こんにちは。
与論島田舎暮らしアドバイザー(自称)、はなアンニャー(@hanadeso3)でございます。
これから、さらに田舎暮らしをめざして、発酵について勉強も始めました。
以前書いた、与論島 困ったこと~いくらいいところでも、嫌なところだってある~に追加修正を加えて、あらたに田舎暮らしのデメリットについて、考えてみました。
やっぱり、どこに住んでもいいことばかりじゃないのが人生。それは、都会に住んでも、田舎に住んでも同じ事。結局、ないものねだりになるのが人間ってもんよ。田舎によってもいろいろ違うしね。
だけど、
住みたい場所のメリットデメリットはよく調べておいたほうが、後から後悔することが減ります。
離島のデメリットは、また独特だったりもします。
山奥のメリットデメリットとは少し違うのでご注意を。
目次
①与論島からの出入りでお金がかかりすぎる
これは、わたしにとって、与論島移住の最大のデメリットでもあります。
ひとりなら、なんとでもなったのですよ。家族ができると、家族も連れて行かねばならんのでお金がめっちゃかかります。
少なくとも、1年に1回は里帰りするのが目標ですが、子供たちも小学生になり、連休をとれるのが夏休みや春休み、冬休みだけになってしまいました。
シーズンは、どうしても旅費が高くなってしまうんですよね・・・
離島割引がなかったら、破産してしまうのではないでしょうか・・・・それでも、家計圧迫には変わりありません。
本当は、旅行とかも行ってみたいのですが、そうすると里帰りをあきらめないといけないし、悩みどころです。
山口の実家暮らしのときは、もうバンバン好きなところに旅行に行っていたので、その頃を考えるとさみしくもありますな。
与論島から出る機会が多い人は、絶対クレジットカードでポイントやマイルためたほうがいいですよ!!
それが貯まるのだけは、お得感がスゴイです。旅行代金がすごいので、一回でたまるポイントもハンパナイですよ。
②夏は飛行機のチケットがとれない!!
さっきも書いたとおり、与論島から出るお金がものすごいかかるので、なるべくなら特割などの、予定よりだいぶ早めに安いチケットをおさえたいところです。
ですが、そんな先の未来、何が起こるかわかりません。
行けなくなることだってあります。
わたしも、早めに予約したときに限って、誰かが具合が悪くなったり、いろいろな事情が重なって、行けなくなり、キャンセル料を払ったことが何度かあります。
最近では、あまりに多い台風で泣く泣くキャンセルしたこともあります。
なので、早めに予約を取ることはあまりしたくありません。確定してしまえば、キャンセルできないで。
最近は、もっぱら離島割引を利用しているので、いいのですが、今度は飛行機のチケットがいつも満席でこれがまた、なかなか予約が取れないんです。
観光シーズンだと、船の予約も必要で、こっちも予約が取りにくいとか・・・
特に、何か起こる心配がない人は、早め早めの予約をおススメします!!
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③通販がめんどくさい
これは、与論島などの離島はまったく予期せぬ送料がかかるからです。
送料無料を信じてはいけません。送料無料と書いてあっても、後から想像を絶する送料を提示するメールが来る事が何度あったことか・・・
買った商品より高い送料のときは、さすがにお断りします。最近は、あまりにもこの状況が多すぎて、あきらめることもあります。
とゆーか、通販自体めんどくさくなってきてます。物欲がなくなってきてる??
特に、与論島ではクロネコヤマトさんと郵便屋さんしか送料無料にはなりません。
欲しいものがあるときは、そこのショップがクロネコさん、郵便屋さん対応か確認してから買い物をしたほうが、後からがっかりしないですみます。後から、すごい送料をみたときの、今までの苦労が水の泡感がスゴイですよ?
アマゾンプライム会員になれば、ものによりますが、日本中どこでも送料無料です。離島に住んでいるひとは、プライム会員になるとお得です。
プライム会員になれば、映画やアニメも見たい放題なので、子供さんがいる家庭では重宝されるはずです。
我が家はアマゾンプライムビデオがフル回転しています。これさえあれば静かです。
④交通ルールがよくわからん
はい、島民のみなさん、自由に運転なさっています。
あまり、交通ルールもないようなので、観光客の皆さん、よそからの移住組の人たちは運転には十分注意が必要です。
最近は、旅人さんはレンタカーに乗っている人が増えてきました。
与論島の人は、超ゆっくり運転します。
速度表示を見てもらうとわかりますが、与論島で出していい最高速度は時速40キロです。早くて40キロですよ?30キロのところもあるくらいなので、一応島民は速度制限をも待っているといえます。
だけど、島民のなかにも、それ以上のスピードを出す人はたくさんいるので曲がり角などは注意しないと危険です。
なので、車がいっぱい走ってるわけでもないのに、渋滞することもあるんです。
特に、銀座通りあたり、ごちゃごちゃしてるのに、島に一個しかない3色の信号機がうまく働いてないような気がするのは気のせいでしょうか?他に信号機必要なところあるんじゃないの??っていつも思います。
銀座通りは、お通夜や告別式があるときは渋滞します。
また、高齢者のシニアカーの暴走、逆走は当たり前。
たまには、長い距離をブイブイ飛ばして運転したくなります。与論島に来て、走行距離は今までの半分以下になりました。燃費もすこぶる悪いですね。
レンタカーを運転される方は、本当に注意してくださいね!!
与論島はあんまり、交通事故はないですが、大体、車とバイクの衝突が多い気がしますので、バイクをレンタルする人も気をつけて!!
⑤人間関係が近すぎる
島民、みな親戚のような雰囲気です。
ちょっと、親戚でなければ同級生か。
わたしも、与論島内で転職するとき、
「あの人とあの人は親戚だから言動に気をつけたほうがいい」
「あの人は、あいつの同級生だから」
っていろいろアドバイスいただきましたが、すいません。
もう、与論島民、みな親戚。でよくない???
って気分になります。
与論島に嫁に来るとき、親戚関係聞いてみてください。すごい広いです。かといって、仲良しかどうかは別問題ですが・・・まぁ、観察していたら、いろんなことがわかってきます。
うまくやるポイントは、わたしのように本気で興味を持たないことですね。持ちすぎると、どこまでも親戚関係がつながっていきます。
自分は自分を貫けば、特に気になりません。
あと、同級生のつながりも強いですので、わたしのように人見知り、団体行動苦手なひとはいいですが、和気藹々を好む人は、自分の同じ学年の与論島民と仲良しになると、スムーズに与論島暮らしが送れます。
田舎ならではの、野菜なんかのおすそわけは、とてもありがたくて嬉しいですけどね。
⑥家がない、家賃が高い
与論島の空き家事情がヤバい件について検証してみたでも書いていますが、与論島には空き家がほとんどありません。
アパートは家賃が高くてもすぐにうまってしまいます。
公営住宅も、競争率がめっちゃ激しいです。入居の条件もいろいろとあるようですので、役場に問い合わせしておくのが必須です。
今も、探していますがなかなか見つからないのが現状です。
これから、移住してくる人が一番苦労するのがこの住宅問題だと思いますので、早めに与論島にコネを見つけたほうがいいですね。コネで探すのが一番早いかもしれない。
他の田舎だったら、特に陸続きの山奥とかは、空き家がすごいあって、家賃も安いと聞きますが、ところがどっこい、与論島は移住ブームなのか、空き家がまったく空いていない・・・空き家らしき家があっても、神さまがいる家は貸せないとか、いろいろあるんですよ。
給料安いのに、家賃は高いという、なんとも困った与論島です。給料の半分くらい家賃の人もいるのでは??
アパートは大体、どこも家賃高いです。運よく一軒家が見つけられた場合、アパートよりは少し安くなると思います。
家を建てようと思っても、土地がなかなか見つからないという事情もあります。
他の陸続きの田舎なら、空き地、売り地たくさんあるんでしょうね・・・山口の地元も、『売り地』の看板たくさん出ていましたもん。
久しぶりに帰ったときに、売り地の多さにビックリしましたからね。与論島とは真逆。
⑦物価が高い
さっきも書いたとおり、送料がかかる分、物価が高くなります。
野菜なんか、まるで
って思うくらい高いときがあります。それ、今なんですけどね。日本列島に災害が多いとき、野菜の値段は跳ね上がります。与論島はさらに跳ね上がります。
ガソリンも高いですよ~!!
給料は安いのに物価は高いので、最初はぎょえってなりますが、住んでるとマヒしてくる・・・というか、買わないと生活できませんので、悲しいかな、慣れてきます。
⑧船が来なければ、食品ロスになる
台風が来ると、台風直撃のときはもちろんですが、海に影響が出る台風前後、ひどいときは5日以上、フェリーが来ないことがあります。
与論島の荷物は、ほとんどがフェリーで届けられているので、フェリーが来ないと与論島から食品が何もなくなります。
冷蔵庫の商品が、まったくなくなるのは与論島ではよく見られる光景です。
だから、台風が鹿児島へ向かっていくときは、直接与論島に影響がなくても、フェリーの動向を予想しないといけません。
ベテランになると、いつ頃からいつ頃まで欠航するのか予想できるようになります。わたしはまだまだ素人ですよ。
お店の場合は、このフェリーの欠航するタイミングを間違えると、お店に何もなくなってしまうことがあるので、大変です。冷蔵庫で販売するものは賞味期限が短いですからね。逆に、商品がフェリーに乗ったまま、与論島を抜港したりすると、そのままフェリーに乗せられたまま賞味期限が切れてしまうこともよくある話です・・・
なので、早めの食糧確保などが必要になります。
ヒロヤさんのパンの台風前後の売り切れの早さと言ったら、すごいです。
あっとゆーまなので、すぐに追加してもらわないといけません。
自給自足できる人は最強ですね。
また、大きな台風が来ると停電します。場所によっては、その停電が長引くところもあります。冷蔵庫も使えなくなるので、よく考えて台風前の買い物をする必要があります。オール電化でも、ガスコンロは必須になります。
ロングライフのパンやカップラーメンなど、電気を使わず、ガスでも何とか調理できる食品をストックしておくと便利です。
こんなときはしかたないので、お菓子もアリですな。
離島での田舎暮らしデメリット まとめ
こんなわけで、離島ならでは、観光地ならでは、台風が多い地域ならではのデメリットがけっこうあります。
島人はさすがに慣れていますが、今から暮らす人は最初は大変だと思います。が、こういうことが起こることを知っておけば、ちょっとは安心なんではないでしょうか?
逆に考えれば、短所は長所にもなりますから。
お金の使い方が慎重になったり、節約生活を勉強したりすれば、今までの暮らしを見直すこともできます。
人同士の距離感が近い分、さみしがりやさんは救われるし、どこよりも濃い人間関係をきずくこともできます。
なかなか、里帰りができない分、今まで感じなかった実家の大切さや、家族の大切さに気づくこともできます。実際、わたしも与論島に移住してからのほうが、実家の家族とは仲良くできるようになりました。
たまにしか会えないので、会えるときは嬉しい。こんなことは近くに住んでたらきっと感じることはできなかったかもしれません。
交通費、物価、何もかも高い。台風の影響受けやすい。人間関係が近すぎ。
→考え方を変えれば、それはメリットにもなる可能性がある!!!
だから、与論島に住むと、みんなに言われるんですよ。わたしも、多分将来、言ってしまうだろう
楽しい、田舎暮らしを満喫しましょう!!!