剤師。 与論島の旅行や移住、田舎暮らしについてブログで全力発信中。 ツイッター、インスタグラムもやっています。