こんにちは。
はなアンニャー(@hanadeso3)です。
冬ですね。
寒いですね。
冬の与論島って、なにするんですかね??
それは!!!
アオサ採りです。
って言っても、わたしも15年与論島で暮らしてきて一回もやったことなかったんですけど、今年はやってみよう!ってことで行って来ましたよ。
これまた、やったことなかったお友達を連れて、無謀チャレンジです。
2022年はチャレンジですよ!
というわけで、本日はアオサリポートです。
目次
アオサとは?
ふだんは、青い与論島の海ですが、冬になると海岸がこんな緑色になるのはご存知でしょうか?
緑と青のコントラストがとてもキレイで、夏には見られない貴重な光景です。
この緑のやつがアオサです。
冬になると、この緑の上に座り込んで、なにやらやっているおばあちゃんをよく見かけるようになります。
アオサとは、海藻の仲間です。
アオサは食べられます。大好きです。
流通しているアオサは養殖されたものがほとんどで乾燥されたものが多いです。与論島で冬採るやつは天然ものです。天然ものは海の浅瀬に生息しています。
アオサには、ミネラル分や食物繊維、ビタミンが豊富に含まれています。
よく似ている青海苔とくらべると、カリウムやマグネシウムという、現代人に不足しがちなやつがたくさん入っているのです。
一時期、コ○ナにはアオサが効く~とか話題になってましたね。
寺崎海岸で実際にアオサ採ってみた
実際に、寺崎海岸にアオサ採りに行ってきましたよ~。
寺崎海岸はアオサ採りの聖地ですね。
何日か前から、アオサ採りのおばあちゃんを観察してイメージトレーニングしてました。
まず、アオサ採りのときの服装ですが、濡れますので、それを前提に着替えなど準備しておくとよいです。
おばちゃんによると、長靴がベストオブアオサ靴だそうですが、今回、長靴持ってないので、わたしは、ギョサンで行ってみました。
スニーカーでも大丈夫みたいです。
アオサの上は、よくすべるのでめっちゃ注意してください。
ひとりでは行かないで、必ず誰か一緒に行きましょう。
なんかあったときに、助けを呼んでくれるひとが絶対必要です。滑ったら、岩場に頭打つ可能性大です。
あと、トンガの火山の影響とかもまだありそうなので、ひとりで海の近くには絶対行かないようにしてください。
海のそばは、風が強くて寒いです。
陽射しありましたが、終始、鼻水が風に飛ばされていました。
あ!!アオサを入れるザルが必需品です。
今まで一度もやったことなかったので、ネットで調べて、魚屋のおばちゃんにやり方を聞いて、さらに現地でベテランのおばちゃんたちに聞いて。
正しいやり方は、手で、砂があんまりついていない葉っぱ?部分を採って集めるのが、あとから楽だと聞かされてから行きました。
最初はまじめにやってたんですが、性格的に向いてないな、と開始2分くらいで悟りを開き始めましたけど、さて。
砂を落とす作業が、ほんとにいちばんツライから、それをラクにするために。
って言われたのに、めんどくさくなっちゃって・・・
持って行ったスプーンで削り取る、という怠慢をば・・・・・・
おばあちゃんは小さな椅子にすわってやっていたので、一応、持って行ったんですが、移動するので結局使いませんでした。
逆に、荷物になるので、後悔することにもなります。
これは、尻が濡れないようにビニールとかを敷いたり、巻いたりするほうが効率的です!
そして、けっこう集中しちゃって、知らない間に時間がたっちゃいます。
おやつ持って行ったのに、食べるのも忘れて熱中してしまいました。
で、最終的に砂まみれのアオサがザルいっぱいに・・・・
で、こちらがベテランのおばあちゃんの採ったアオサのザルです。
はい、全然緑です!!
時間かけて少ししか採れない印象ですが、実際には、わたしのより、おばあちゃんのがたくさん採れてると思われます。
このおばあちゃん、毎日、来てます。ずっと観察してました。
しかし、こうすると、あとがラク。ほんと、ラク。まじで、ラク。
ほんと、これ、初回にして思い知らされました。
いっぱい採ったぜ、きゃっほーい!!
となったあと、わたしは大後悔時代に突入するのです・・・・・・
ひととおり、アオサを採ったら、海で砂を洗わないといけないんですが・・・
これです。この作業がほんとにめんどくさい。ほんとに、めんどくさい、で済むような話じゃないんじゃないか。
人様のめんどくさいは、わたしにとってはめんどくさすぎる修行作業!
海水にザルごとつけて、洗うんですが、冬だからめっちゃ冷たいし、簡単には砂は取れません。
時折、波も襲ってきます。けっこう、油断すると濡れます。
ほんとに、忍耐力。
てか、尋常じゃない砂の量です。
洗っても洗っても、ザルの穴からじわじわと砂が出てくるのがつらくなってきます。
最初から欲張って大量に採るべからずです。
夕方は空気も寒くなったので、辛抱弱い我々は、志半ばで中途半端な砂落としで家に帰ることに。
アオサ、水を吸っちゃうと、膨らんじゃうし、ザルがめちゃくちゃ重たくなります。
ので、欲張らず、商売をしようとかの野望がなければ、とりあえず、食べれる分だけ採りましょう。
家に帰ってから、流水で何回も何回も洗ったんですが、砂、取れません。
泣きそうです。
挙句の果てには、星の砂とかも出てきたけど、幸せな気分にはなれませんでした。
でも、ここでテキトーなわたしは
とゆー決断を下すのです。
アオサ汁を作ってみた
アオサで味噌汁を作りました!!
アオサは、ゆがくと茶色くなっちゃうそうなので、味噌汁を作ってから、食べる直前にアオサを入れるといいようです。
そうすると、緑のきれいなアオサ汁が簡単にできあがり!
磯のいい香りもします。
見た目もきれい。
・・・が。
やっぱり砂は残ってる。
かなり、じゃりじゃり。口の中、じゃりじゃり。
結局、アオサ採り当日作った味噌汁は、誰も飲んでくれませんでした。
時間がなくて、海で洗えなかった場合は、家に持って帰ってから塩水に一晩くらいつけておくといいと聞いたので、やってみたら、確かに、きのうよりは砂が減ってますが、ちょいちょい残ってもいるので、そこはもう見て見ぬふりですね。
砂がちゃんと取れたら、よくしぼって冷蔵庫、または冷凍庫で保管できます。
さーて、来週のアオサ採りは?
わたしのアオサ採りスタイルです。
わたし的に派手な格好で行ったほうが、なんかあったときに見つけてもらいやすいと感じました。
青とか緑の服で行くと、どこにいるのかわからなくなって発見が遅れるので、赤とか目立ちますね。
初めてのアオサ採り、テキトーにやったせいで、失敗したっぽいんですが、お友達としゃべりながら、アオサを採るのはけっこう楽しいものです。
マメなひとには、とってもいい仕事です。タダで、栄養たっぷりの食材ゲットできるとか最高です。
これは、冬のライフワークにしたい!!
座りっぱなしでやり続けるので、腰が痛くなるので、ちょいちょい休憩入れましょう。
じつはアオサ大好きなので、ほんと、いっぱい採って、冷凍庫に入れて、いつでも食べられるようにしたいんです。
これは、また、絶対、行きます。
おばちゃんの話では、中潮の日だとあまり潮位が変わらないので、アオサ採りにおすすめなんだそうです。
1月のはじめは、アオサがまだ小さいので、手で取りにくかったのもあるので、もう少し大きくなった頃に、またリベンジしたいと思います。
これは、もう、島暮らしの修行ともいえます。だんだんクセになってくる修行です。
アオサ採りのことをインスタやツイッターにあげたら、やりたい!という方がけっこう多くてびっくりです。
これはもう、癒しのアオサ採りツアーを作るしかないですかね。
そんなツアーができる、アオサハンターになれるように、しばらく、修行してきます。
後日談
一晩、塩水につけて、一生懸命洗ったら、砂とれて、アオサ汁できました!
炊き込みご飯も作ってみました!
アオサ暮らしは忍耐力!!!