こんにちは。
わりと挙動不審だといわれる、はなアンニャー(@hanadeso3)です。
本日はわたしの苦手とする距離感の話です。
与論島って、良くも悪くも、人との距離感が近いんですよね・・・
みんな友達、みんな親戚、エブリバディウエルカムオッケーみたいな。
まぁここが、与論島がリピーターさんが多い秘訣でもあり、移住したときの安心感でもあるんですがね。
距離感ってうまくとらないと、いろいろと大変なんです・・・
目次
与論島はなんでも距離感が近すぎる
心の距離も近いですけど、物理的な距離感も近いですね。
昔々、山口県の病院で働いていたとき、家から職場までが遠くて車で40分ちかくかかっていたので、朝はめっちゃ早かったのです。
仕事が始まるのが朝の8時。
しかも、駐車場が病院からえらい遠くて、線路をまたぐうえに、歩道橋も遠回り・・・・なんであんなところに駐車場を作ったんだろうかとずっと思ってました・・・歩くの遅くて、歩いて15分くらいかかって、着替えに5分。
だから、家を出るのはいつも7時前。たしか、6時40分くらいだったかな。今では信じられない。
雪が降ったら、道路が凍るのではさらにはやい出動でした。スタッドレスタイヤは必需品!
フロントガラスが凍って前が見えないからお湯かけないといけないし、バタバタだった冬の日がとてもなつかしい・・・
それなのに、今は、
仕事が始まる10分前に家を出発。
それでも、ギリギリ間に合う。ギリギリ。
さすがの与論島。どこまでいってもご近所感覚。車で20分もあれば、ウドノスから大金久まで端から端に行けてしまう。
まぁ、与論島一周まわっても24キロですからね。
雪も降らないから、タイヤを気にすることもないですし・・・
通勤時間という無駄な時間は、与論島にはほぼ存在しません。
子供にうかつに話しかけてはいけない!?じーさんの災難
島の場所と場所をつなぐ距離も近すぎる与論島ですが・・・・
人と人との距離感がまた近すぎるんです。
与論島は、とにかくひととひとの距離感が近い。それが、子供にも親にもすごい安心感を与えてくれます。
これは、家族だけでなく、旅人に対しても距離が近く、フレンドリーなので旅人はまた与論島に帰ってきたくなる。
それで、リピーターさんが多いんだと、経験者は思っています。
わたしも、10年前たぶんそうだったんじゃないかな~・・・
でも、この人同士の距離感の取り方が、与論島でも難しくなってきている!?と感じる事件が起こったんです。
何年か前に、息子が通う小学校で、怪しいおじさんに注意するようにとの指導がありました。
そのおじさんとは、帰り道に子供に『何年生?お菓子いらんかね?』と話しかけてまわる怪しいおじさんだとのこと。
出没場所、話しかけ方、その他の目撃情報から、あれ?その人知ってるかも・・・・と、思ってたら、案の定、うちのじーさん(だんなさんのとーちゃん)でした。
じーさんに関しましては、こんな事件も起こしているお騒がせぶりです・・・
台風中に絶対にやってはいけないこと~チャーミーで起きた許せない実話~
そのときは、笑い話だったんですが、よくよく考えてみると、じーさんは、自分の土地の手入れをしてて、たまたま通りかかった孫と同じ学校の子どもに、よかれと思ってちょっと声をかけただけ。
本人は、良かれと思ってやったことです。
多分小学生は、『知らないひとに話しかけられたらすぐ言いなさい』的なことを学校の先生に言われてたんだと思います。
いくら、島人全員顔見知りみたいな与論島でも、小学生にとってはただの変なおじさんだったという話です。
じつは、実家に警察まで来たとか・・・
そうかと思えば道で会ったひとにはちゃんと挨拶しなさいと言うし、どうしたらいいんでしょう?
子供から話しかけるのはよくて、大人からはだめってゆーのもなんかねぇ・・・
都会だったら、たしかに知らないひとに話しかけられたら怖いけど、与論島なのにな~。田舎なのにな~。けどな~。
はてさて、話しかけていいのか、話しかけたらいかんのか・・・。
大人のほうは知ってるのかもしれんけど、子どもは知らないひとのほうが多い。これも、しかたがない事実。
この一件があって、ちょっと悩みました。
迂闊に声かけられんなー。
けど、
もしも、まわりに知らないひとしかいないときに、ほんとに助けてもらいたいときはどうしたらいいんだろうか。そのために近所のおじさんおばさんがいるのに。
大人は積極的に、顔を子供にうっていくしかないですよ・・・
おかげで、しばらく、じーさんは小学校の行事に参加できなくなりました、トラウマで。
与論島は、みんな親戚?
与論島だから、みんな知り合いみたいなもんだから大丈夫!!みたいによく言われてますが、昔、都会であったPTA 会長の事件もあるしなぁ・・・知ってるひとが容疑者にもなるわけです。
与論島は変な事件はないけど、変なひとがいないわけじゃないですからね。いろんなひとが移住してきてて、何者かわからなくて怪しいひとも正直います。
確かに、ただ信じるわけにはいきません。
大人は、子供に話しかける前に、名を名乗るとか?
わしは、何年なん組の誰々のじーちゃんじゃ!みたいに。
日頃から、子供に関わっていくようにして、みんなが意味で顔見知りになれたら、もっと平和になるような気がします。
ひととひとの距離感って、むずかしい・・・・。
子供には、わたしの得意な人間観察術を伝授して、悪いやつの見分け方をマスターさせるしかないな
って思ってたら勝手に人見知りして、相手の観察してるから見込みがありそうです。
あと、与論島は島中みんな親戚だから。
なこともよく言われます。
みんなに広まるから下手なこと言えないともよく聞きます。たしかに、ウワサはすぐ広まる。
実際、ずっと遠くまでつながりを見ていけばみんな親戚のような気がします・・・こわいな。
島の人はほとんどみんな、O型だし。
けど、とあるおばあちゃんに病院で会うと、いつも言われることがあるんです。
「あんた、わたしの娘がなんちゃらだから、わたしの親戚になるから、わたしになんかあったらよろしくね」
たぶん、親戚には間違いないんでしょうが、すごい遠い親戚であるのも間違いない。なんなら他人でしかない。しかも、わたしは完全に血のつながりはない。
社交辞令なのか、本気なのか。
会うたびに言われて困惑してます。
・・・・なんかあったら、ってなんかってなに?
よろしくって、なにを?とりあえず、なにもないことを祈ってます。
距離感つかめなーい・・・