あたらしい移住のカタチ~自分で選ぶこれからの働き方と暮らし方

こんにちは。

与論島移住歴15年、けっこうベテランのはなアンニャー(@hanadeso3)です。

今回、友達が与論島に移住してくるという、移住の民として嬉しい出来事がありました。

わたしも初めて与論島を訪れたときに、

はなアンニャー
自分は将来、絶対この島に住む!!

と直感で思ったのですが、彼も前の年に、初めて与論島を訪れたときに同じように感じたそうです。

与論島に移住して来る人はけっこう、直感で移住を決めてくるひとが多いようです。本当に不思議な島です。

そんなわけで、地方移住の先輩として、新人さんを全力で応援していきたい所存であります。

そこで、地方移住についてもう一度、勉強しようと思いまして、与論町立図書館で見つけた移住の本を読んでみることにしました。

セソコマサユキ(@sesokojima)さんの、『あたらしい移住のカタチ』という本です。

セソコさんは神奈川県から沖縄の宮古島に移住された方です。わたしの友達も、山口から宮古島に移住していたことがあります。

この本には10組のいろんな家族の地方移住体験談が書いてあります。

地方移住は、どんどん進化してるのです!!!

 

目次

まずは自分の地方移住の目的は何かを考えよう

 

昔は、実家のあとを継がないといけないから地元の田舎に帰る。結婚して、だんなの実家があるからしょうがなく、田舎に移住・・・などの理由で地方移住せざるを得ない人たちがたくさんいました。

著書の中でも、東日本大震災を体験して逃げるように地方移住した家族も何組かいました。

わたしが、地元山口に帰ったのは親が勝手に地元の病院で就職活動していたからです。

こんな風に、昔の地方移住といえば、自分の意思に関係なく、どうしようもなく、しかたなしといった感じでした。

 

ですが、ここ最近の地方移住、田舎暮らしブーム。その目的は、まるで正反対。

田舎に住みたいから移住する

誰かのせいとかではなく、自分と自分の家族のための移住が増えています。

わたしが与論島に移住したのも、しかたなくではなくて、自分の意思でした。

だんだん世の中が変わっているのがわかります。

そして。新型コロナウィルス流行の影響で、さらに地方移住や自給自足に興味を持ち始める人が増えています。

自分の好きな土地で暮らしたい

自分の好きな場所があるという人は、たくさんいるでしょう。

わたしもその好きな場所が与論島でした。

だから、旅行で来まくっていましたが、我慢ならなくなり、住み着いてしまいました。

自分のルーツとなった場所や思い出の場所など、やっぱり一度住んでみたいものです。

特に、女性は好きな場所に自分の家を建てる、ということに執着があるように感じます。

自分に合った場所を求めて

都会で暮らしていると、毎日が忙しく、疲れてしまっている人も多いです。

今の暮らしに違和感を感じるのなら、その場所は自分に合っていないのかもしれません。

そんなとき、どこか田舎で暮らしたい・・・・

そう思って、いろんな場所を渡り歩いて、自分の住みたい場所を見つけるのもいいですよね。

きっかけは、震災だったとしても、それで自分の人生を見直し、自分に合った場所を探し出した人もいます。

住んでみて、自分に合っていると感じることができれば、その移住は大成功です。

働き方を変えたくて

都会では、満員電車、残業、休日出勤も当たり前!というような話もよく聞きます。

確かに、何時間も満員電車とか、田舎育ちの自分には想像できませんが、残業は許せないタイプです。

実際、うちの実家のとーちゃんは元サラリーマンでしたが、あまりに過酷過ぎて、何度か過労で死にそうになりました。

今では脱サラして、好きなことを始めてサラリーマン時代より忙しそうに見えますが、楽しそうなので本当によかったです。

まぁ、そこまでではなくても、自分の働き方に納得がいかないひとは田舎に行ってみて、生活をガラリと変えてみるといいですよ。

田舎だから仕事がない?と思われる人もいるかもしれませんが、田舎だから仕事がないとは思いません。

自分でできることを見つけるいいチャンスです。

家族との時間を作りたくて

働き方を変えたいの理由として、家族との時間を大事にしたいというのはとてもわかります。

平日は、子供の寝顔しか見れないお父さんもたくさんいるでしょう。

お父さんが1日中、仕事に行っているときのお母さんは1人で家事に、子育てに必死です。

都会では、自分たち以外におばあちゃんなど頼りにできるひとがいない場合も多いです。

その状況を変えたくて、田舎に移住するひとも増えています。

田舎は、定時で帰れる職場が多いですし、自営業のひとは、がんばれば自分でいくらでも時間に都合がつけられます。

自分で、仕事を作ってしまえば、自分の暮らしにあわせた仕事ができます。

 

地方移住に必要なことは?

 

ただ、今の生活から逃げ出したい!という理由で地方移住すると、田舎でも同じことを繰り返してしまいます。

具体的に何から逃げたいのか?それをわかっていないと、同じモノに追いかけられてしまうんです。

田舎では、満員電車はありませんが、残業もあるし、ワンオペ育児もふつうにあるんですよ。

人生にしっかりとした土台を作ってから移住しよう

地方移住した人って、自分で会社を立ち上げたり、カフェや本屋さんを自分で作っちゃうひとが多いのは事実です。

この本でも、ほとんどのひとが移住してカフェをしていました。

たしかに、田舎に行けば、山奥でもたくさんカフェがあります。

自分で山を開拓して、自分で家を建てちゃうひともいました。電気や水道も自分でひくという完全自給自足生活です。

本に書かれてあるひとなんだから、成功してるひとしか出てこないだろ!!

みたいに思われる人もいるかもしれません。確かに、実際はこんなに甘くない。

自分でイチから作るって、相当大変です。

でも、カフェや自営業で、新しい土地でいきなり始めて成功しているひとは、今までの人生の土台がものすごくしっかりしているのをヒシヒシと感じます。

ただなんとなく、じゃなくて、自信と信念みたいなものを持ってお店を始めているのです。

家を建てられたひとも、きちんと勉強してきたからできるんです。

田舎に移住して、自分のお店を持ちたい!というひとは、よく考えて、自分だからできることなのか?本当にやりたいことなのかもう一度考えてみましょう。

自分が移住先で、カフェをオープンしているの想像できますか?

なんの知識もなく、お店をやっても失敗するだけです。

田舎には、人もそんなにいないことを知っておきましょう。

地域の人との触れ合いを積極的にしよう

地域の人との触れ合いって、田舎の醍醐味です。

移住したら、自分から地域の人に溶け込む努力をした人が成功しています。

与論島は、地域の人がウェルカム気質なので近寄りやすかったですが、そうではない地域もたくさんあります。

与論島は珍しい場所だと、いろんな人が言っています。

移住は運とタイミング

田舎で一番困ることは、家探しです。

これは与論島だけではないようです。

与論島の空き家事情がヤバい件について検証してみた

タイミングがよければ、すんなりと見つかりますが、アンテナをはりめぐらせておかないと、そのタイミングをすぐに逃してしまいます。

仕事や、子供の学校事情もタイミングが大事です。

そう考えると、きっかけや勢いって重要です。

 

地方移住の現実とアドバイス

 

さっきも書きましたが、田舎はどこも家探しに苦労するようです。

空き家はたくさんあるのに、貸してくれない・・・

理想の家に住みたいのなら、移住する前にリサーチしておくのが必須。

空いているのは、ボロボロでリフォームが必要な物件が多いです。田舎で成功するひとは、そのボロボロささえも自分の好みにして、楽しく暮らしているようですが。

まずは、どんなでもいいから見つかれば住んでみて、そこでしばらく暮らしながら、理想の物件を探すのもいいですね。

 

また、田舎に行くと賃金が下がります。

そんなに物価も安くありません。

ですが、都会で暮らすほどの出費はありませんし、ゼイタクをしなければ暮らしていけます。

が、収入がないうちは少し苦しいかもしれません。少しの貯金を持って移住すると、気持ちが楽になります。

 

生活に必要なものは暮らし始めてから購入してもいいと思います。

その土地の暮らしに合ったものが何か分かってからそろえたほうが無駄な買い物をしなくてすみます。

 

新しい土地に、知り合いがいるとスムーズに話が進みます。

地元のひとは最強です。

移住者の多い場所、交通の便がよい場所、自然豊かだけど都会に近い場所は暮らしやすいですね。

 

地方移住が向いてるひととは?

 

地方移住が向いている人って、どんな人なんでしょうね?

はなアンニャー
ズバリ、楽観的なひとでしょう!!

本を読んでいると、成功しているひとの口グセは、

『どうにかなるでしょ』

が多いようです。

ちなみに、わたしの口グセも同じですよ。人生、大概どーにかなると思っているので、たまに怒られますけど・・・

 

あとは好奇心旺盛なひと。

田舎に住むと、自分で楽しみを探さないといけません。

田舎は、閉鎖的な状況です。なんでも笑いに変えて、どんな状況でも楽しめるひとは地方移住向いています。

 

あとは、場所を選ばずに生きていけるスキルがあるとやっぱり便利。

自分で仕事を作り出すことができます。

手に職があると、仕事が見つけやすいですね。

 

とまぁ、こんな風に、楽観的で思い切りのいいひと。

移住しようと思ったら、いーやいっちゃえ~!!な人が向いております。

そんな人は、移住してから、どんどんやりたいことが見つかって、どんどん楽しくなってきますよ!

 

 

はなアンニャー

この本、地方移住10組のうち、2組が山口県に移住してて、自分の地元も出ててビックリ!

移住したひとの体験談を聞くって大事ですよ!!(体験者は語る)

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ABOUTこの記事をかいた人

【人見知り与論島全力案内人】 22歳、初めて訪れた与論島に運命を感じて、26歳で山口県から与論島に移住→そのまま、結婚してかーちゃんになっちゃった!! ワイン大好きぴちぴちのアラフォー薬剤師。 与論島の旅行や移住、田舎暮らしについてブログで全力発信中。 ツイッター、インスタグラムもやっています。