こんにちは。
はなアンニャー(@hanadeso3)です。
これでも薬剤師です。
病院は退職しましたが、学校薬剤師としては今も健在です。わたしの数少ない、薬剤師の資格が生かされた仕事です。
先日、小学生の前で、お薬についての授業??をしてきました。
とゆーわけで今回は、学校薬剤師のお仕事について・・・・
ではなく、わたしのアガリ症をどうにかしたい話です。
アガリ症とは、人前に立つと必要以上に緊張してガクブルしてしまう症状のことです。
目次
人前で話すこと、披露することの過去の失敗談とトラウマ
ぶっちゃけ、わたしは人前に出るのが大の苦手です。
とゆーか、大嫌いです。
アガリ症というやつです。人前に出るときはいつも、極度の緊張におそわれてしまいます。
子供のときから、人前に出るのは失敗ばかり・・・・正直、トラウマみたいなものでした。
小学生のときは、親に習わされていたピアノの発表会で完全に間違える。
ピアノを習っているからといって、無理やりやらされた小学校の校歌斉唱の伴奏はまったく弾けず、結局アカペラになる。
とりあえず、ピアノの発表会は嫌いでした。
中学生になると、ほぼ人前で話したり披露することはなくなります。
そういったことから、ことごとく逃げていたんですよねぇ・・・・失敗が怖くて。
大人になってからも、人前どころか、知らない人と話すことさえあまりしなくなって、人見知りが加速。
もともとのコミュニケーション障害もパワーアップ!!
そんなこんなで、日々は過ぎ、与論島に移住しました。
何年か前のある日、保健所近辺?の人から、精神科のお薬について、講習会をお願いしたい!!という、依頼を受けました。
聞いたとき、もう絶対無理だ!!と思って、すぐお断りしようと思ったんです。
思ったんですが。
という、プラス思考が働いたんです!!!
とゆーわけで、怖いけどやってみることに。
もう何年も前の話なので、あんまりおぼえてはいないんですが、自分が話してる間は大丈夫だったんです。カンペを準備して、それを読んでいただけだったので。
でも、それでも緊張して汗はだくだく。そんなに参加者はいなかったのに、部屋自体がせまいので窮屈で、わたしにとっては東京ドームが満席になってるのと同じでした。
ひたすら、カンペを読みまくり・・・・
はーやっと終わった!!解散!!!!
・・・
と思ったら、最後にひとりの参加者さんから、まとはずれな質問攻めにあったんです。
俗に言う、クレーマーさんですね。
もう、わたしの緊張でカチカチになっていた心は崩壊しました・・・・
こんなん、やっぱりやるんじゃなかった。
もう、人前で話す講習会とか絶対にしない・・・!!!!!!
そう、強く心に誓ったのです。
小学生の前で、お薬のことについて解説してみた
そんなこんなで、アレ以来、人前でする講習会はなんぼ頼まれても、ことごとく断ってきました。
仕事が忙しい。
を言い訳にして。
しかし、今回、小学校の保健室の先生から直々に、お薬のことについて子供たちの前でお話してください!との依頼が舞い込みました。
・・・・・どうしましょう。今、無職だから、忙しいという言い訳は通用しません。
これまた、わたしはこれはチャンスかもしれない・・・とプラス思考が働きました。
小学生の前なら、話せるかもしれない・・・・とゆーか、そろそろ年貢の納め時かも。
まぁ、小学生の前なら、しかも自分の息子の同級生で顔見知りばかり、というわけで、これだったらいけるだろうという安易な考えと、
ぶっちゃけ報酬に目がくらみました。無職なので。いくらかは知らないんですけど、今はいくらでもほしい!
それと、病院もやめたので、これからはいろんなことにチャレンジしたいってゆー野望もあったのです。
内容が先生が考えた薬に関するクイズに、子供たちが答えて、それを正解かどうか判定して解説するという内容で、ずーーっとひとりでしゃべり続けるわけじゃないというのもリハビリ的にはよかった。
けど、めちゃくちゃ緊張しました。
体が冷えて震えました。めっちゃ風が吹いて寒がってるように見えたみたいですが、じつは緊張で震え上がっていただけです。
たぶん、自分では今までで一番まともに人前で話せたのではないかと・・・・
終わった途端、緊張の糸が切れて、全部忘れてしまったんですけど。
今回はなるべく、カンペは見ないようにしました。
クイズ形式だったので、子供たちもぶっつけ本番みたいなもの。ただ、一方的に話すのとは違うので、こちらも行きあたりばったりで行こうと決めまて行きました。
一言感想。
薬の正しい飲み方について、できるだけわかりやすく説明したつもり・・・・あとから、反省会をすると言い忘れたこともけっこうあったんですけど、次回に活かします。
薬をお茶や牛乳で飲んだり、同じ症状だからと大昔にもらって家に置いたままになっていた薬をまた飲んでみたり、他の兄弟の薬を飲んでみたり・・・聞いてみると、そんな失敗談がたくさん出てきました。
まぁ、これって子供たちが判断してやってるんじゃなくて、お家のひとが判断してやってることなんですよね、きっと。
やっぱ、毎度毎度のお薬の飲み方の説明って大事だと再確認しました。
最後、『○○って言う薬の副作用について教えてください。』という質問には、ちょっとあせりました・・・・
しかし、小学生ってけっこうするどいところついてくるんだなぁ~っと感心!!
わたしも勉強になりました。
アガリ症を克服して、人前で話すことができるようになる方法
なんで、こんなに緊張するでしょう?
アガリ症の原因
場慣れしていない、プレッシャーに弱い、準備不足などの場面で人前に出て緊張するのは、
①自意識過剰グセ
②ええかっこしいグセ
③逃げグセ
の3つが原因です。
自分は見られている、失敗したらどうしよう、どうやったら逃げれるかを考えてしまう人は緊張しやすくなります。
アガリ症克服の5つのポイント
①体をリラックスさせる
②腹式呼吸で声の震えを軽減
③動画を撮って、実際の自分を確認
④自分の話している目的を再確認
⑤毎日の『成功体験』を大切に
アガリ症のひとは、特に上半身に力が入ってしまっています。
なので、体が震え、声も出しづらくなるのです。
首や肩をまわしたり、ストレッチをしてみましょう。
自分で自分の動画を見ることってあんまりないかもしれませんが、意外と自分で思っているより、うまくできている場合もあります。それが自信につながるので、ぜひやってみましょう。
見られていて恥ずかしい気持ちは、痛いほど分かります。
が、誰のために、何のために話すのかをよく考えてみると、自分がどう見られているかはあまり関係ないのではないかと・・・
アガリ症の人は、『人見知り』のひとも多いんです。
初対面の人に話しかける努力をしてみたり、セミナーなどでは積極的に質問するなど、小さな成功体験を積み重ねていくと自信になります。
こんな精神論でアガリ症が治るかいな!こんな簡単にアガリ症が治るもんかいな!と思う人もいるかもしれません。
でも、この精神論がけっこううまくいったりすることもある。けっこう、単純な話だったりもする。
世の中、思い込みでできてること、たくさんありますよ~。
毎日の積み重ねが大事!
とりあえず、アガリ症だから・・と思い込んであきらめるのではなく、小さなことでもやってみることがアガリ症克服の第一歩です。
なんでも、動かないと何も変わりませんからね!!!
与論献奉はアガリ症を克服する最強ツール?
前々から思っていたんですが、与論島の人って人前で話すのが上手な人が多いように感じます。
わたしは、これはきっと与論島のひとが毎日、与論献奉をやっているからだ!!
と思っているんですが・・・・
じつはわたし、与論献奉も苦手なので、あまりやったことないですけど。
ちなみに与論献奉とは、
与論島の客人をもてなすための儀式的な飲酒方法。なんと、1951年から続いているそうです。
主人から順に、客人是認に対して、1杯ずつお酒を献上し、口上を述べてから酒を飲み干してから杯を返し、周囲の者は静かに拝聴するものです。
具体的には、
親と呼ばれるひとが大きな朱塗りの杯に、主賓に見合った量の焼酎(主に、与論島の島有泉)を入れて、自己紹介と歓迎の気持ちを伝えて、酒を飲み干します。
飲み終わると、杯をひっくり返して残っていない事を見せ、飲み干した杯に数滴残った焼酎は手のひらにとって自分の頭につけ、神(髪)に返します。
次に、親は公平に同量の焼酎を杯にそそぎ、主賓に直接渡し、主賓は自己紹介や感謝の口上を述べてから受杯し、飲み干します。
親と同じように、全部飲み干したことを確認し、残った数滴を神に返して、直接親に杯を返します。
この間、客は受け取った杯を手から離して置いてはいけないのです!!!
これをその場にいる全員に回します。
全員分が終わると、ご苦労杯と呼ばれる一杯をホストが飲み干して、献奉の完了を告げる口上を言って終わり。
場合によっては、親が変わり、何度も繰り返されることがあります。
与論献奉は、歓迎と感謝の意味を表すもの。
飲酒を無理強いするものではありません!!!
親が焼酎を杯に注ぐときは、『とぉー(与論島の方言で止めの意味)』と言ったら、注ぐのをやめてくれます。
まったくお酒が飲めない人は、口上だけ述べて、そのまま親に返せば、代わりに親が飲んでくれます。
宮古島の『オトーリ』とほとんど一緒ですな。
みなさん、あいさつが上手ですよね。日頃、しゃべらない人もお酒が入ると、途端に流暢に話し始めるのでビックリします。
でも、お酒を飲み過ぎないようにすれば、人前に出てあいさつをする練習になると思うんですよね。
こうやって、与論島のひとのフレンドリーな人柄が生まれたのかもしれません。
与論献奉を体験してみたい人は、与論島の居酒屋さんに行くと、あわよくば巻き込まれることがあるかもしれません。
そのとき、忘れてはいけないせりふが
の2本です。
予習していきましょうね!!お楽しみに!!!!