薬剤師の正社員からパートになって、思うこと話します~ブラックはなアンニャーの軌跡~

こんにちは~。

4月から、薬剤師のパートのおばちゃんとして働いている、はなアンニャー(@hanadeso3)です。

 

わたしは、長男が生まれた10年前から、正社員とパートの違いについて、いろいろと調べてきました。

調べ続けて、いつのまにか10年たちました。その間の両立は、けっこうきつかったですが、家族に助けられて今までなんとかなっていました。

助けてもらっている事で、自分は両立できているつもりでいました。

だから、

どちらが自分にとって、ベストな選択なのか本当にわからなかった。

職場によっても働き方に違いがあります。

与論島という特殊な場所にある病院の薬剤師、ということもネックになりました。

薬剤師の正社員からパートになるという、わたしにとっては人生の大きな選択をしたときに考えたこと、パートになってからの心境や変わったこと、良かったこと、困ったことをパートになって初めての給料が出て、ショックを受ける前に書いておこうと思います。

 

目次

薬剤師の正社員からパートになることに10年も悩んだわけ

 

本当に、ただただお金のためです。

家族の、特にじーちゃんばーちゃんの手助けがあったので、こどもえんも実家寄りにして、送り迎えもやってもらって、行事に参加できないときもじーちゃんばーちゃんが快く引き受けてくれていたおかげで、今まで正社員でやってこれたと思ってます。

もちろん、職場のみなさんの協力もたくさんありました。

長男が、実家近くのこどもえんにかよっていた頃は、遅番もしていたので、家に帰るのが夜の9時頃になって、実家に迎えに行き、それから家に帰るようなことも多々ありました。

しんどかったですけど、夜勤などしている看護師さんたちからすれば、どーってことないと思います。

でも、うちはだんなさんが夜も仕事で家にいないので、やっぱりつらかったですね。

息子が小学生になったときに、妹のこどもえんも移動して、実家から遠くなったので(といっても、与論島内だからな~)送り迎えを頼むのが申し訳なくなり、このときに、一度、もう遅番はできないのでパートになりたいと職場に申し出た事があります。

だけど、他の人が良いなら、遅番のない勤務でも、正社員のままでいてもいいと言われて、ズルズルとここまで来ました。正直、遅番をしない後ろめたさはずっとありました。遅番をするということは、きちんと仕事が終わらないときは、残業をすることになるということです。

わたしが、以前勤めていた山口の病院は、完全に外来処方は院外処方だったので、外来の患者さんがいても関係ないので、入院患者さんの仕事が終わっていれば、定時で帰ることができる病院でした。遅番制もなく、よっぽどのことがなければ5時にはタイムカードを押していました。

多分、こんな病院だったら、パートになろうなんて思わなかったと思います。

だけど、ここは与論島の病院。院外処方の病院てまはありません。

外来患者さんの薬も入院患者さんの薬も両方つくる必要があります。だから、外来の診察が終わるまでは、仕事は終わらないんです。まず、この働き方があまり自分には合っていなかった。

だけど、これはそれぞれの病院の制度だから、わたしがどうこうできることではありません。

そして、選べない職場。というのも与論島の特徴です。

元々、あまり働く場所を選べない与論島です。さらに、資格を生かして働くとなると、ますます幅がせまくなります。

他の場所なら、別の働きやすい病院、調剤薬局など働く場所はいくらでもあるんでしょうが、与論島だと、どうしても限られてしまいます。

これも、なかなかパートになれない理由でもありました。

居場所がなくなってしまうのではないかという不安。

誰かに、とやかく言われそうな予感。すぐに広まるうわさ話・・・

ヒトのするウワサ話なんぞ、気にしなきゃいいんですけど、小さい島なもんで、どうしてもダイレクトに話は伝わってくるんです。

最近、よく言われるのは

「あら、今日もお休み??」

前々から、がっつり正社員の頃から、

「最近見ないから、やめたかと思っていた」

とはよく言われていたんで、まぁ元々職場ではうすい存在なんでしょう・・・ま、患者さんなんて1ヶ月に1回来るか来ないかなんで、そんときいなければ、「最近、見ない」存在になるんですが。

 

正社員でいると、きつかったこと

 

正社員でいても、遅番はしていなかったわけですから、必要最低限の生活はなんとかできていたわけです。

だけど、困ったのは、ほとんどないですが、子供の突然の発熱や出張。

出張の日が、子供の行事とかぶるとか、まじで嫌でした。

そして、子育て最中で一番困ったのは、夏休みなどの長期休暇。まだ、息子が小学1年生のころは友達もいなくて、ほとんど遊びに行く様子もなく、学童にもなじめず、入っていなかったので家でみるしかありません。

毎日、じーちゃんたちにあずけるのも気が引けるし、家に一人でいさせられないし・・・

どうしてものときは、職場に連れて行き、iPadでずっと、アニメを見せたりしていたんです。いまでは、立派に成長して、朝から晩まで遊びくっていますけど。あの頃の不遇のときを見ているので、おおいに遊んでくれ!!て感じです。

そして、自分自身は家に帰ると、家事に追われ、1日が終わるという状態で、毎日疲れてるし、イラついてるし、子供たちやだんなさんに八つ当たりしたりは、しょっちゅうでした。

自分の時間が、まったく持てない毎日。

それを説明しても、なかなか理解してくれない家族。

それでも、あれしろこれしろと言われて、けっこう限界でした。

そこで、少ない時間を見つけて、何日もかけて読んだ本がこれです。

前にも紹介した事がありますが、この本を読んで自分の時間を作り出すことの重要性を考えるようになりました。

あと、たまに昼までの仕事のとき、夕方家にいると、子供たちが元気よく、

「ただいま~!!」

と帰ってくるのを迎えるのが、なんとまぁ幸せなことか!!

あとは、朝早くのこどもえんへの送り迎えがきつかったなぁ・・・

子供たちは、なかなか思うように、準備しないし。

小学生になってからも、朝、泣いて学校に行きたがらない日が、ふたりともたくさんありました。でも、わたしも8時までに出勤しないといけないので、毎回、無理やり、めっちゃ怒鳴りながら家を追い出すハメになり、職場に行って、さっきの自分の態度を後悔してばかりでした。

 

朝から晩まで、ドタバタドタバタ、ガミガミくそばばぁでした。

 

そして、だんだん仕事への意欲や感心が薄れていきます。毎日、何をしているんだろう・・・

だからと言って、与論島には薬剤師の資格を生かして、時間も自由になる都合のいい、別の転職先もない・・・都会がうらやましいと思うのは、働き口を選択肢がたくさんあるということ。どうしても、田舎は決まったところしかないんです。

転職ができる環境って、素晴らしい!!


 

パートになってよかったこと

 

パートになってよかったことを書きます。

まずは、自分の時間が持てるようになったこと。前より、読書ができるようになりました。

今は、もっといろんな本が読みたくて、うずうずしているくらいです。

朝も、余裕を持って出勤できるようになりました。

たまに、ガミガミくそばばぁになりますが、前ほどではありません(と、自分では思っている)。これは、子供たちが成長したのもあると思いますが、それでも気持ちが違います。

夕方も、こどもたちが元気に家に帰ってくるのを迎えるのが楽しみです。

夕ご飯も、今までよりちゃんとした?おかずを作れるようになりました。今までは、でき合いのものが多かったし、いつも同じメニューばっかりでした。ばーちゃんのご飯のほうがいいといわれる始末でしたし。

 

一番、変わったな。

と自分で思うことは、仕事中、短い時間に、今までより集中して、薬剤師の仕事ができるようになったと思います。(自分ではそう思ってる)

 

そして、なにより、自分で感じるのは、

『自分、笑ってるな』

ってことです。

みんなからも、明るくなったと言われます。イライラすることも、あまりなくなりました。

今まで、どんだけ暗いヒトだったのか・・・

パートになることを決めて、動き出した約半年前から、ここに来るまで、ものすごい悩みようでして、自分でも本当に正社員やめていいのか?とか、いいやこのままじゃ自分がだめになるとか、ぐるぐる思考があっち行ったり、こっち行ったりしていました。パートになる話がうまくすすまないのにも、正直イラついていました。白黒はっきりしないと、我慢ならんタイプなんです。

多分、与論島に移住して、一番考えて、イラついて、もじゃもじゃした1年でした。正直、ブラックはなアンニャーでした。

正直、あまり深く考えるひとじゃないんで、おなじところを悶々と悩んでるだけなんですけど。

 

きっと、昔のひとは、

「正社員やめるなんて、もったいない。ばかじゃないの。」

と言ってくるだろう、それに返事するのもめんどくさかった。

でも、すごい今はすっきりです!!

笑って、毎日過ごせているのが、自分でもわかるくらいだから、本当に良かったと思ってます。

ずっと、悩んできて、今になっての正社員からパートへのタイミング。なんで今?だけど、だからこその今。なんだと思うんです。

きっと、今がベストなタイミング!!

 

パートになって困ってる事

 

自分の時間は、たくさんできました。

お金も大事ですが、時間はもっと大事だと思っています。

もうすぐ40歳で、80歳くらいまで生きるとして、人生残り半分です。そのうち、健康で元気に暮らせるのは、一体どのくらいかと考えてみると、今まで生きてきた時間よりも多分、短くなると思うんです。

だから、やりたいことをやろう!!と、

薬屋さんを作ったり、ワインについて勉強してみよう、カメラを買ってみようとか、たくさん思ってるところです。

でも、いざ自分で自分のことをやるとなると、人生ってわからないことだらけなことに気づきます。

書類の書き方。

日本語の意味。

手続きのしかた・・・・

今まで、職場の担当のひとが全部やってくれていたことを、全部自分でやるのは、さっぱりわからないことだらけ。ましてや薬屋さんなんて、やったこともないし、実はあまり行った事もない。

何を準備すればいいのか、どこで買えばいいのか、さっぱりわからない・・・

 

まぁ、わからないの当たり前なので、ここは全部、プロの人に聞くことにしました。

書類の書き方は、保健所の人。

薬屋さんについては、わたしがこの人の雰囲気が好きだな、かっこいいなと思った人のところへ直接会いに行って、いろいろ聞いてこようと思っています。

なんでも、専門家に聞くのが一番はやいし、確実です。

人見知り、挙動不審なわたしにとっては、いろいろな人に会うのは、至難の技ではありますが、

今年の目標は、

いろいろな人に出会って、いっぱい笑う事

なんで、ここはガンガン行ってみたいと思います。

 

そして、なんでか、ものすごい眠たいんです。

成長期か??というくらい眠たいです。お昼寝は当たり前。普通はお昼寝すると、夜眠れなくなるんですが、夜もまた眠たい・・・・

だから、お昼寝は30分だけにしようとタイマーつけてますけど、やっぱり眠たい・・・

あと、怖いのはやっぱり給料ですね・・・がくーーーーーんと減るのは分かってるんですけど、給与明細見るの怖いですな。

ま、そのうち、それが当たり前になるんでしょうが、最初の1年はほぼ給料はなしだと思ってます。

ちょこちょこ、バイトして稼ぎたいと思います。前より、忙しくなったりして??

 

 

働き方、生き方は人それぞれです。

 

わたしは、この道を選びましたが、働き方は人それぞれです。

正社員で働くのも、パートで働くのも、どっちもありだと思います。今の働き方に、満足していて、別に疑問がないのなら、そのままでいいんです。それが、そのひとにとってのベストな働き方だと思います。

誰かがうまくいってるから、自分もうまくいくとは思っていません。

自分にとって、何が一番大事なものか??を考え出したときに、よく考えて道を選んだらいいと思います。

『エッセンシャル思考~最少の時間で成果を最大にする~』も、働き方を考えるきっかけになりました。

エッセンシャル思考。優先順位を考えてやるべきことを全力でやりきる方法

2018年4月5日

 

読書って、思ったよりもずっと大事なことですな。

今、読んでる本はこれ。

読んだら、またブログで感想文書きたいと思います。

 

さて、10年後は、はなアンニャーどうなっているでしょうかねぇ???

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

【人見知り与論島全力案内人】 22歳、初めて訪れた与論島に運命を感じて、26歳で山口県から与論島に移住→そのまま、結婚してかーちゃんになっちゃった!! ワイン大好きぴちぴちのアラフォー薬剤師。 与論島の旅行や移住、田舎暮らしについてブログで全力発信中。 ツイッター、インスタグラムもやっています。