与論島に来るなら、方言『とーとぅがなし』をおぼえて来ると人気者になれる!!

こんにちは。

与論島移住13年目、はなアンニャー(@hanadeso3)です。

与論島は田舎でありまして、見た目どおりの高齢化社会です。100歳以上のひとが、普通にゴロゴロいらっしゃいます。

しかも、わりとシャンとしてて、元気な100歳越えが多いのが特徴、そしてやっぱり女性が多いです。

きっと、昔の暮らしに長生きの秘訣があるのだろうと思いますが、きっと本人たちも何が良くて元気に長生きできているかなんてわからないんじゃないかな?だって、それが当たり前の暮らしだったから。

そして、聞いてみようと思っても、100歳越えの方が話すのは、ほぼネイティブゆんぬふとぅば、与論島の方言です。

病院で薬剤師をしているので、おじいちゃんおばあちゃんと話す機会は多く、方言を耳にすることも多いです。

が、あまりにも標準語とかけ離れていて、いまだにまったく分からないという状況。

移住組のみなさん、与論島の方言しゃべれますか?

じつは、ゆんぬんちゅの若者も方言わからない!?

 

目次

与論島の方言は何回聞いても難解である

 

与論島は鹿児島県ですが、文化や言葉は圧倒的に沖縄に近いです。

距離も近いけど、昔から琉球王朝と深い関わりがあったので、それもそうなのでしょう。

言葉も分からない上に、けっこうな早口なので、ホントに聞き取るのが不可能。いまだに、バリバリの方言のおじいちゃんおばあちゃんの言葉は聞き取れません。

方言を使うのはおばあちゃんのほうが多い気がしますね。

特に、方言で話しかけられるのは病院でのこと。

なんとなく、雰囲気だけは伝わるので、うなずくことだけはしていますが、実際は本当に何もわかりません。話の流れで、推測してるだけです。

また、地区によって方言が違うようで、茶花のひとには東区の方言がわからないそうです。

しかも、東区のひとは早口!!

小さな島なのに、場所によって方言がちがうとか大変だ!!まったくおぼえられないはずです。

ほんとに、初めて聞いたひとには超難解なのが、与論島の方言なのです!!

 

 

ヤーナー(家名)を受け継ぐ

 

与論島には、戸籍上の本名のほかにヤーナーと言われる、もうひとつの名前を持っています。

与論島のひとは、やーなーで呼び合うひとも多く、旅人から見ると一体誰のことを言っているのかわからないことがあります。ヤーナーを知っている鬼、本名を知らない・・・といったことは多々あります。

しかも、同じヤーナーの人が多いので、混乱します。

わたしのまわりに多いのはジャー、ウシ、タラ、ナビ、マグといったヤーナーです。

ヤーナーは生まれたときに、おじいちゃんおばあちゃんのヤーナーから襲名されるので、その一族はずっと同じヤーナーが続くということだと「思います。

わたしは、島人ではないので、ヤーナーはないですが、元からハナなので、ハナでいーやといった感じです。

イキなはからいでヤーナーをもらえるお嫁さんもいるようです。

あなたも、与論島でヤーナーつけてもらってみてはどうですか!?

 

与論島の方言の法則

 

なんだか、聞いても????な与論島の方言ですが、じつは法則があるようです。

以前、与論島、方言がまったくわからない件についてでも、法則については書いております。この記事から1年たちますが、やっぱり方言まったくマスターできていないことがよくわかります。

とりあえず、

オ母音はウ母音に

エ母音はイ母音に

カ→ハ

ス→シ

ツ→チ

ハ、ヒ、フ→パ、ピ、プ

リ→イ

これを意識して話してみてください。

でも、このとおりにはいかないことだらけ・・・

はなアンニャー
この法則で行くと、いつもはいつむなのか?
とうちゃん
いつもは、ちゃーだな。いつも来るいつも来るはちゃーきーちゃーきーって言う

は?

はなアンニャー
・・・なんじゃそらー!!!!ちゃーきーチャーキー!?

こんな風に一筋縄ではいきません。

 

与論島の方言、これだけおぼえておけばなんとかなるさ

 

でも、与論島の方言使いたい!!という人はきっと、いるはず。

旅行で来る人も、いきなりお店やホテルで与論島の方言使ったら、

コイツ、通だな!!

って思われること、まちがいないですよ。

ここで、日常生活で使える与論島の方言を紹介します。

わたしも、ほとんど与論島の方言は知らないので、これを機会におぼえてみようかな??

あいさつ

あいさつは、日常生活で一番使うので、おぼえておくと大変便利です。特に、『ありがとう』は、いたるところで使われます。

恥ずかしがらずに、どんどん使いましょう。

 

・ごめんくださーい!!

はなアンニャー
さーびたん!!

・さようなら~

はなアンニャー
なーやー

・ありがとーう!!

はなアンニャー
とーとぅがなし!!

 

家族の呼び方

ウプ おじいちゃん
パーパー おばあちゃん
アチャ おとうさん
アンマー おかあさん
ヤカ おにいさん
アンニャー おねえさん
ウットゥビ
フナウットゥビ

沖縄では、おじいちゃんおばあちゃんを、『おじい、おばあ』と呼びますが、与論島ではあまり聞かれません。

はなアンニャーのアンニャーは『ねえさん』という意味になりますが、果たしていつまで『アンニャー』として生きていけるのか・・・ちょっとビビッています。

 

からだの一部

チブル
ピギ 髪の毛
ミン
パナ
パギ

わたしがよく使うのは、めんたまを『ミンタマ』、耳が聞こえない人を『ミンク』と言います。足が痛い→『パギが痛い』

この例文は、知り合いの中年のおじさんがよく使っています。

 

自然

ピチュ
ティダ 太陽
アミ
パマ
ウン
パナ
ウル サンゴ

与論島はパナウル王国とも言われていますが、パナは花、ウルはサンゴで、花とサンゴの王国という意味になります。はて、王様って誰なのだ?、道端にたくさんいる王冠かぶってるやつかな?

 

表現

チュラサイ 美しい
ピーサイ 寒い
アチサイ 暑い
ハミンシャイ 好き

与論島でよく使う言葉は、このくらいでしょうか。

春~秋にかけての与論島は、暑いのが当たり前で、あまり『アチサイ』と言う人は聞いたことがありませんが、逆に冬に『ピーサイ』というのはよく聞かれます。

あとは、『ハミンシャイ』で、好きなものは好き!!と素直に伝えると高感度アップです。

 

もうすぐ、外国から与論島へ移住してくる友達がいるので、ぜひ与論島の方言をおぼえて伝えたいです。

はやく、島になじめますように!!

みんなで、レッツゆんぬふとぅば!!!

 

2 件のコメント

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

    ABOUTこの記事をかいた人

    【人見知り与論島全力案内人】 22歳、初めて訪れた与論島に運命を感じて、26歳で山口県から与論島に移住→そのまま、結婚してかーちゃんになっちゃった!! ワイン大好きぴちぴちのアラフォー薬剤師。 与論島の旅行や移住、田舎暮らしについてブログで全力発信中。 ツイッター、インスタグラムもやっています。