与論島で暮らして、はやいもんで10年過ぎました。
はやいですねぇ。時がたつのは・・・。
こないだ小さい風呂桶にも入りそうだった息子が、がっつり小太りさんになって、ものすごい成長を感じます。長男は来年10歳です。はやか~。
まぁ、わたしもそれにつられて一緒に歳をとっているんですけどね。
移住してきたときは20代。今ではもうすぐ40代。白髪も生えてくるんです。
最近、発見したんすけど、白髪って、加齢によるものはいつも同じようなところからはえてくるんです。だけど、ものすごいストレスを感じたときには、「なんでそこから?」みたいなところから、ものすごいスピードでいっぱい生えてくるんです。そして、ストレスがおさまると生えなくなる。
実家のばあちゃんが亡くなったときが、与論島に来て最大のストレスとなったようで、白髪が生えまくったんです。あれは怖かったな~。ストレスの怖さです。心だけの問題じゃない。
・・・・個人的に、すごい発見をしたな!って自分のなかでは学会発表レベル( ゚∀゚)ノ
そんなわけで10年もたつと、雑草的に白髪が生えてくる、老眼ちっくな(あくまでもちっくだと思い込み)見え方をするようになる、酒に弱くなるなどの与論島に住む前にはなかったからだの変化が現れ始めているんです。
では、10年間に渡る、与論島でのド☆田舎暮らしによる心の変化はあったのか??
本日は、長く田舎暮らしを送ってきた中間報告です。
目次
与論島に移住する前に、期待していたこと
与論島に移住するうえで、他人様が一番気になる事は
Youは何しに与論島へ?
だと思うんです。
元々、移住民のわたしでさえ、ものすごく気になります。
そういわれると、Meは何しに与論島へ来たんだろう????
青春真っ盛りの20代後半に、何を思ったのか、与論島に旅行に来てしまったせいで、島に降り立ってから一瞬で与論島のトリコになってしまった・・・( ゚□゚)!!
としか、言い様がないんです。
まぁ、もう少し言えば、実家から出たかった。のもすごくありましたけどね。その頃は他力本願な若造で、誰か結婚してくれたら実家から出れるのにとか、いろいろ悪巧みをしている頃に与論島に出会ってしまいました。
正直その頃は実家脱出をもくろんで、いろんなところに根を張っていたもんで、神戸の病院で働かないか?(という求人広告)とか熊本のカフェで働かないか?(家を建てる手伝い)とかオファー(言い方次第でかっこいいな)が来ていたのを、全部蹴り飛ばして、与論島に来たんです。
わたしは実家のかーちゃんを怒らせると、めんどくさくなること承知で、与論島移住を宣言した10年前の自分をほめてあげたいと思います。
特に、迷惑をかけたのはとーちゃんでしたけど。かーちゃんの怒りの後始末にがんばってくれました(゜_゜;)
理屈なんかなしに与論島に住みたいと思って、人生で最大の大勝負をしたと思っています。
与論島と運命の出会い。
死ぬまでに一度は訪れたい場所に、訪れて、永住。
期待していたのは、自分のちからで生きていく事。
どうせ実家から離れるなら、一番行きたいところへ行きたかった。
田舎暮らしには、向き、不向きがある。
これはすごいある。
与論島の人と結婚してもすぐに、与論島での生活に耐えられなくなって実家に帰ってしまう人もけっこういます。
確かに、田舎暮らしのメリットよりも不便だったり、めんどくさかったりする事のほうが目に付いてしまうので、無理な人には無理だろうな。わからなくもない。
交通費や物価の問題、仕事の問題、家族含めての人間関係の問題いろいろあります。
離島だし、せまいコミュニティーだし。
やっぱり、移住する前の下調べや長期滞在は重要だと再確認。これから移住を考えている人は与論島じゃなくても、模擬移住をおすすめします。
わたしの場合、今まで10年間、だんなさんにクッソむかついたとき以外は、与論島から出たいなと思った事は一回もありません。
分析によると、このままずっと与論島で暮らしていけるタイプではないかと思われます。
元々、田舎の民代表みたいなもんなので、正直、田舎暮らしぶりは山口県在住のときとあんまり変わらんのです。逆に、島が小さい分、お店や職場が近くなって便利になった気分です。うちの実家は人里離れすぎた山奥なので・・・。
気になる点を強いて言えば、結婚して家族ができた結果、自由に旅に出られなくなったことでしょうかね??これだけが、職業・旅人としましては、与論島暮らしで一番ひっかかるポイントです。これ、与論島関係ないかもですけど。最近はどこに行けばいいのかもわからん。
旅行好きのひとが与論島を拠点にするのは、不便な上、銭問題が勃発します。
何か用事があっても、飛行機のチケットとりづらい。金がかかる。時間がかかる。
はやさや、便利さを追求する人には向かない島ですね。
台風で食糧難、ガソリン難に陥ったり、屋根が飛んだりしても、動じない図太い神経のひとにはおすすめの与論島田舎暮らしです。
正直、都会暮らしに慣れたひとには想定外の出来事が起こります。
それは、与論島では普通の出来事なので、島民はうろたえません。自分だけ驚いて、あせってがんばってるのにぃ~きぃ~( ;`Д´)となって爆発したりすることもあると思います。
ただ、それに耐えればいつのまにか、島民よりの人間になって、新人のあわてふためく姿を笑って見られるようになります。
与論島、住めば都
何があっても、どんな不思議なひとに出会っても、それに耐え抜いて、慣れてしまえばこっちのもの。
お金がかかる島ではありますが、暮らし方を見直せば、逆にお金を増やすこともできると思います。
うちも、最近いろいろ見直して、支出をがつーんと減らしました。(減らされました・・・)
ずっと、そんな暮らしをしていると不思議と物欲がなくなって、必要なものだけを買うようになります。昔は、雑誌でちょっといいなと思ったら、すぐに電話してお取り寄せして失敗していたけど、あれも勉強だったと思ってます。
何か、不便な点を改善していけば、与論島であろうが、与那国島であろうが楽しく健康に暮らせるのです。
与論島のおばあちゃんたちが、よく言うセリフ。
「住めば、都( ´∀` )b」
確かに、そのとおり!!!
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