こんにちは。
はなアンニャー(@hanadeso3)です。
都会では、暮らしのなかで困ったことがあれば、24時間対応してもらえることが多いですが、田舎ではそうはいきません。
つい最近、移住したばかりのひとは、どこに問い合わせたらいいのかもわからないかも。
わたしは、与論島に移住して15年ですが、いろいろと家のトラブルを体験してきました。
台風で屋根が飛んだり、電気がつかなくなったり、網戸がダメになったり・・・
古い家だからかな?とも思いましたが、それもあるけど、島ならではの事情によるトラブルも多いようです。
島に業者さんが多いわけではないので、後回しにされることもよくあります。
まずは、いきなり不能にならないように、日々のメンテナンスが必要だなーとしみじみ感じているところです。
さて、15年暮らしてきた中で、わたしがもっとも多く遭遇した、家のトラブル。
それは、水道の排水トラブルです。
古い賃貸でもありましたが、新築の家でも起こった、大事件。
台所の排水が完全にダメになり、逆流して、台所が汚水にまみれる!!
というなさそうな案件に2度も遭遇したので、そのときのことを書きます。
目次
突然、台所の排水溝が詰まる
ほんとに、よく排水溝を詰まらせるんですよ、わたし。
油も流してないし、一体なにが悪いのか・・・と毎回思います。
もしかしたら、人より、油をものすごく使っていいるのかもしれない・・・そのくらいしか、思いつきません。
賃貸住宅のときは、台所のしたから水が溢れ出して、それはもう大変でした。
あまり、経験したことないかもしれませんが、水がシンクと床の間からものすごい勢いであふれ出してくるのはめちゃくちゃ怖いです。
そして、それを片付けるのがまたストレスマックスで、かなりヒステリックになっていたので、家族がびびっていました。
で、原因をつきとめるために、排水のふたを開けてみると・・・
中に白いクラゲみたいな油のかたまりがめちゃくちゃいっぱい浮いていて、衝撃的でした。
これを全部取り除いてもらって、やっとあふれ出す台所事件は解決。
そして、新築の家では、ちょくちょく排水が逆流していたんですが、ある日、逆流どころか、いっさい流れなくなるという事態に・・・
水をちょっと流すだけで、すぐあふれてくるので、またこれイライラしちゃってわめき散らして、家族は大迷惑です。
このときの原因は、配水管に白いかたまりがこびりつき、管をふさいでいたからでした。
台所の排水溝が詰まる原因は?
台所の排水溝は、使い続けていると油汚れなどが配管にたまっていき、詰まってしまうことは、じつはよくあります。
急に詰まることもありますが、大体、少しずつじわじわと流れが悪くなります。
水はけが悪くなったり、水が全部流れるのに時間がかかり始めると、もうかなり詰まり始めています。
ほとんどの場合、油が原因なのですが、このほかに小麦粉などの粉を流すのも原因となるようです。
なので、パン屋さんなどはけっこう詰まるので、年に1回定期的にメンテナンスしているところが多いようです。
我が家は、ものすごく片栗粉を使うので、もしかしたら、それも原因ではないかと・・・
意外と多いのが、食材をそのまま流してしまい、それが詰まっていることもよくあるんだとか。
食材以外にもスプーンやフォーク、爪楊枝なんかもいつのまにか流してしまっていることがあり、それが詰まりの原因となることも・・・
鉄製になると薬剤などで溶けないので、配水管ごと変えるという大工事をするハメになることもあります。
そして、与論島特有ですが、水道水に石灰が多く含まれているのも原因のひとつでだそうです。
だから、詰まってもしょうがない!
と思っていたほうが気が楽です。
いつも、わたしがズボラなせいで詰まるんだ!と怒られていますけど、ちゃんと理由があるんです!!!
わかってくれ!!!!
台所の排水溝が詰まらないようにメンテナンスする方法
流れが悪くなり始めたら、とりあえず自分でなんとかする方法をいろいろ調べて、実践してきました。
我が家の場合、気付いたときにはもう手遅れだったのですが、早めに手を打てば、水道業者さんに頼む手間とお金が節約できます。
詰まるものは流さない
まずは、詰まるものをなるべく流さないようにすることが一番大事です。
油はできるだけ、ふき取ってから洗い物をするとかの工夫が必要です。
聞いてみると、台所の排水溝が詰まった経験のある人はかなり多いです。
案外、いろんなもの流しちゃってますよ~。
もう、ちょっと詰まり始めてるな、と感じる場合には、ちょっと手の込んだことが必要になってきます。
タオルとお湯を使う
排水溝の穴にタオルを詰め込み、栓をします。
このタオルまで流してしまわないように、端はきちんと外に出しておきましょう。
そして、シンクの中に、シンクの7割程度のお湯を溜めます。
お湯は温度が高いほうがいいのですが、パイプを傷つけてしまうので、60度くらいがいいようです。
お湯がたまったら、排水溝の穴につっこんだタオルを一気に引き抜きます。
こうすると、配水管のなかにかなりの水圧がかかるので、詰まっているものがぽんっと取れる仕組みです。
これは、初期の段階ならかなり効果アリなので、ぜひぜひ試してみてください。
ただ、スプーンやフォークが詰まっている場合は、それらをさらに奥に押しやってしまい、状況を悪化させてしまうこともありますので注意してください。
ペットボトル、スッポン、真空式ポンプクリーナー
排水溝の穴に、空のペットボトルの口を差し込んで、排水溝の穴とペットボトルの間に隙間がないようにします。
うまくはまったら、ペットボトルをぺこぺことつぶして、排水溝の中に空気を送ります。
何回か空気を送り込んだら、ペットボトルを抜き、また同じようにペットボトルを差し込み、同じことを繰り返します。
スッポンの代わりです。
スッポンも使えますが、トイレで使う大きいのではなく、小さいサイズのほうが台所は使いやすいです。
だけど、スッポンはパイプが蛇腹タイプの場合は、壊れてしまう可能性があるのでおすすめできません。
また、タオルのときと同じように、スプーンなどが原因の場合も状況を悪化させてしまうのでやめておきます。
ペットボトルやスッポンよりさらに強力なものとして、業者さんが使う、わー真空式ポンプクリーナーがあります。
台所だけでなく、あらゆる水周りのトラブルを解消できる万能器具です。
家庭用パイプクリーナー
完全に固まりきってない油汚れには、家庭用のパイプクリーナーが溶かしてくれます。
パイプクリーナーには、漂白除菌効果もあるので、嫌なにおいやヌメリ、黒ずみなども落としてくれます。
排水溝に流して、1時間くらい放置した後、一気に水を流すだけなので、とても簡単です。
液状のジェルタイプ、粘土性が高いパイプクリーナーが一番いいです。
粉のタイプは、逆に溶け残って詰まりの原因になることがあります。
業務用のパイプクリーナー
最初のうちは、水道業者さんを呼んでいたのですが、そのとき使っていたのが、この『ピーピースルー』という薬剤でした。
ネットでも購入できますが、かなり強力で危険な薬剤のため、使うときは注意が必要です。
使い方は、家庭用のパイプクリーナーとほぼ同じですが、ピーピースルーをまいた後に、50度くらいのお湯を流して溶かします。
すると、ぶくぶくと泡だってきて、それが配水管を流れ、汚れを落とす仕組みです。
それを1時間放置しておきます。心配なら、ひと晩放置してもかまいません。
直接皮膚に触れたり、目に入らないように手袋やめがねをつけて、使用しましょう。
ワイヤーブラシ
今まで紹介した方法でも改善されない場合は、かなり頑固な詰まりであると予想されます。
最後の手段が、ワイヤーブラシです。
わたしも水道業者さんが使っていたのを見て、ネットで購入しました。
もはや、水道業者と言っても過言ではないかもしれません・・・
直接、ブラシを突っ込んで、ゴシゴシするという最後の手段です。
水道トラブルの最終手段は、水道業者さんを呼ぶ
我が家は、薬剤を使っても、ワイヤーブラシで掃除しても、を使っても、何をやってもまったく改善せず、最終的に、いじくる前よりひどくなる。
という最悪の結末を迎えてしまい、結局水道業者さんにお願いしました。
今回お世話になたのは、というか、いつも排水が詰まったらお世話になっているのが吉田設備さん。
今回、買ったばかりだという最新式高圧洗浄機を使って、台所の反対側からせめてもらいました。
そしたら、なんと、排水溝のなかから白いかたまりがたくさん出てきたんです!!
油だから、どろどろなものが出てくるのかと思ったら・・・・
まさかの、かたい物体がこんなに大量に出てきました。
排水溝にこびりついて流れを完全にふさいでしまっていたんですね・・・
見たときは、ビックリしました。
まさか、こんなものが詰まっていようとは・・・・
ココまでくると、パイプクリーナーでもピーピースルーでもワイヤーブラシでもどうにもならないレベルだそうです。
やっぱり日頃から、詰まらないように予防することが大事ですね。
水道業者さんからは、2年い1回くらいは高圧洗浄やったほうがいいと言われました。
でも、新築なのに早すぎる!!!
やっぱり、自分の日頃の行いが悪い気がしてきたので、今まで以上に気を使って、台所を使おうと心に決めました。
・できる限り、料理の油は排水口に流さない
・洗い物が終わったら、熱湯をかける
とりあえず、このふたつは徹底していきたいと決意しました。