こんにちは。
与論島で暮らし始めて13年の、はなアンニャー(@hanadeso3)です。←この記事を書いたとき。
わたしは与論島出身ではないので、昔の与論島のことはウワサでしか聞いたことがありません。
昔は琉球王国の一部だった、観光ブームのときはそりゃーもうすごかった!!とか。
わたしが与論島に来たばかりの頃は、大きな荷物を頭の上に乗せて運ぶおばあちゃんとか、ふつうにその辺歩いていたんですがね・・・
たった10年の間に、クレジットカードやPayPayの普及など、いろんな変化が起こっています。
コロナウィルスの大流行なんて、世界規模の変化も起きています。
与論島で便利なPayPay(ペイペイ)の使い方。オーシャンマーケットはクレジットカード、電子マネーも使えます!
変わってはいきますが、昔こうだった、ああだったということは変わりません。
そんな昔の与論島の暮らしを知ることができる、『与論民俗村』のことを書きました。
実に、与論民俗村を訪れたのは3年ぶりくらい・・・なつかしい。
目次
与論民俗村は与論島の昔を知ることができる貴重な場所
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与論島観光で忘れてはならない、与論民俗村は茶花からだいぶ離れた(与論島的には)、東区にあります。
いつも見る、与論島の言葉でありがとうと言う意味の『とーとぅがなし』の漢字は、『尊々我無』ですが、じつは、本来は、『尊加那志』が正解のようです。
加那志は、「愛し、哀し」に由来する「神様、尊い存在」という意味であるそうです。
『尊加那志』はそれだけで、祈りの言葉です。今、ふつうによく使われている漢字よりも、こちらのほうが意味がこもっていていいですよね!!
入り口から、勉強になります。
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入場見学料がかかります。
2019年4月から100円ずつ値上がりするそうなので、お知らせしておきます。
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2019年4月1日からの料金は、
大人(中学生以上) 500円
小学生 300円
15名以上の団体のお客差は50円引きになります。
民俗村に入ると、係の人が、与論島の歴史や文化、暮らしについて詳しく教えてくれながら、案内してくれます。
他の場所ではみることのできないものもたくさんあるので、とても貴重な空間。
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まず、茅葺屋根の家は与論島じゃなくても珍しいですよね。
茅という植物があるのではなく、屋根を葺く植物を総合して茅と呼びます。
屋根に使われているのは、与論島ならではの丈夫な植物なんだそうです。ススキのめちゃくちゃ丈夫な種類です。
そして、風が吹きぬけるためと台風対策のために、部屋ごとに建物を分けて建てて、風通しをものすごくよくする工夫がされています。
前後の窓をあっぴろげにすれば、風はひゅーひゅー通り抜けます。これは、とても気持ちよさそう!
丸見えですけどね。
ひとつひとつの建物を小さくすることで、台風のときの強風が当たる面積を小さくします。
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昔は、大工さんだけでなく、家族みんなが協力して家を作っていました。
今でも、民俗村の茅葺屋根の補強などはご家族でされています。
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こちらは、昔の暮らしに欠かせなかった道具の展示です。
与論島でとれる植物や、魚などを上手に工夫して便利な道具に変えて使っていました。
写真の真ん中のかごのようなものは、赤ちゃんのゆりかご。ハンモックみたいで楽しそう!
わたしは、赤ちゃんを段ボールに入れて仕事していたんですが、これがあったら、これ使いたかったな・・・
ハリセンボンを使ったネズミよけなど、かわいくもあり、非常に理にかなったものも。
虫かごなど、子供の遊び道具も昔は全部手作りでした。
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家や道具に使われている木材も、南国特有のものです。
昔は、ほぼすべてが自給自足の生活でした。
昔は、琉球王国の一部だったこともあり、赤レンガのシーサーのいるお家もありました。
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こちらは、サトウキビをしぼる道具。牛が引っ張って、棒をくるくると回すと、サトウキビ汁が出てくる仕組みです。
今でも、小学生がサトウキビを育てて、ここでサトウキビをしぼる体験をしています。
うちの子供が学校行事で、黒糖作り体験をしたときのレポートがこちらです↓
与論民俗村で、貴重な黒糖作り体験ができる!芭蕉布は重要無形民俗文化財に。
しぼりたてのサトウキビジュースは、めっちゃくちゃおいしいので、ぜひ飲んでみてください!
わたしのイチオシ、与論島名物です。
サトウキビジュースが飲める、島の駅くるまどうさんは、与論民俗村のすぐ近くにあります。
くるまどうのさとうきびジュースは、与論島に来たら絶対に飲むべき最強の健康的でおいしい飲み物である!!
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本当に、久しぶりに与論民俗村にやってきました。
これまでの何度かの台風で、茅葺屋根が飛んでしまったりしたこともあるようですが、何度も復活してくれています。
与論島の昔の暮らしそのものを見ることができる、貴重な場所ですので、いつまでも残ってほしいです。
最後に与論島名物の味噌と漬物のごちそうあり
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ひととおり、施設をまわると、休憩所で、お茶を出してくれました。
味噌3種類と、漬物3種類、と黒糖かりんとう。すべて、民俗村のお母さんたちの手作りです。
どれも美味しくて、小学2年生の娘も超気に入ってしまって、
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とせびってくるので、観光客でもないのに、漬物買って帰りました・・・
超おいしくて、止まらなくなったのは確かです。
この日は、とてもいい天気だったので、おいしいお茶と漬物や味噌に、とても癒されて気持ちのいい時間でした~!
ありがとうございました。
こちらでは、かき氷の販売もしていますので、夏の暑い日も涼しく過ごせます。
無料で、黒糖も食べられます。
与論民俗村オリジナルショップと体験コーナーもあるよ
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与論民俗村には、民芸ショップがあり、与論島のお土産も買えるほか、民俗村オリジナル商品もあります。
休憩所でいただいた、漬物や味噌、かりんとうもあります。
なんと、このお店、PayPayが使えるんです!!!!ちょっと、ビックリです。
与論島のPayPay普及率、すごい!!!
与論島で便利なPayPay(ペイペイ)の使い方。オーシャンマーケットはクレジットカード、電子マネーも使えます!
![](https://xn--jhq467avu8a.com/wp-content/uploads/2020/12/img_7199.jpg)
今、はまっているのが、草木染めしたバッグ。
こちら、与論民俗村の菊さんオリジナルです。
こーゆーの大好きなので、行くたんびに買いたくなる衝動にかられるんです・・・
このほかにもいろいろな色やサイズの草木染バッグが販売されています。
今度は、ぜひぜひ自分で染めたいな!と考えているところです。
また、今回は体験しておりませんが、体験教室も実施中。
草木染体験、郷土玩具つくり、黒糖つくり、くりぬき枕つくり、芭蕉布コースター織りなどの昔ながらの生活を体験することができます。
体験教室は、すべて予約制になっていますので、行く前に予約してください。
℡番号 0997-97-2934
芭蕉布というのは、糸芭蕉という植物の繊維から糸を作ります。この工程がとても大変で、芭蕉負織りを伝承しているのは、与論島では与論民俗村だけなんだそうです。
こちらが、糸を作る繊維が取れる芭蕉の木です。
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芭蕉布は、風通しがよく、軽くてサラリとした風合い。与論島の気候にとても適しているんです。
芭蕉布織り体験がこちらです。
芭蕉を紡ぐところから始まるようです。
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最後には、世界にひとつだけの手作り芭蕉布コースターができあがります。
ここでしかできない体験、ぜひやってみてください!!
いい思い出になること、間違いなしです!!!!
与論民俗村で、与論島の方言ユンヌフトゥバを知ろう!
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与論民俗村では、菊秀史さんによる、与論島の方言ユンヌフトゥバを勉強することもできるのがポイント。
与論島の方言についての書籍も多数、出版されています。
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また、小学校での方言教室や方言での演劇なども開催されています。
わたしは、13年暮らしても、いまだにユンヌフトゥバを話すことはできません。
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が、かつかつスルッと口から出てくるくらい・・・
いまだに、山口弁全開で生きてます。
聞き取るのは、なんとなく雰囲気で分かるような分からないような・・・のレベルです。
そのくらい、与論島の方言は難しい!!!
与論島の方言に興味のあるひとは、ぜひ、与論民俗村でおぼえてみてください!!お気に入りの方言とかあると、嬉しくなります。
変な言葉ばっかりおぼえて帰るひともいますけどね・・・
与論民俗村は、与論島の残したい風景や言葉がたくさん残っている場所。
いつまでも残しておいてほしい場所です。
与論島の観光名所は、他の場所とくらべると、少し地味だなと感じるところばかりですが、それが与論島のいいところ!!
与論島は、青い海だけでなく、こんないいところもたくさんあるのです!!!
雨の日も傘をさしてまわることができるので、雨の日にはおすすめの観光スポットです。
わたしのパワースポットでもあります。